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        日台合同の八田與一技師・外代樹夫人の墓前祭

                                                   伊勢雅臣
■転送歓迎■ No.1136 ■ H18.05.22 ■ 8,373 部 ■■■■■■■

     5月8日、台南の烏山頭(うざんとう)ダムで、同ダムを築
    いて、100万人の農民を豊かにしたと称えられる八田與一技
    師と・外代樹夫人の墓前祭が開催された。

     日本人参加者70人近く、地元の行政関係者・住民約2百人
    というから、大変な規模だ。「徳は弧ならず」と言うが、八田
    技師の徳は、後世の人びとに感銘を与えているだけでなく、そ
    の徳を通じて、日本人と台湾人を結びつけている。

     ダムを残したのも偉大だが、こういう「徳」を歴史に残した
    ことも、偉大である。

    JOG(216) 八田與一〜戦前の台湾で東洋一のダムを作った男
     台湾南部の15万ヘクタールの土地を灌漑して、百万人の農
    民を豊かにした烏山頭ダムの建設者。 

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    北國新聞(2006年5月9日)、一部

    ダムの恩人の偉業たたえ 
    八田技師生誕120年、台湾で墓前祭 
    金沢の友好の会、住民ら参列 

    【台南8日宮下岳丈本社記者】台湾を訪問中の「八田技師夫妻
    を慕い台湾と友好の会」(金沢市)は八日、同市出身の八田與
    一技師が築いた台南市郊外の烏山頭(うざんとう)ダムで同技
    師と外代樹夫人の墓前祭に臨んだ。技師の生誕百二十年に当た
    る節目の年とあって、付近の住民や行政関係者ら約二百人が参
    列し、日本統治時代に台湾南部の荒野を緑の農地に変えた恩人
    の功績に思いをはせた。

     墓前祭に参加する「友好の会」の一行には、八田技師を慕う
    日本人参加者が次々と合流。七十人近くに達し、日本での八田
    技師夫妻への関心の高まりをうかがわせた。乾期に当たる五月
    上旬としては珍しく、小雨となり、日本からの一行は「八田技
    師の涙雨ではないか」と語り、台湾の住民は「作物が実るよう、
    八田先生が天から雨を降らせてくださった」と述べ、それぞれ
    故人をしのんだ。烏山頭ダムを管理する嘉南農田水利会の徐金
    錫会長をはじめ、地元の行政関係者、「友好の会」の一行が次
    々と焼香し、墓前に果物などの供物をささげた。

     墓前祭に先立ってダム付近のホテルで技師の生誕百二十年を
    記念する講演会が開かれ、地元の農業関係者や行政関係者らが
    「八田先生の精神を学びついでいこう」と呼び掛けた。席上、
    八田技師夫妻をテーマにした舞台劇「水のフォルモーサ・台湾
    八田與一の生涯」の脚本が完成したことが紹介されると、会場
    はひときわ大きな拍手に包まれた。講演会に参加した蘇煥智・
    台南県長(知事)は講演会後の取材に対し、「(舞台劇が)台
    南で公演することがあれば、協力を惜しまない」と述べ、舞台
    公演への期待をこめた。(以下略)

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