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               日本人と台湾人が共有する心情

                                                   伊勢雅臣
■転送歓迎■ No.1286 ■ H19.05.14 ■ 8,927 部 ■■■■■■■


     台湾に旅行したことのある日本人は、親近感を感じる事が多
    い。現地の人と接していると、とても外国とは思えないほどで
    ある。思いやりや親切など、どこか深いところで両国民が共有
    している心情があるからだろう。最近の新聞記事を読んで、改
    めてこの事を考えさせられた。

     その記事とは「台湾有情 廟に響く君が代」と題した産経新
    聞、平成19年5月11日の記事である[1]。

         台湾南部の台南の郊外に、終戦前年の空中戦で米軍機に
        撃墜された日本海軍の零戦パイロット、杉浦茂峰少尉を祭
        る廟がある。「鎮安堂 飛虎将軍廟」。杉浦少尉は、集落
        への墜落を避けようと機体を引き起こして、間一髪でその
        惨事を回避したものの、自身は機銃掃射を受けて戦死した。

         勇気ある行動に感動した地元の有志が、「少尉の霊を慰
        めよう」と、1971年に小さなほこらを建立。「商売は
        繁盛。宝くじも当たる」といった「霊験」も広まり、ほこ
        らは崇拝の対象となった。日の丸を掲げている廟内には、
        少尉の「神像」が遺族から贈られた遺影とともに祭られ、
        管理担当の曹芳さん(76)によれば、毎朝5時、村人が
        君が代を斉唱する。

     この廟には、年間千人を超す日本人もお参りしてるようだ。
    曹さんは、「杉浦少尉は命をかけ村を守った。今度はわれわれ
    が神となった少尉を守る」と語っている。

     自分たちを守って死んでいった人の恩を忘れず、神として祀
    る心情を、日台両国民は共有しているのである。日台の文化は
    深い根っこでつながっている、と思わざるを得ない。

     最近の考古学研究では、6300年前に中国の長江(揚子江)流
    域に巨大文明が誕生していた事が明らかになっている。この民
    は漢民族に追われて、一部は南下して中国の少数民族となり、
    別の一派は、船で台湾に逃れ、さらに北上して、日本にたどり
    着いたという仮説が唱えられている[a]。

     この仮説によれば、日台は少なくとも民族的ルーツの一部を
    共有しているのである。

■リンク■
a. JOG(304) 日本のルーツ? 長江文明
    漢民族の黄河文明より千年以上も前に栄えていた長江文明こ
   そ、日本人のルーツかも知れない。

■参考■
1. 産経新聞「【外信コラム】台湾有情 廟に響く君が代」
   H19.05.11、東京朝刊、6頁 

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