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                  国会開会式の聖なる一瞬

                                                   伊勢雅臣
■転送歓迎■ No.1115 ■ H18.04.03 ■ 8,303 部 ■■■■■■■

     本年1月30日付けの産経新聞読者投稿欄に掲載されていた
    「国会開会式で心引き締まる」と題した田村治子さん(主婦、
    61歳)の投書に、筆者も改めて「心引き締まる」思いがした。

     以下、全文、引用させていただく。

         20日の第164通常国会の開会式を傍聴させていただ
        きました。登壇一分前になると、天皇陛下をお迎えする心
        がひとつになって、ざわめいていた議場が静まり返りまし
        た。正面の重い扉が、ぎしりと音を立てて開き、天皇陛下
        が登壇されると、議場はきしむかのように圧縮された空気
        が漂いました。

         あの一瞬こそ、日本の形、伝統と文化、皇統への崇敬の
        表れではないでしょうか。身も心も引き締まって、澄んだ
        肉声の天皇陛下のお言葉を拝聴しました。このお言葉は陛
        下の祈りではなかと感じたとき、胸が張り裂けるようでし
        た。

         国会の重要な法案である、皇室典範の改正や教育基本法
        改正、憲法改正などに向けて、日本にとって大切な課題が
        山積しています。私の胸にも切なる祈りがわいてきました。

     どうも国会というと、偽メール事件やらの与野党の揚げ足取
    りレベルの政争の場、という形でしか、報道されていない。し
    かし、そこでの議論は、国家全体の行く末を決める重要性を持っ
    たものなのである。

     その議論の冒頭に、天皇陛下のひたすらに国民の安寧を祈る
    お言葉を拝聴して、議員一人一人が私心を離れて、国家のため
    に公論を尽くそうとする心構えを新たにする。

     この聖なる一瞬に、天皇が国家統合の象徴であることの意味
    が込められていると、改めて考えさせられた。おそらく、そう
    いう真摯な気持ちで国会に臨んでいる議員も少なくないだろう。

     とすると、問題なのは、陛下のお言葉の意味にも、それにお
    応えしようとする議員の存在にも気づかずに、偽メール問題な
    どに明け暮れるマスコミの知的・感性的レベルの低さ、という
    ことであろうか。

     感ずべき心を持った人が見れば、この聖なる一瞬の光景もよ
    く見えるのだろう。その事を、この投稿は教えてくれた。
   

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