1.「明るい表通りで Sunny Side of the Street」"Golden Age of Lionel Hampton"1937
ライオネル・ハンプトンのコンボの演奏です。ジョニー・ホッジスの美しい音色、絶妙の ジャズ・フィーリングを聴いて下さい。ハンプトンのヴィブラフォンとボーカルも聴けます。 Sunny Side というのは、表通りというより道の日の当たっている側のことらしいです。
2.「ヤードバード組曲 Yardbird Suite」"Parker on Dial"1946
3.「オー・プリバーブ Au Privave」"Swedish Schnapps"1951 Charlie Parker
チャーリー・パーカーの泉のように湧いてくる素晴らしいアドリブ・フレーズは彼以後の プレイヤーに大きな影響を与えました。ヤードバードまたはバードというのは彼のニックネームです。 彼も破滅型の天才の一人で、1955年に34歳の若さでこの世を去っています。 トランペットは若き日のマイルス・ディヴィスです。
4.「オー・プリバーブ Au Privave」
5.「捧ぐるは愛のみ I Can't Give You Anything But Love」"Sonny Stitt Sits in with The Oscar Peterson Trio"1959
アルトとテナーの名手、ソニー・スティットがオスカー・ピーターソンのトリオと共演したアルバムから 2曲聴きましょう。「オー・プリバーブ」はパーカーに、「捧ぐるは愛のみ」はルイ・アームストロングに 敬意を表して捧げられています。スティットはパーカーによく似たスタイルを持っていますが、彼自身は パーカーに似ていると言われるのを嫌ってパーカーが存命中はアルト・サックスを吹くのをやめていた といいます。
6.「ストレイトアウェイ Straightaway」
7. 「フーリン・マイセルフ Foolin' Myself」"the real Lee Konitz"1957
リー・コニッツはレスター・ヤングの影響を受けて独自のスタイルを作りあげた人で、 パーカー以後のアルト・サックス奏者はほとんどすべてパーカーの強い影響を受けた中、次に取り上げる ポール・デスモンドと共にパーカーの呪縛が比較的少ないプレーヤーの一人です。 「フーリン・マイセルフ」は以前にビリー・ホリディの歌をかけましたが、ここではピーター・インドの ベースとからみあって進む即興演奏が実にすばらしいでしょう?
8.「星に願いを When You Wish Upon A Star」
9. 「ハイ・ホー Heigh-Ho」"Dave Digs Disney"1957 Dave Brubeck Quartet
最後は、ポール・デスモンドを含むデイブ・ブルーベック・カルテットのディズニー映画の 挿入曲を集めたアルバムから2曲聴きます。「ピノキオ」から「星に願いを」、「白雪姫」から 「ハイ・ホー」。おなじみの曲を題材にまさにジャズそのものと言うべきアドリブ・ソロが聴けます。
(男子B)
「Au Privave」聴き比べるとやはりはじめの方がよかったです。
(男子C)
昔のジャズは一曲が短いのでおどろいた。マイルス・ディヴィスは自分も知っているのでよかった。
(女子D)
1.「モダン」という感じで、ゆっくりした曲調がサックスの音色とマッチしていてとてもよかった。
2.ベースの重々としたリズムにサックス、ピアノがうまく乗っていて気持ちよかった。
3.華やかな感じ。ダンスホールで演奏しているみたい。ピアノが踊っているようでおもしろかった。
4.3.と比べてテンポが速いだけで雰囲気が違ってくる部分とそうでない部分とがあっておもしろい。
5.私の好きなテンポ。サックスがリードしている感じだった。6.サックスが軽快な波に乗っているようで
楽しかった。7.ライブ録音のせいか「そこで演奏している」感じが出ていた。ゆっくりと周りにいる
人たちを包み込んでいるようなとてもいい感じだった。8.なんとなく難しい音楽なのにディズニー映画
にも合ってしまうというのがすごいなあ。9.快適なリズムでおもしろかった。短いのが残念。
(女子E) 今日聴いた演奏は、リズム感もあってジャズらしいジャズという感じでした。1940年代の曲は 短くて密度が濃いと説明して下さったのでいろんなところに注意して聴いていました。短いだけに ほんとにいい演奏だったと思います。