このライブレビューは『AHAHA』5号の「スイート・ライブ・レビュー」コーナーにおいて割愛させて頂いたレビューです。 本誌の誌面が限られているために、せっかく執筆したレビューですが全部掲載することができませんでした。 しかし下記のレビューは内容において掲載分より劣っている、ということでは決してなく、誌面のバランスの問題や、 締切後に寄せられたなどの問題から割愛したことを付け加えておきます。 また、編集前のものであるためにデータや文字において不統一であることをお断り致します。(太田) |
小林万里子ライヴ/唄わいでか! | ||
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久々の単独ライヴ。小林さん自身も相当タマっていたのか、たっぷり2時間半唄いっぱなし。 中島みゆきのように普遍的ではない、きわめて個人的な恨み節のオンパレード。 デビューからパージ、復帰後の現在に至るまでの小林さんの足跡が手に取るようにわかる充実のライヴ。 「朝起きたら」等のフォーライフ時代の曲、「桂文福の唄」等の演芸ネタに加え、多数の社会派ネタをプレイ。 ウーマンリブ運動に担ぎ上げられてからパージされるまでの過程を描いた唄、 観客を激怒させたこともあるというイジメの唄など。かなりアブナい某国国家の替え唄は必聴。 | ||
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浪花座2月上席/桂梅団治襲名披露落語会 | ||
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2/1から2/5までは、上席昼の部終了後、夜の開始前に、桂梅団治襲名落語会を挟む変則興行。 入れ替えは無し。通常興行に加え、落語会も鑑賞できる豪華な興行。 落語会の構成は、春彦、福団治による落語二席、春若、文福、いとこい、 春団治による襲名披露口上=いとこい漫才、トリはもちろん梅団治による「餅屋問答」。 口上は初めてという文福師は春団治一門の名を折り込んだ相撲甚句で締める型破りな口上。 昨秋、脳内出血のため入院し、1月2日に浪花座で舞台復帰されたいとしさんもほぼ完調。 ちなみに口上ゲストは日替りで、鶴瓶、たかし・ひろし、鶴光、敏江・玲児、小南陵、 照夫・光夫、ざこば、タンゴ・ひとみが出演。 | ||
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突天4号・1日目 | ||
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東京の突天に何回か通っているうちに病みつきになりつつあるのは、FUJIWARA・藤本の映画のコーナー。 いたって真剣な映画評論のコーナーなのですが、絶対に「マドンナのエビータ」と「101」は見に行こう! と決心してしまうくらい楽しいのです。「おいしいクレープを作ろう!」のコーナーでは、 メンバーのやることなすことがじれったくて(母性本能をくすぐられるとも言う)、 料理番組に出ているナイナイや千原兄弟の偉大さを感じるのでした。 | ||
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突天4号・2日目(昼の部) | ||
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天然劇場が近づくと「次は誰が主役をやるのか!?」とファンの間で話題が持ちきりになる。 この日は出来上がったばかりのポスターのお披露目があり、さらに想像は膨らみます。 木村、島川、チュパチャップスの大喜利コントでは、 3問目になると司会のバッファロー・木村が指を小指から3本立てるところなど円楽を思い起こさせ、 普段からの注意力の深さを感じます。 コンビネタはFUJIWARAで、藤本がフィットネスクラブに行くというものでした。 | ||
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赤坂お笑いDOJOバレンタインスペシャル(夜の部) | ||
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東京の若手のトップ6といってもいい出演者でのライブは、高いクオリティのネタのぶつかりあいでもあった。 単純な一言のようでコンビでのネタの作り込みの後をいつも感じさせる爆笑問題だが、 この日の出来は彼等より作り込みまくったフォーメーションが冴えるネプチューンが上回った。 すでに円熟に近い今のテンションは半年とは続かないだろうから、今のうちにネプチューンを見ろ!といっておきたい。 | ||
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SABIKI | ||
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新人コーナーではレッドゾーン(ネタ1分組)のサンバ・ルー、アドリブトリオが光る。 現状は新人が多すぎるのが弊害になるどころか彼等のように化けるかも知れない “わけのわからないもの”を産み出すパワーになっている。SABIKI自体が新人ライブではあるが、 その中でのレギュラー出演者が安定したライブを見せている今は見所が大であろう。 | ||
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渋谷系 HYPER WA CHA CHA LIVE | ||
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MCはジャリズム。ネタ間のトークで渡辺がコント並みのキャラクターを披露したり、 大喜利で山下が独創性のあるツッコミを連発したりと、実にジャリズムらしいMCだった。 また、ネタの方では、電車で席に座りたがっている親子のネタをやった美濃・長岡と、 親しみやすい「あるある」ネタをやったコッキーが印象に残った。コッキーは渋谷WCCL初登場。 | ||
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サテライトパンチライン | ||
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観客が30人足らずの中、熱演が見られた。 コントでなく「漫才」をがんばっているコンビの奮闘がみられ、はりけ〜んずが力を抜かないMCでがんばれば、 アンタッチャブルやとっかん小僧も努力の後を見せる。 やはり東京吉本以外のゲスト勢が良いのだが、沖縄出身のガレッジセールが3連破を成した。 なおこのライブは今回で最後とのこと。 | ||
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浅草演芸ホール・2月下席(昼の部) | ||
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Wモアモアが「たまごっち」をネタに使う漫才。これはWモアモアがすごいのか、たまごっちがすごいのか? いい意味で鶴光の軽さ、寿輔の品のなさ、鯉昇の情けなさ、 東京ボーイズのベタという素晴しい芸に触れられる個人的オールスターライブには満足したが、 会場の係員には失望。呼び込みはするが満員なのに席案内も誘導もしないという客扱いで、 東京の寄席はどこも素晴しいわけではないことを知る。 | ||
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