「国内オペラ公演集計」の基準と限界について

「公演数集計の基準」

・外来公演は含まない

日本独自のオペラ上演という観点から。

・演奏会形式は含まない

私の個人的な考えで、演奏会形式は「コンサート」であって「オペラの上演」ではないと思っているから。一方で舞台形式であれば、多少のカットやオーケストラ編成の省略でも「オペラの上演」だと思うので含めている。

・集計についての注意点

1回の公演で2作品、あるいは3作品上演された場合は地域別集計では1回になるが、作品別ではそれぞれの作品で1をカウントする。

同一作品を毎日のように上演する「こんにゃく座」等は、集計値を狂わすので(恣意的で悪いけど)除外。それなら新国立劇場も同じだが、こちらは1作品で10回を超すことはないので、参考値として内数を記した。

「公演数集計の限界」

平凡な会社員個人が集めた情報なので、その年に日本で上演された数の全てをつかみきれていない。特に地方都市や大学等での上演は把握しにくく、実態としてはもっと多く国内オペラが上演されているような気がする。

また、主催者などから直接得た情報でないものは、不十分な情報もあり、中には意に反して演奏会形式が混ざっていたりするかもしれない。

そういった、極めてプライベートな調査になっている。