ドラえもん最終回(お礼のドラえもん)

第1章 出来事

それは、子供達が心おどる正月の出来事だった。。。「のび太さぁ〜ん。羽子板で一緒に遊
びましょうよ。」
「うん。やろうやろう。」
しかし、運動音痴なのび太は、あっという間に真っ黒な墨だらけの顔になった。
「よ〜し。今度は負けないぞ。」
「え〜い。」

のび太が打ち上げた羽は、とんでもない方向へ飛んでいき、大きな木のてっぺんに引っか
かってしまった。
「ごめ〜ん。僕取ってくるよ。」
「あんな木に昇るとあぶないわ。あきらめましょうよ、のび太さん。」
「だいじょぶだよ。」
そういうと、少しは頼りになる所を見せたかったのか、のび太は大きな木をのぼり始めた。
「のび太さん、降りてきて〜。危なくてみてられないわ〜。。。」
上に昇れば昇るほど、足をかける枝は細くなる。その時である、 バキッ!!! 乾いた枝
が折れる音とともにのび太が落ちた。
「きゃ〜〜〜〜〜ぁぁぁぁぁぁぁ。」
ドスン!鈍い音がした。この木はどれぐらいの高さなのだろうか。何メートルあるかはわ
からないが、のび太としずかにはとても大きな木に見えた。

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