@ 今日のそのうち調べたい・パクられた?楳図かずお
例の松本零士のパクられたという主張は、その後 2ch 方面で『「ガンダムという名を最初に思いついたのは私だ!」松本零士センセ激怒!「スターウォーズもだ!」』などというかなりアレなスレを発生させた。元ネタはポリスジャパンの『日本が誇る巨匠松本零士を巡る噂話 1』という記事のようだが、信憑性についてはよくわからない。その後も、松本零士は著作権保護期間延長問題での発言が痛すぎて叩かれ、最後にはサイゾーで自らの盗作疑惑を指摘されるところまで発展したのである。『Copy & Copyright Diary』の『サイゾーの著作権の記事』によれば……、ありゃ、ううう、サイゾーが訂正記事を書いてるのか。なんだいそれ。本文中の松本零士の発言はどうなるんだ? 5,000万訴訟第二弾の予感か?
というのはまた前ふり。いつか調べようと思ってるけどなかなかできないでいるものの一つが、楳図かずおの『sabra』2006年013号でのこの発言。そーです、漫画家つながりです。うはは。
漫画にあるいいとこ取りをされるってことです。もう、すでにいっぱい使われちゃってるのご存じでしょ? ほら、あの『シックス・センス』にしたって、僕の『洗礼』そのままだし、『オーロラの彼方に』にしたってねーハッハッハ、ハリウッド映画を見てると、僕の作品のいい部分をばらばらに勝手に使用してる。
ハリウッドがネタに困ってるのも、日本のマンガが注目されてるというのも事実だろうし、シャマランがあちこちから剽窃してるのも確かだし、楳図かずおのマンガがネタの宝庫であることも確かなのだけど、わたし、『洗礼』をまったく記憶してない(読んでないのかも)ため、どの程度パクられたのか判断できない。ググっても『シックス・センス』のパクリ説はないようだ。『洗礼』自体の評価は高いので、どこかで入手して、見比べてみたい。
もう一つの『オーロラの彼方に』の方は、元ネタとして作品名が出ていないのだけど、たぶん『漂流教室』のことなんだろうなあ。ググったら、『オーロラの彼方に』に似た映画があったようだ。大林宣彦の『告別』という作品で、原作が『オーロラの彼方に』以前に書かれており、パクリではなかろうという話になってる。笑ったのは、さらに『告別』をパクった『不倫妻 ねっとり乱れる』というピンク映画が作られていたこと。こちらは完全にパクったことが明白なようだ。それだけ魅力的なモチーフなんだろう。タイムスリップものの遠い親戚みたいなもんだしなあ。去年の暮れにやっていた『終わりに見た街』というドラマでの電話の扱いとか、平山秀幸の『ターン』での電話の扱いなども、近い親戚といっていいかも。
てなわけで、『洗礼』を読んで確認するつもりでいるのだが、本屋に行くとそのことをすっかり忘れてしまうのであった。アマゾンでは手に入らないようだし。うがががが。
(*)注 続きが『今日の問題解決・楳図かずお問題』に。
|