発売日 | 1998年9月5日 |
表紙イラスト | こと |
編集 | コミックハウス |
発行 | メディアックス |
定価 | 360円(税込) |
雑誌コード | 03949-10 |
評価 | 作家名 | 作品タイトル | ページ数 | 備考 |
南条飛鳥 | Fake-II Rainy | 16 | 巻頭カラー(カラー4p)/連載(#1) | |
米倉けんご | 私立星之端学園 恋愛!?専科 | 24 | 連載(#7) | |
△ | 大輪田 泊 | 猫魔寺 | 20 | |
△ | かかし朝浩 | 彼女 −あのおんな− | 20 | 初登場/新連載 |
△ | 冴樹高雄 | 月風のエージェント | 20 | シリーズ |
△ | 昇龍亭圓楽 | 恋 同性理論 | 16 | |
こと | うさぎ月夜 | 4 | 巻中カラー(カラー4p) | |
△ | さいとうつかさ | ネコミミメイドロイド RINN | 20 | 連載(#2) |
△ | 影乃いりす | 業 | 16 | |
△ | 朔ユキ蔵 | TSUTTAKA 江口先生 | 16 | |
△ | 伊沢慎壱 | プロセルピナ | 16 | 連載(前編) |
△ | うさみ 優 | けんちゃんからのプレゼント | 16 | |
すがわらくにゆき | おれさま! ギ☆ライズ!! | 4 | 連載 |
評価は私(巫音月雪)個人の心的印象度を段階化したもので,作品固有の価値とは無関係です。 個々の詳細については下の寸評も参照のこと。 評価印は◎>○>▲>△>(無印)の順。 ちなみに,無印が「普通」,▲が「なかなかよい」・・・となっています。 |
暫定的総評
んー,今月は核となる作品がないので,評価はこんな感じになってしまいますね。 良くも悪くもインパクトのある作品がないと,全体で作品の魅力が減じられてしまうと思うのですが。
そんなわけで,頭から各作品について簡単に見ていきましょうか。
まず巻頭カラーの南条飛鳥先生。 今月はただやっちゃってるようにしか見えないのがなんとも。
米倉けんご先生のこのシリーズは基本的には好きなんだけど,今月は可もなく不可もなくというか・・・。 次回最終回だそうです。
大輪田泊先生のは出だしは怪奇調だけど,中身は何か違う・・・。 それはともかく,猫耳娘(呪われてる・・・んだよね)に迫られちゃうすばらしい(主観)シチュエーションなのに,なんだか盛り上がりに欠けるような。 もったいないです・・・。
かかし朝浩先生はたしかホットミルクで見たことがあったかな。 私の理解力不足なのか,なんだかよくわからなかったけど,ダークな雰囲気は全篇に漂ってますね。 今後の展開に期待。
冴樹高雄先生の作品が今月では一押しかな。 印も▲でも良いかなとは思ったけど,ざーっとページをめくった時,マイナスイメージを想起させるような表情が多いかなぁ・・・とか思ったので。 まぁこういう話も挿まないと,連載全体でアンバランスになるかもしれないし,やっぱり基本線はラヴラヴなのでこれでいいのかな。
それから昇龍亭圓楽先生の(レズネタ)ですが,うーん・・・。 主人公の心情はわかるけど,私個人としてはどこか納得のいかない理論も含んでるんですよね。 というか,前半にテーマ性を見てしまう私の読み方が,後半でなにもつかむことができなくてもがいてるだけなのか(書いてて気がついた)。 どうも現代社会ものは苦手だなぁ。 ところで,前回(8月号)のは連載じゃなかったんだろうか・・・。
巻中カラーは今月の表紙も描いてること先生。 こういうメルヘン/童話調の作品は基本的には好きなんだけど(絵柄もかわいらしいし),冒頭で書いた雑誌全体のインパクト不足で魅力が活きなかったか。 たしかに△でもいいのだけど,非エッチ作品だし,厳しめにしておきますか。
さいとうつかさ先生のは原稿が一部仕上がってないです。 そのせいもあるかもしれないけど,キャラの魅力に寄りかかりすぎ? とか思ってしまったのでした。 でも私,ベタベタでラヴラヴな作品にへーきで○とかつけるよなぁ・・・。 うーん,じっくり読んでみるとRINNの表情は豊かだけど,エッチの時の表情が何か足りないような。 いや,表情でなくて何かなんだけど(混乱)。
影乃いりす先生は,たしか初見。 双子もので悪くはないんだけど・・・罪悪感ばかりに訴えかけてるようで,なんだか重苦しく感じてしまうのがもうひとつかな,個人的には。 もうちょっと幸せそうなシーンを挿んだほうがメリハリはあると思うけど,読み切りでは苦しいよね・・・。
朔ユキ蔵先生のはぶっとんだ設定はいいんだけど,なぜか決め手不足か。
伊沢慎壱先生のは,ストーリー前編でよくわかんないところに同時進行をされて・・・。 ま,評価は次回以降に持ち越しですね。 今や数少ないファンタジーものだけに,私は期待を寄せてしまうのですが。
うさみ優先生のは・・・インパクト不足? でしょうか。 なにか物足りないのだけど・・・でも,読み慣れると好きになる可能性はあるんだよね,こういう場合。
最後にすがわらくにゆき先生。 日本人ってゾロ目好きですよね。 でも切符の番号って通し番号だったかな,・・・発券機番号のような気もしたけど(これだと大してありがたくない,と思う)。
うーん,しかし全員にコメントはこういう評価の時辛いですな・・・。 やはり無理してすべて書く必要ないかな。 次回からの検討課題にしよう。
さて,次号予告に秋葉凪樹先生の名前が。 いよいよリハビリ(??)から復活でしょうか。 それからカズマ・G−VERSION先生の名前もあがっております。
巫音 月雪
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