ライズ 99年6月号


基本情報

発売日 1999年5月6日
表紙イラスト こと
編集 コミックハウス
発行 メディアックス
定価 360円(税込)
雑誌コード 03949-06


掲載作品

評価 作家名 作品タイトル ページ数  備考
A B C
   亜木祭 最後の晩餐 18 巻頭カラー(カラー4p)
   南条飛鳥 Fake-II Rainy 16 連載(#4)
  冴樹高雄 雨やどり 20
   田浦こうじ お味はいかが▽ 20
    朔ユキ蔵 月夜にふたり 18
猫玄 最近刺激が少ないとお嘆きの貴女に。 20
  天津冴 魔女と忍とどちらがお好き? 20 巻中カラー(カラー4p)
   夕凪薫 eYe 16 連載(#3)
  EB110SS 大江戸suite OP:5 16
   かかし朝浩 彼女 −あのおんな− 20 連載
  萌木原文武 cultivate girl 16 第5回ライズ新人賞佳作
   すがわらくにゆき おれさま! ギ☆ライズ!! 4 連載

評価Aは心的印象度の指標で,良くも悪くも心動かされたかどうかを意味し,従来の評価印に準じます。
◎>○>▲>△>(無印)の順の5段階。
評価Bは単純に私の好みかどうかの指標で,キャラ,絵柄,ストーリー,雰囲気などを(この順に)考慮。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。
評価Cはエッチ度の指標だけど,多分に私の好みが介入します。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。−はエッチなしで評価対象外。
いずれの評価も巫音月雪の主観に基づくものであり,普遍的な価値観とは無縁です。


寸評

暫定的総評

 うーん,本当は先週末に公開できるはずだったけど。 いろいろあって遅れてしまいました。 最近こんなんばかりですね,すみません。
 さて,巻頭は亜木祭先生。 ガンブックの連載再開は立ち消えたんでしょうか(笑)。 今回のは,若い剣士が立ち寄った村は女性しかいなくて・・・てな話。 このオチはちょっと見えたかな。 私が見慣れてるだけかもしれないけど,この先生のはやっぱりこういうファンタジーものが良いかなぁ。
 南条飛鳥先生の連載は1月号以来ですか。 ずいぶん久しぶりになっちゃったなぁ。 今回は,ランバートとレイニイの子供の頃の話。 何かを狂わせた暗い過去,ってとこでしょうか。
 冴樹高雄先生のは,今回はいつもの連載じゃなくて読み切り。 雨の日,隣りの娘がずぶぬれになってやってきて,て話。 好きなお兄ちゃんのためにモーションかけてくるこの娘とラヴラヴエッチな話です。 でもちょっと幼いかな,この娘。
 田浦こうじ先生のは,受験生の男の子がお手伝いさんのオナニーの現場を見つけてしまって,という話。 まぁ,お手伝いさんというかハウスキーパーというか,見た目メイドさんです(笑)。 エッチなメイドさんは良いですが,けっきょくどういう娘なんだかよくわかんなかったかも。
 朔ユキ蔵先生のは,ご主人様に捨てられた性のドレイがご主人様の新しいドレイの姿を見て・・・てな話。 さすがこの先生は単なる嫉妬や快感だけでは終わりませんねえ。 舞台が田舎なのがより特異性を出してる感じでしょうか。
 猫玄先生のは,まぁタイトルのような女性が街でぶつかった娘は実は・・・て話。 こう,女性の征服欲に満たされてみたいとかお考えの男性諸氏にはおもしろいかも(笑)。 こういうのもひとつのカタチでしょうから,さらっと完結して見せるこの作品はなかなかですね。
 巻中は天津冴先生。 この前発売された単行本に3話載ってる流浪の魔女のサナリーが,同じく2話載ってる忍の綾のところにやって来た,て話。 ほとんど単行本の宣伝のような強力タッグですな。 さぁ,和美とサナリー,どちらがより悪魔ぶりを発揮するのでしょうか(笑)。 今回のマンガはトーン使ってないのが気になったり。
 夕凪薫先生の連載。 今回も新キャラが出てきて,まだストーリー作りの布石の最中でしょうか。 今回はちょっと進展が少ないので,感想もちょっと,て感じです。
 EB110SS先生のは,「時代劇ではありません ファンタジーです」とかわざわざ明記してありますね。 世界観が2月号のと同じで,話は別。 過去ある組織に妹を殺された男だが,今はその組織の中で・・・てな話。 過去への後悔と狂気の暴走,なんだろうけど,ちょーっとわかんない部分もありますねぇ。
 かかし朝浩先生の連載。 例の謎の女を追う刑事が登場。 こちらは布石を経ていよいよ本質へ,といったところでしょうか。 ところで「「暗いマンガは嫌い」等の読み手側意見を聞くとガックリ来ます。「楽しい」と「面白い」は別だと俺は思っていたんですが…。」という作者の言葉が載ってました。 う,「暗いマンガは嫌い」って,なんかいかにも私が言いそうなことだ(笑)。 うーん,このページをお読みの方に私の趣向を説明いたしますと,私,心が弱いので,心理的な負荷がかかるとしばらく立ち直れないことがあるんです。 そういうわけで,心理的に影響を受けそうな作品はわずかな部分に敏感に反応して巧妙に避けるような読み方を私はしたりするので,どうしてもお気楽で楽しい方へ流れてしまいます。 みなさんは,自分の好みに応じて読みましょうね。
 萌木原文武先生のは,第5回ライズ新人賞の佳作受賞作。 ショップで特別に売ってもらった次世代育てゲーは,普通の女の子にしか見えないようなものだった,て話。 育成ゲームの本質と恋愛の過程を微妙にとらえた良作ですね。 個人的には,先月載ってた入選作より好きですね,こういうの。
 すがわらくにゆき先生の連載。 うん,オタクだったらお金をばーんと使って・・・ですね。
 ・・・ふう,なんか今月はコメントに力入らなかったなぁ。 疲れてるのかな,やっぱり(笑)。 来月は草原空貴先生が巻頭カラーで登場のようです。

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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp

99.5.6
公開:99.5.19