零式 Vol.5


基本情報

発売日 1998年8月上旬
表紙イラスト 中村博文
カラーピンナップ 米村孝一郎
発行 リイド社
定価 350円(税込)
雑誌コード 01472-9
備考 アクトレス9月号増刊


掲載作品

評価  作家名  作品タイトル ページ数  備考
すえひろがり CIRCLE  21 巻頭カラー(カラー3p)/連載(#5)
大暮維人 one self  18 初登場
南条飛鳥 日はまた昇る  18 初登場
目黒三吉 ミラクル宇宙パワー  18
たいらはじめ CHANGE!  20 連載(#5)
御形屋はるか 天より花の降るごとく  18
片松天籟 IRRESOLUTION R&S   4 巻中カラー(カラー4p)
鬼魔あづさ そらとうみとのらねこ  18 連載(#2)
きお誠児 LEATHERMAN  16 連載(#5)
Maruto! 3 −THREE−  18 初登場
湯河原あたみ 自爆超人ビザールマン  20 連載(#2)
二階堂みつき BABY IT'S YOU  18
結城心一 ももえサイズ   8 連載

評価は個人的なものなので,盲信しないように。
下の寸評も参照のこと。
評価印は◎>○>▲>△の順。



寸評

暫定的総評

 相変わらず良い雑誌ですねぇ。 とはいえ,それなりに不満もあるのですが。 そろそろ作家陣を固めて,月刊化を目指せないものかと思ってしまいます。 なーんかつまみ食い的で,これでは雑誌の未来に疑問を持ってしまうんですけどね。
 さてさて,作品のほうは全体にレベル高く,印をつけるのに悩んでしまいました。
 それで,まずは大暮維人先生ですか。 正直この先生の美少女漫画はもう読めないかと思ってたんで。 出来のほうは,さすがといった感じです。 見せ方が上手いですね,それと独特のホラー色。 一度読んだだけでは作品全体の把握ができなかったですが,その点,読み返しに耐えうる作品ですね。
 続いて南条飛鳥先生の作品。 これは迷ったけど◎としました。 この先生の描く女の子は,エッチな表情が良いですねぇ。 お話のほうは最後3ページが印象的,それにとても前向き,なんかやられてしまいましたね。 陽子ちゃん輝いてます。
 その次は御形屋はるか先生のですかね。 これも◎にしようか悩んだけど,エッチ度で一段落ちるかなと思ったのでこのあたり。 ただ,この「やわらかい(?)」作風,んーと,童話調というか絵本調ではここが限界かもしれませんが。 私はこういうのもほのぼのしてて好きですけど,とっても(じゃあどういう基準で印つけてるんだという話になってしまうが)。
 残りは前から順に。
 すえひろがり先生はいつもどおり。 最終的にはどうまとまるんでしょ,この連載。 実は終わらないとか・・・。
 目黒三吉先生は相変わらず作風不詳。 うーん,前号よりは良かった,と個人的には思うが。
 たいらはじめ先生もいつもどおり。 ストーリーはちょっと進展かな,最終ページだけで(笑)。
 鬼魔あづさ先生は初見。 世界観はなんだか素敵だけど,前面のストーリーがもうひとつかなぁ。 ただ,私がこの先生の作品見なれてれば評価▲だったりするんだろうな(慣れの問題ですな)。
 きお誠児先生も,いつもどおり。 今回は(も?)ストーリーに進展がないようだが・・・。
 Maruto!先生も,なんだか「らしい」作風(もはや説明放棄?)。 大暮維人先生と一緒に見てしまうと,ちょっと損してみえちゃうなぁ。
 湯河原あたみ先生のは,前回も今回もよくわかんなかったなぁ。
 二階堂みつき先生も,こんな感じかなぁ。 この先生が描く女の子はかわいいよねぇ,性格も(?)。 もうちょっとキャラが活きると良いんだけど,ストーリー的にはこんなもんか。
 結城心一先生も,いつものノリ。 やはり美少女漫画雑誌にはこういう作品(ギャグとか)がないとね。 しかし,零式が続く限りどんどん長くなるのかなぁ,タイトル(ももえサイズの前にくっついてるやつ)。
 というわけで今回は(初めて)全作品をコメントしてみたけど,やはりやってみるまでもなかったか。 相変わらずとか,いつもどおりとか・・・。 ストーリー紹介するようにしたほうが,建設的かなぁ。 一応,現在は読んだ人を対象に感想書いてるつもりなんですけど。

零式 :バックナンバーindex

ホーム(うら)に戻る

巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp