零式 Vol.7


基本情報

発売日 1998年12月9日?
表紙イラスト 中村博文
カラーピンナップ 米村孝一郎
発行 リイド社
定価 350円(税込)
雑誌コード 01472-1
備考 アクトレス1月号増刊


掲載作品

評価 作家名 作品タイトル ページ数  備考
A B C
   鬼魔あづさ あのこ 18 巻頭カラー(カラー4p)/新連載?
    たいらはじめ CHANGE! 22 連載(#7)
   すえひろがり CIRCLE 20 連載(#7)
   電波P子 Blue Christmas 18
御形屋はるか おかしなふたり 18
    目黒三吉 消えた22号 18
   佐藤村雨英太郎 ふたたび紅いヴェロチカ 4 巻中カラー(カラー4p)/初登場
    龍炎狼牙 SWiTCH 18
    緒方賢美 バイスホーン 16 初登場
  二階堂みつき TAKE A HAPPY 20
  湯河原あたみ 自爆超人ビザールマン 18 連載(#4)
   結城心一 ももえサイズ 7 + 1 連載
   きお誠児 LEATHERMAN 16 連載(#7)

評価Aは心的印象度の指標で,良くも悪くも心動かされたかどうかを意味し,従来の評価印に準じます。
◎>○>▲>△>(無印)の順の5段階。
評価Bは単純に私の好みかどうかの指標で,キャラ,絵柄,ストーリー,雰囲気などを(この順に)考慮。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。
評価Cはエッチ度の指標だけど,多分に私の好みが介入します。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。−はエッチなしで評価対象外。
いずれの評価も巫音月雪の主観に基づくものであり,普遍的な価値観とは無縁です。



寸評

暫定的総評

 巫音月雪がウイニングポスト4に没入してしまったため,公開が遅れました。 もし待ってた人とかいたら非常に申し訳ないところですが,私はこういう人間ですので,気長にお付き合いくださいませ。
 さて,今月の巻頭カラーは鬼魔あづさ先生。 うーん,事情はよくわかんないけど,近親もの。 この先生のマンガって,コマが大きくて進行がなだらかに見えるので,私から見るとソフトにすぎる感がややあり。 慣れれば,非常にやわらかいムード感が良さに見えてくるのだろうけど。
 たいらはじめ先生の連載は,ようやく背後の怪しい人たちが見えて来ましたね。 単行本1冊分あたりを目処に,話をまとめてくるかな?
 対して,すえひろがり先生の連載はどう進行するのでしょう。 なんとなーく伏線らしきものが見え隠れはしてるけど。 この先生の「関係」を重視したSMの描き方は,あいかわらずうまいと思うです。 その分,表現としてはやはりソフトにすぎるところに落ち着いてしまうところが苦しいけど,これはこれで良いのではないでしょうか,と。
 電波P子先生のは,裏切ることで愛を確かめる話,ですかね。 アキオが最後だけ秋雄と漢字で書かれてるのがミソでしょうか。 この後どうなったか,は人それぞれ,いろいろ想像してしまうところでしょうが。
 御形屋はるか先生を見るのはひさしぶりだなぁ。 零式と絶対満足で時々描いてるくらいのようなので・・・。 うーん,話のあらすじは非常に説明しにくいけど,まぁ,簡単にしてしまえばセックスとジェンダーが逆転しかけてる(この説明でわかります? 今,辞書見てみたら,どちらも「性」で説明されてたけど・・・)二人といったところですか。 最後の4ページで,さらに素敵なお話にもっていけるあたりの手腕がさすがと思うのですが,どうでしょう。
 目黒三吉先生のマンガを実験系とかいうと,用法が違うとかつっこみがやって来かねませんが,まぁ,今月もそういうのです。 ある種,零式らしいと思う昨今。
 佐藤村雨英太郎先生は初見。 これも零式の巻中らしい作品に見えます・・・。
 龍炎狼牙先生をパピポの例の連載以外で見るのは,たぶん初めて。 レズの妹が女王様になって,女装趣味の兄をいぢめるお話。 まぁ,好きな人向け(笑)かな。
 緒方賢美先生は初見。 ちょっと古い目というか,昨今の美少女漫画では少数派の絵柄。 単にストーリーが助長してるだけかもしれないけど。
 二階堂みつき先生,今回の女の子は(も?)見てくれはかわいいなぁ・・・。 今回はどのコマもすぐれた出来だ(笑)。 それに,占い師てのがなんだかステキ。 後は女の子の中身(ハート)にとどめをさされるのみ,といった状況です・・・。 この先生のマンガのおおざっぱな傾向として,(実際には)それはそれでかわいい,といった感じの子が多いけど,そろそろ一撃必殺(反則も可)を出してほしいなー,と。 さらに欲を言うと,エッチ度ももう少しほしいなー,とか。 で,次回からは連載スタートらしいです。
 湯河原あたみ先生の連載,もはや主役をないがしろにして楽しむマンガと化してます。 それはそれで楽しいので,個人的には可。
 結城心一先生はいつもの連載と,零式1周年記念マンガと称して「出張由美ちゃん」(1ページ)がついてます。 今回はこっちのおまけ(?)のほうがおもしろかったかも。
 最後にきお誠児先生の連載,今回は2話ものの後編。 あらすじ読んで,前回の話ってそういうのだったの? とか思ってしまった私・・・。 それはともかく,シスターが少しずつ服を「着ていく」のになんとなく興奮を感じてしまった自分が悲しい(笑)。 でも普段見ることの無い描写だと思うです。
 というわけで,今月は無事に(?)終了。 さて,次回は氷室芹夏先生,それに,新貝田鉄也郎先生が登場予定のようです。

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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp

98.12.17