零式 Vol.8


基本情報

発売日 1999年2月10日
表紙イラスト 中村博文
カラーピンナップ 米村孝一郎
発行 リイド社
定価 350円(税込)
雑誌コード 01472-3
備考 アクトレス3月号増刊


掲載作品

評価 作家名 作品タイトル ページ数  備考
A B C
    氷室芹夏 せつない瞳 23 巻頭カラー(カラー3p)/初登場
   すえひろがり CIRCLE 20 連載(#8)
夕雅紅葉 電動玩具店 18 初登場
   きお誠児 LEATHERMAN 18 連載(#8)
    あんくるさむ HAIR CUT 18 初登場
    湯河原あたみ 自爆超人ビザールマン 18 連載(#5)
  二階堂みつき お気に召すまま 22 シリーズ(#2)
   鬼魔あづさ あのこ 18 連載(#2)
    たいらはじめ CHANGE 20 連載(#8)
    舞登志郎 かぜひいた 18
   拔山蓋世 森のおとない 18
   結城心一 ももえサイズ 8 連載

評価Aは心的印象度の指標で,良くも悪くも心動かされたかどうかを意味し,従来の評価印に準じます。
◎>○>▲>△>(無印)の順の5段階。
評価Bは単純に私の好みかどうかの指標で,キャラ,絵柄,ストーリー,雰囲気などを(この順に)考慮。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。
評価Cはエッチ度の指標だけど,多分に私の好みが介入します。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。−はエッチなしで評価対象外。
いずれの評価も巫音月雪の主観に基づくものであり,普遍的な価値観とは無縁です。


寸評

暫定的総評

 零式って,美少女誌と青年誌の中間みたいな感じ・・・とか感想書くと,この分類意識に対する突っ込みがありそう・・・。 いつものことながら,こういうのは,相手(この場合私)の意向を察して解釈してくださいませ。
 あ,今回の印は全体に他誌よりきびしめについてるみたいです(みたいって・・・)。
 巻頭は氷室芹夏先生。 マンガ見るのはたしか初めて。 ある男女の冷たい(?)関係。 描写も話もあっさり(??)した感じ。 うーん,なんかこういうのは,某作もそうだけど,「認めたくない」と私なんかは思ったり。 とはいえ,この絵柄の有効利用は私にゃ思いつかない(笑)。
 すえひろがり先生の連載。 だんだん学校全体が妖しい雰囲気に。 生徒も先生も・・・て,関与してない人間はどのくらいなんだろ。 ふつう気づくよ(笑)。 次号予告に「いよいよ佳境」とあるので,なにかしらの結末をやはり迎えるんでしょうか。
 夕雅紅葉先生は初見かな,あ,快楽天で見たかも。 どのみち覚えてない(笑)。 親からアダルトショップの留守を任された女子高生。 ただ,この大人のおもちゃが「おもちゃの国」で造られてて・・・という,よくわかんないメルヘン。 でも,不思議にほわほわと良い話。 こういう話が成立できてしまうのが美少女漫画の謎。 ともかく,この号ではこれが一番印象的ですね。
 きお誠児先生の連載。 冒頭の占い師さんはステキなんだけど,今回のメインは,ちょっとこども?  ませてる娘も素直になればかわいいものです。
 あんくるさむ先生は初見。 2年前に別れたお隣りのお姉さんと突然の再会,というレズもの。 何か二人とも過去の方がかわいかったような・・・。 出会い以外は自然な展開だけど,なんか,もうひとつほしかったかも。
 湯河原あたみ先生の連載。 例の姉弟の(義理の)母親登場。 出番があるのはこの3人だけ。 もはやどういうマンガなんだか(笑)。 まぁ,それはそれで面白ければよし。
 巻中カラーで二階堂みつき先生の連載,意表をついて(?)先月の続編。 カラー部分の生い立ち(?)はおいといて,会社にかっこいいエリート社員がやってきて・・・という話。 どうやらこのへんが連載の軸らしいです。 今月のはけっこうエッチな感じもしてなかなか。 ともかく,これだけかわいい娘が描けるんだから。 そういえば,この先生のホームページがあるのをこの前ようやく知ってしまいました。 なぜ,気づかなかったんだろう・・・。 というか,私の巡回先ではほとんどノーマークだったのでした。
 鬼魔あづさ先生の連載,明示してないけど後編に相当するかと。 抱きしめて,全部自分のものだ・・・って感じ,匂いへのこだわりとか全編に感じられて,なんか妖しい。 兄妹(義理だったっけ)だから充分あやしいのだけど。 今回も全体にしっとりとした感じ。
 たいらはじめ先生の連載,こちらも全体像が見え始めてきましたね。 しかし,思ったほど,深刻な背景はないのね(笑)。 ということは,どう落とすのかな,これ。
 舞登志郎先生,定番の(?)妹もの。 この娘は可愛いが,兄の行動は(いつものこととはいえ)鬼畜だなぁ。 というわけで,相変わらずです。
 拔山蓋世先生,今回は「おとない」?  辞書に載ってないなぁ。 英題がTHE FORESTSCENEとなってるので,そういう意味なんでしょう。 これもなかなか印象的な作品。 森とかの描写,こだわってますねー。 そういえば,トーン使ってないのかな,この先生は。
 おしまいはいつもの結城心一先生。 前回のカマにはずいぶん応募があったようで。 そりゃ,以前のと比べると,ただ欲しいといえばOKだもんね,今回は。 しかし最終ページでは思わぬ展開。 それはともかく,この「おまけコーナー」がいいなぁ。 けっこう笑えたです。
 といったあたりで一通り終了。 次回こそ,新貝田鉄也郎先生が登場,らしいです。

零式 :バックナンバーindex

ホーム(うら)に戻る

巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp

99.2.11
公開:99.2.16