新潟は3年ぶりというソウルセットですが、私は去年のフジロックで観ていたので1年ぶりのステージです。フジロックでの演奏はやたらと盛り下がってまして(笑)、客席からの反応がほとんどない(客が少ないわけではなかったのですが・・・)という寂しい状態でした。あの炎天下の野外というのは彼らのイメージには合わなかったのだと思いますが、1年前の不安な印象を持ったまま観に行きました。
JUNK
BOXはまあまあの入りといったところ。とりあえず人気が低下したわけではなさそうです。
と、後ろのPA席を見てみると・・・なんと宮崎泉(Dub Master
X)が! ライブハウス・ツアーでもミックスに来てくれるとは驚きました。そして、今回もCOOL
SPOONのベースがサポート。
ライブは“Jive My
Revolver”からスタート。イントロのサンプル・ループが鳴り、リズムが入ってきた瞬間・・・ブッたまげました。スゴい音圧。分厚いEベースと、ローからハイまでバランスの良いリズムで、とてもあのJUNK
BOXのPAの音とは思えない強烈なサウンド。PAスピーカーを見事に鳴らし切ってる感じ。さすがはDub
Master X、素晴らしいミックス技術でした。
そんな素晴らしいサウンドに支えられ、ライブも盛り上がりました。まさかソウルセットのライブで客がタテノリでジャンプするはめになるとはビックリ。ソウルセットの場合、ビッケのラップ・スタイルもあり、割と詩的なイメージがあるのですが、今回はライブ的なカタルシスも感じられるいい演奏でした。もっとも半分以上はミキサーとベースのおかげだと思いますが(笑)。
考えてみると、1年前のフジロックもDub Master
Xのミックスで、同じベースのサポートも入っていたのですよね。あの盛り上がりの差は一体何なのだろう?
しかし、客席から「ビッケ!」とか「俊美さーん!」という声は上がるのに、川辺ヒロシには全く声がかからないのは何故だ!?
ソウルセットに限らず、ヒップホップ系全般に言えることですが、彼らのライブのバックトラックってどうやって出しているのだろう?
元ネタのレコードをその場でミックス、というには無理だと思うけど、曲のスタートは川辺ヒロシのターンテーブルでコントロールしているに見える。ということは、バックトラックをアナログにプレスして使っているのだろうか? でもそれじゃDJとしての腕の見せ所がないよなぁ。誰か教えてくれ〜。