電話03-3353-2223 住所:東京都新宿区原町2-6-7
昼:12:00〜14:00、夜:18:00〜21:30(ラストオーダー) 水曜・第3火曜定休
都営大江戸線、牛込柳町下車。西口を出てすぐ前の小道を横断、大久保通りへ。左折して数メートル行った左手。
2005年6月11日
この回の個別点数評価は<7、3.5、5=15.5点>
びっくりするほど安いのに本物フランス料理を食べられる店
食べたもの
前菜◎帆立貝のムース 野菜のマリネ添え
肉料理◎羊のライスボール仕立て
デザート◎チーズのムース、キウィフルーツのシャーベット、はちみつのアイス
飲んだものはこちら。
夜のコースは2種類。
3900円(アミューズ、前菜、魚料理または肉料理、デザート、お茶)
5250円(アミューズ、前菜、魚料理または肉料理、デザート、お茶)
以上の料金は税込み。そしてサーヴィス料はとらない。
ワインリストは控えめなものだが内容は十分充実している。主価格帯は5000円から8000円。
安くおいしいハウスワインは白、赤ともにボトル3600円。グラスだと650円。
他はゴッセのシャンパーニュが6500円、02年産ブルゴーニュ赤(Marechal)が5040円。ローヌではシャトーヌフ・デュ・パプが4種類。
前菜の帆立のムースのおいしいことはいうまでもなく、きゅうり、にんじん、トマト、大根を同じような形の球体に揃えたつけ合わせの野菜のマリネは見た目でも楽しめる。
メインの羊はご飯にくるみをいれたライスボールの皮が香ばしく、それだけで食べてよし、羊と共に食べてよし。質・量ともに犠牲にすることなくコストをかけない料理を考案するシェフのポリシーはとても嬉しい。
デザートも同じポリシーの線上にあり、そのものとしておいしいし楽しめるし、安い!
楽しめるのは料理だけではない。お店で焼いているライ麦を使ったパンは軽めながら本格派だし、食後のお茶にも手抜きはない。
サーヴィスはマダムが一人で担当しているが、14席ほぼ全部が埋まっていたのにバタバタしたところはなくとてもスムーズ。料理やワインの説明も過不足なくプロのものであった。予約の電話の時から退店までとても気持ちよくすごせたのは彼女の存在なくしては考えられない。
学生さん風の4人のグループ、初老の男性一人客、女性二人組みなど、土曜の昼だからか客層は様々。若いうちにこの店を知った人は幸せだと思う。
ぜひディナーに再訪したいし、自然とチップをおきたくなる店。
料理の写真は こちら