NOTEラ ダーマ(バルセロナ/スペイン)

電話93−202−0686、ファックス93−200−7299

住所:Diagonal,423, 08036 Barcelona


1999年1月2日

はじめていくミシュラン星つきレストラン。

前日予約に行った時、「子どももいるのですが」といったら「ノープロブレム」とのとても気持ちの良い返事。

室内は華やかで、フェミナンな雰囲気。日本の「クイーン アリス」に似ている。

期待に胸ふくらませて食べ始めたけれど・・・

ムニュ・デギュスタシオンが2種類あり、大人二人は高い方、上の娘1人が安い方、下の娘はサラダ、メイン、デザートをアラカルトで頼む。

 

◎アミューズ
コロッケ、生ハムでマリネいかをくるんだもの、それにオリーブの実。

全然凝ったところのない、普通の一口サイズのクリームコロッケ。少しラム肉の香りがする。まさに「待っててください」用。

スープ1
ミネストローネスープ。時間をかけて煮込んでつくったのがよくわかるが、まぁ普通。

スープ2
えびのポタージュにきのこが添えられている。これはえびの味が濃厚にでていておいしい。でもこれもレシピ通りにやれば誰でもこういう味になるのでは。

前菜1
帆立貝柱を中心に、チコリやサニーレタス、トリュフ、ミルティーユが飾ってあるサラダ。オリーブオイルをベースにした酸味のあるヴィネグレットソースをハーブ&帆立にあわせてあるところがスペインらしい。

前菜2
うにの生クリームグラタン。うにの殻をお皿使ったもの三つ。表面のうにクリームをすくって奥にあるグラタンとあわせて食べると、まぁいける。グラタンというか、濃厚なスープというべきか。

メイン(魚)
鯉のソテにブラウンソースやナッツのソースをあわせたもの。いかやきのこ、にんじんがおつまみ的に添えてある。鯉がちょっと淡水魚くさかった。

メイン(肉)
鹿のロースト。肉のまわりに洋ナシ、プルーンの赤ワイン煮や、りんごのピューレが添えてあり、果物と鹿肉の相性を味わうようにできている。色とりどりできれい。

デザート
ワゴンのケーキ。ガトーオペラや、栗のケーキなどいわば定番もの。

メモ

  • 前菜は1700円−2500円、メインは2000円−4500円、デザートは1000円、チーズは1100円。
    ムニュ・デギュスタシオンは2種あり、@スープ、前菜2種、肉、ソルベ、、魚、デザートで7300円プラス税、A前菜2種、肉、ソルベ、魚、デザートで5600円。
  • 料理はファミレス+α。飾り付けはきれいだが、中級品の材料をありきたりのレシピで料理。下の娘が食べたラヴィオリは、冷凍食品かと思った。
  • サーヴィスはカジュアル。それにあわせるかのように、お客さんの中には、食事のはじめからおわりまでずっとポケットゲームで遊んでいる子どもを全く注意しない家族連れなんかもいた。
  • ワインは1500円−5000円が中心。
  • 食器やカトラリー、ワイングラス、すべてやぼったい。
  • ミシュランがどうして一つ星をつけるのか不思議。日本のフレンチが頑張っているのをかえって印象付けられた。

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