電話086-255-7772 住所:岡山市北区絵図町9−40
ランチ12:00〜15:00 (13:30 L.O.)、ディナー18:00〜23:00 (22:00 L.O.)
定休:水曜と第2火曜日
岡山駅西口から運動公園方面へ徒歩12分。
2015年3月
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この回の点数による評価は<7、4、5=16点>
小野淳一シェフになってから初のディナー。
食べたもの
アミューズ◎パンバーニャとグリーンピースのスープ
前菜◎鰆のコンフィ、アスパラとたらの芽のフリット
スープ◎オニオングラタンスープ
魚介料理1◎甘鯛のポワレ スープ ドゥ ポワッソン
魚介料理2◎ホタテのポワレとアスパラ 里芋とコンテのソース
肉料理1◎仔羊鞍下肉のロティ
肉料理2◎牛フィレのポワレ ペリグーソース
チーズ◎エポワス、モンドール、シェーヴル
デザート1◎クレームダンジュ トマトとオレンジのジュ 小松菜とリンゴの泡
デザート2◎イチゴのミルフイユとピスタチオのアイス
小菓子◎パッションフルーツのマカロン、グロゼイユのパート・ドゥ・フリュイ、ガレットブルトンヌ
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ディナーはお任せ約10皿のデギュスタシオンコース1種類。6500円+税
詳しくはお店のHPを参照。
シェフはラ・チュルビー(南フランス)のレストラン「オステルリー ジェローム」での研修を終え、2015年1月よりレオーニのシェフとなる。いままでここはイタリア帰りの長島シェフを擁する、地方都市らしくリーズナブルな値段設定で質の高い料理をだす店として知られてきた。
小野シェフはその前の新屋シェフ時代にスーシェフをつとめ、東京の「ローブリュー」、南フランスの「オステルリー ジェローム」を経てシェフとして凱旋帰国。日本のフランス料理店として有数の、ミシュランを狙えるレストランにグレードアップさせた。
料理はクラシックを基礎として、南フランスの地方料理の利点と最新のフランスの香りを融合させた、軽やかで懐かしさを感じさせるもの。
特に魚介料理が優れており、鰆、甘鯛、ホタテを使って三者三様にさばき、季節を感じさせる副菜と合わせた完成させる技はお見事。
肉料理は羊と牛フィレというともに重量級の素材を用いての基本に忠実な古典料理だったが、ヴォリュームはしっかりありながら重くなり過ぎない仕上げにしていたのが21世紀らしい。
デザートは泡や野菜を使った最近流行のタイプと、苺のミルフイユというクラシックなものの二品。独創性はともかく、細かいところまできちんとした仕事をしており、コースを見事にしめていた。さらに小菓子がつくという豪華版で、食の贅沢さを十二分に味わわせてもらった。
サーヴィスの柱は渡邊さんだが、「名店に名メートルあり」というほど存在の高まりが感じられる。料理の質の高さはもちろんシェフのおかげだが、その方向は渡邊さんがかなりリードしているのかもしれない。
皿数を減らした特別メニュ(2015年5月)はこちら
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