電話 075-231-0709 住所:京都市中京区富小路二条下ル俵屋町186
地下鉄京都市役所前下車 御池中学の角を右折し少し歩いた左手
昼:12:00〜13:30(L.O.)、夜:18:00〜20:00(L.O.)
定休日:第三火曜、水曜、木曜ランチ
2012年10月
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京都の日本家屋でいただく中華の技法を身につけたシェフによるフランス料理
食べたもの
アミューズ1◎ヘーゼルナッツ
アミューズ2◎鶉のムースと和栗のチップス シャンピニョン・ド・パリのエスプーマ
前菜1◎ナチュラルなフォアグラ イチジクのコンポートと菊の花
前菜2◎すっぽんを二種の調理で
魚料理◎お魚をたっぷりのお野菜と共に
肉料理◎豚肩ロースをじっくりと焼き上げました
デザート1◎洋ナシのソルベ
デザート2◎四層のヴェリーヌ
デザート3◎幸水のティラミス
小菓子
税サ込みだとランチで8000円を超える設定なので3つ星レヴェルの内容を期待させるが、残念ながら少なくとも現段階では値段のほとんどは場所代という感じであった。
メニュー構成や料理のタイプ、外見はHajimeに似ているが、中味は別物。中華や和食の材料をとりいれているが(黒酢や水菜)、成功しているとは思えない。新しい味をだそうと食材の組合せを試行錯誤しているのだろうけれど、でてくるものはマリリン・モンローの頭とアインシュタインの顔を組合わせた料理になってしまっている。すっぽん料理の揚げ物は、ブーダンと春巻きの長所の組合せとなっていたので、今後に期待したい。
ミシュラン関西2013でめでたく1つ星を獲得。料理の評価はともかく、快適度を3つカトラリー赤という高評価にしたことで、審査員が表面的な評価をしていることが図らずも暴露されてしまった。築100年越える日本家屋という舞台設定には確かに圧倒される。しかしサーヴィスはどうか。スタッフはカトラリーセッティングの際にわざわざ手袋をするという”演出”をしているが、それを床に落としてもひろってそのまま使用。また、トイレの使用済みタオルは散乱している。一流店に連れて行き、レストランでのサーヴィスとはどのようなものかスタッフに見せることが最低限必要だ。