電話078-221-0211 住所:神戸市中央区山本通2-2-13シルクハイツII B1F
昼:11:30〜14:00、夜:17:30〜21:30(ラストオーダー) 年中無休
最寄りの駅は三ノ宮。駅より北野方面へ。北野坂をあがり、西村珈琲店を越えた次の角を左折。2分くらい歩き、左手にある「シルクハイツ」の地下。三宮駅から徒歩12分。
タクシーの場合「北野坂横、三星堂の前まで」といえばよい。三宮からワンメーター。
ハンター坂から行く場合は松竹タクシー本社を越えたところにある「フォリア」の角を右(北野坂方向)へ曲がり、カレー専門店「シャミアナ」をこえたところ。三星堂の斜め前の「シルクハイツ」の地下1階。
2006年11月19日
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この回の点数評価は<8,4,4=16点>
食べたもの
アミューズ◎甘エビのタルタルと黒豚のリエット
前菜◎帆立貝柱 フォアグラとアーティチョークのプレッセ・テリーヌ 青トマトのコンフィチュールとコンソメ・ジュレ
スープ◎きのこのスープ
肉料理◎蝦夷鹿のロースト ソース・ポワヴラード セロリ・ラヴのブリュレとシャテーニュ栗のマディラ煮と共に
デザート1◎ぶどうのジュレとライチのシャーベット
デザート2◎紅芋モンブラン サツマイモのクルスタードとグラス添え
小菓子
ルセットのアミューズはまさに「口を楽しませる」料理。形のないもの(タルタルなど)と形あるしっかりしたもの(リエット+パン)の、味も触感も異なったもの二つの組み合わせが「定番」になってきたみたい。それぞれをもっと十分に味わいたいという余韻を残しつつ前菜に進むこの瞬間がたまらない。ただ、アミューズからしてちゃんとした料理だからか、入店から食べはじめられるまでの時間が少々長くなることがある。
前菜は、中身はしっかりどっしりなのに、それを軽やかに食べられるような工夫がなされている料理。帆立、フォアグラ、アーティチョークのテリーヌときたら重量級の食材。にもかかわらず軽やか印象が残るのは、ソースとジュレという脇役の使い方が光っているということ。これはシェフの腕の高さを物語る。
メインはジビエの中でもオーソドックスな鹿。食材、料理法ともに王道。ただ鹿肉は洗練されすぎているからか滋味あふれるというところまではいかず、野性味を求める人には少し物足りない。ただつけ合わせとの組み合わせはよく、栗だけでもおいしいし、ブリュレは独立した料理として食べたいくらい。
デザートは1,2とも、素材・組み合わせ共に厳選され考えられたもの。小菓子まで集中力がつづいているのは驚異的で、最後まで楽しめる。
サーヴィスは、マダムをはじめスタッフのレヴェルが高く、ほのかな暖かさを感じさせるもの。とても雰囲気よく輝いているレストラン。
二人で行って会計は21388円。内訳はコース(4500円×2)+スープ(500円×2)+追加料金(鹿2800円+牛2000円)+グラスシャンパーニュ(1300×2)+ワイン持ち込み料(2000円)+サーヴィス料5%(970円)+税金(1018円) 。
オーナーシェフ:依田英敏