メゾン タテルヨシノ
電話 06-6347-1128
住所:〒541-0048 大阪市北区堂島浜1-3-1 ANA クラウンプラザホテル2階
11:30〜14:30、18:00〜21:30 定休日:月曜日
2016年11月
この回の点数評価は<8、3.5、4=15.5点>
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タテルヨシノの大阪店
食べたもの
アミューズ1◎スナック3品(グジェール、マグロのタルト、エリンギのムース)
アミューズ2◎ビーツのムース カクテル仕立て
スープ◎セップ茸のカプチーノ仕立て
前菜◎トーション仕立てとマリネのフォアグラ フリュイセック添え
メイン◎仔羊のロースト 香草のペルシヤード仕立て
デザート◎温かいビターチョコのタルト
小菓子
メモ
- ランチはアペリティフ、アミューズ、前菜、メイン、デザートの構成で、メイン1品が5000円、メイン2品が8000円。税、サーヴィス料10%が加わる。
前菜、魚料理、肉料理はそれぞれ3,4種類から、デザートは2種類から選択できる。
今回は一休から予約した、スープのつく込々6000円のコースをいただく。
- 選択肢にはヨシノのスペシアリテが並ぶ。結局、今回はいつもと同じ料理を選んだ。
料理の基本的なレシピは同じだが、前菜、メインともにヴォリュームがアラカルト並みで、コースを通していただくとランチながらディナー(正餐)の気分を味わえる。仔羊料理の素材は質がきわめて高く、ミルキーで甘みすら感じる。焼き具合はロゼで大阪店のシェフの技量が確かであることを証明する料理。フォアグラはドライフルーツやポルト酒との組み合わせがいつもながらおいしいが、品質は中の上レヴェル。
アミューズ2のビーツは「ボルシチのイメージで作りました」とのこと。ただ、本場のボルシチを知っている身からすると似て全く非なるもの。これはほめ言葉。日本でボルシチはポトフとかシチューの一種みたいに誤解されているが、本物の特徴は、野菜の塊が入っていないサラサラなスープで無骨な田舎料理。その意味で、今回いただいたものは本場ものの本質をしっかり捉えたうえで換骨奪胎した21世紀風再構築料理となっていた。
全体的には吉野シェフ全盛時代(!?)である21世紀はじめに完成された料理。ネオクラシックとコンテンポラリーがうまく融合されており、アミューズからデザートまで久々に満足したひと時を過ごすことができた。
- 内装はかなり豪華でゴージャスな雰囲気。サーヴィスはホテル的で慇懃なので、ほどほどに過ごしやすい。ワインはフランスもの中心で、少なすぎず多くもなく選びやすい量。10000円をこえるものがほとんどでDRCが揃っていたりするが、スパークリングは6000円から、ボルドーは赤白ともに6500円から用意されていて予算に応じて楽しめる。
- 会計は二人で13425円。内訳はコース(6000円×2)+ミネラル水(600円×2)+税・サーヴィス料(225円)。ちなみにミネラル水(エヴィアン)は1人600円で飲み放題。
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