電話 086-222-3505
住所:岡山市中央町7-5
休み:日曜、祝日
2002年12月10日その他の記録はこちら。
この回の個別評価は<8,4.5,5=17.5点>
鯛、鰆、ままかり、うに、いいだこ、キス、車えび、さば、はりイカ、イクラ、とろ、貝柱、赤みのづけ、あなご、鯛の皮、鰆の皮、たまご、あみ、このわた メモ
食べたもの
・とろは大間の本まぐろということで、おいしくないわけはない。というか、実は「おおま」のですといわれても「おおまぐろ」のことかな?なんてとぼけた客だった私たちですが、知識はなくても味はわかる。さほど厚くはないのに、十分以上な存在感に驚く。口にはいった瞬間からとろけるのはいうまでもないけれど、じわっと二段、三段にわけて体にしみいる。
・いいだこは、子供つきのものを「いい」というらしいが、今の季節はからっぼ。でもそこに肝がつまっていて、フォアグラ的なまったりさ。それを食べたあとで、まだ足が残っているから2回楽しめる。
・イクラ、魚正の味付けは、お酒と醤油のみ。インパクトのあるものというより、むしろあっさり系なんだけど、噛むほどに味が深まる。
・貝柱は何の貝かな?とても大きく厚く、骨格のしっかりしたもので、こぶじめにしてある。
・たまごはたまごなんだけど、レアの焼き具合もさることながら、中に何がはいっているのでしょうか。これまたあっさりながら、どんな洋菓子よりおいしいお菓子。
・あなご、極めつけでした。あのこんがり感、ふっくら感。でも私的には98点。甘みがやや足りない気がした。
・噂に聞く魚正のあみ。パリっとしたのりに、小さなにぎり。その上にお酒につけられたばりっと、でも柔らかなあみ。
今年は他のお客さんがいなかったからかもしれないけれど、コートは脱がせてくれるし、帰りは姿が見えなくなるなるまで見送ってくれる。
そうした外形的なサーヴィスだけでなく、遠慮なく答えられる聞き方でご飯やわさびの量はこまめに聞いてくれる。
もちろんこれだけのお店だから、軽さはなく、むしろピンとはりつめた空気があるんだけれど、それがまた心地よい。
食べ歩きの鉄人でもあるご主人に尋ねると、レストランの質はやはりシェフの気合の有無で決まる、とのこと。
お客の気持ちをよくご存知で、自分だったら「こういうお店でこういう風に食べたい」。ということを考えての店づくりだそうです。