電話 01-45-55-15-05(パリ)
住所:135 Rue Saint-Dominique -75007 Paris
休み:日曜、月曜と8月の一ヶ月間。
せっかくのパリ。
料理とワインがバランスよく充実している点では、カレ・デ・フイヤンやフォージュロンが魅力的だけど、 ミシュランによれば、ヴィオロン・ダングルは二つ星の中では一番安い。
タクシーでエッフェル塔近くのサンドミニクへ。
前菜、メイン、デザート、それぞれ2〜3種類から選択できるランチのコースは
アミューズ1 ◎一口パイ
タイユヴァンの他にもう一軒行きたいへんへん。
せっかくのパリ。
レストランで時間をとられたくないと言うドゥニャン。
ワインリストに見ほれて、また高いのを飲んでしまいそう。それは困る。
(2001年度版ミシュランで一つ星に降格。)
その上、シェフはホテル・クリヨンのメインダイニング、レ・ザンバサドゥール
で一世を風靡したクリスチヤン・コンスタン。
ワインの種類は多くないが、悪くもないという評判。
普通の商店街の一角にレストランはありました。
間口は狭いけれど、奥に細長ーく広がっている。
240フラン。
三人がそれを頼み、他にメインデェッシュをアラカルトから一つ。
パイの中によく炒めてブリオンで煮た玉ねぎが入っている。まったりとした玉ねぎの甘さがパイによく合っている。
アミューズ2 ◎かぼちゃのポタージュ
あまりこくのないポタージュ。たくさんの生クリームを入れてないみたい。
と、思っていたら、ポタージュの底にトロリととろけるチーズが・・・。
これがスープのこくをうみだしていた。
前菜 ◎エスカルゴのラヴィオリ、クレトンのムース、プーレット(若鶏)ソース
見た目はクリームがふんわり乗っかって真っ白。小さく刻んだ赤ピーマンとシブレットが目を楽しませてくれる。なんだ、クリーム系かと思いきや。スプーンでそれを掬ってみるとクレトンのピューレの濃い緑が目に沁みる。これがクレトンのムースなのだ。上からは全く見えない。ラビオリにくるまれたエスカルゴがラビオリをかじると黒い顔を出す。その横にはなすびを筒切りにしたものが・・・。
意外な表情を見せてくれる料理。そしてそれが全てマッチしている。美味しい。
前菜 ◎根セロリのレムラードソースあえ、西洋ワサビクリーム
根セロリのレムラードソースとあるからには、あっさりとしたマヨネーズソース風を期待していた。しかし、なんとまぁ、濃い。終始一貫して濃い。そのソースの周りにはエスカルゴが9つ、飾ってある。もう少し味が薄い目の方がエスカルゴが引き立ったのではないのだろうか。
メイン ◎帆立のブーダン
味はホタテの貝柱がすり身にしてあって、それをメインにしているのだからそれなりの味がする。しかし、ブータンというのは、勿体無いような料理の仕方かなと、ここでも感じる。
もっと美味しい食べ方があるかもしれない。
まぁ、こういう出し方も一興だろうけど。
メイン ◎鴨のランプ肉のロティ
鴨の皮がカリっと言う所まではロティされていない。しかし!!火の入り具合がとてもいい。肉汁が惜しみなく出てくるし、肉の生っぽさと火の通った暖かさが、この肉の柔らかさを舌の上で実際以上に感じさせてくれる。美味しい!
付け合わせはエシャロットのソテとバジルやパセリ、セロリなどの香草をカリとあげたものだった。いい料理である。
メイン ◎メン=アンジュー地方の牛肉のグリエ (アラカルト)
レアを頼んだのに、中まで充分火が通っている。フランスの肉は固い分、噛めば噛むほど味がでてくると聞いていたが、いくらかんでも味がでてこない。アラカルトのため分量が多く、最後まで食べるのに骨が折れた。日本の駅ビルのレストランの味。
デザート
クレーム・ショコラはいつものお味。これ、これ!!
マカロンのなかにイチゴのシャーベットが入っている。周りにはベリーが飾り付けられていてとても可愛い。美味しかった。
メモ