7月号/第26巻第7号通巻309号
ニコニコ動画のメンテナンス入りから1ヶ月弱が経過しました。一部サービスは規模を縮小して仮復旧していますが、まだまだ復旧作業が続いているようです。早期の復活を願っています。
一方、ニコニコは内部の技術者が情報発信しやすいサービスです。状況を知る技術者の発信により、多くの人にとって自分事として学べる事例になると思います。
謎解き能力を鍛えるための問題集。
リアル脱出ゲームなどでお馴染みのSCRAP社による、謎解き問題集です。「ひらめき力」「持久力」といった分野ごとの問題、書籍12冊分の内容を収録しています。
1日1問ずつ継続して解いていくモードや、実際の検定試験の形式で過去問に挑戦するモードなど、ゲーム機ならではの機能も搭載されています。
<Effect視点>
謎検という検定試験を前面に出したソフトですが、もちろん謎解きイベントにも役立つと思います。謎解きには、いくつかのパターンがあり、パターンを多く知るほど解きやすくなります。
4人の高校生が、動画サイトでの活動を通じて、自分を見つけていく青春群像劇。
ネット上で歌唱活動する元アイドル、自信を失ったイラストレーター、不登校のバーチャル配信者、推しを失った推し活お嬢様、というバラバラな4人の高校生が出会い、楽曲制作活動で協力します。
学校生活では使えていない特技を持ち寄って、自分たちの楽曲を作り上げます。動画サイトでも少しずつ話題になり、その成功体験から自信が生まれます。一方、それぞれの過去の苦い経験も少しずつ明らかになっていきます。
4人のリーダーは、ボーカルと作詞担当の元アイドルです。とにかく後先考えずに突っ走るタイプで、他の3人を巻き込んでいきます。物語をぶん回して、テンポを良くしていきます。
一方、グループものの定番キャラのはずのお嬢様ですが、この作品では一番の特異点と思います。失った推しというのが、まさしく4人のリーダーのこと。基本的に推し以外に興味はなく、すべては推しのための行動。ギャグシーンとしてごまかしていますが、度を越えた壊れっぷりが、だだ洩れです。現代日本が舞台なのにファンタジーものよりもカオスを生み出します。
4人の中で、1人だけ硬い芯が通った信念の人なのですね。過去の経験についても、既に乗り越えています。だからこそ、迷える仲間たちを一歩先から導くことができる。ギャグキャラなのに、大事な場面をごっそり持っていく強キャラ。本当にお気に入りのキャラクターです。
苦悩も苦境も、不器用に突っ走ることで拓いていける。そんな青春の自分さがしの物語です。
沖縄ローカルのラジオ番組を抜粋してテレビで紹介するトークバラエティ。
RBCラジオのローカル番組の選りすぐり音源を聴いて、当時の状況を振り返り、番組内容を紹介する番組です。投稿コーナーやロケ取材など、一般のリスナーが起こした奇跡の回を扱うことが多いようです。
ラジオというだけでもアットホーム感がある上に、沖縄ローカル番組ということで身内感に拍車がかかっています。牧歌的で平和なエピソードも多数登場します。
近年のテレビではすっかり見えなくなった、テレビ黎明期の雰囲気すら見えてきます。今のテレビが忘れてしまったものに気づかされます。
なお、深夜枠の放送であり、時には攻めた音源も紹介されます。夜のラジオ番組の回では、放送前に注意喚起される場合もあります。視聴者側の寛容さも大事です。
TVerではTBS系列に入っていますが、番組自体は沖縄ローカルのようです。こういう番組を見れるのもネット配信の良さですね。