編集前記

今月も更新が遅れてしまって、すみません。

9月は「東京ゲームショウ」が開催されます。出展社数が過去最大だそうで、さらに拡大しているようです。例年、開催に合わせてニュースが出ることが多いので楽しみです。

9月の気になるゲーム

NintendoSwitchNS>2D

▼18日、「モンカルファンタ〜勇者と水晶の少女〜」

モンスターを倒し、キャラクターを育成する、レトロ風味の2D-ROG。

1マスずつ進む2Dマップや、オーソドックスなコマンド式戦闘など、システムもグラフィックもレトロ調なRPGです。マ王を倒すため、戦闘、育成、アイテム収集などを繰り返します。

レトロ感を強調していますが、遊びやすさは現代風。とことんやりこむことに集中できるようです。

<Effect視点>
「ハードワーク勇者RPG」というジャンル名が気になったのですが、具体的に何がハードワークなのかは見つけられませんでした。おそらくハクスラ・やりこみ重視なことを指してるものと思います。セールスポイントはハッキリ書いて欲しいですね。

気になるアニメ

放送中

「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者−」

絶大な力を持つ魔獣王と元勇者が、人の世を見定める終末ファンタジー。

人族が住む大陸を、東西南北の4体の魔獣の王が囲む世界。人が住める世界を広げるために魔獣王に挑み続けても、圧倒的な戦力差で返り討ちにされてしまいます。

そんな中、南の魔獣王は人族に見切りをつけるため、ある国の王城を襲撃。その際、城の小姓から赤子を託され、赤子が成長するまで判断を待つことを約束します。
子育ての方法や人族の情報を得るために元勇者を蘇生。人族の世界を見て回る、子連れの魔獣王の旅が始まります。

人族の世界は終末的で、人同士での紛争も勃発、人の命がかなり軽くなっています。勇者自身も、引き割かれた体を繋げて魔獣王の力でよみがえらせた存在。グロテスクなシーンがそれなりに含まれています。
ただし、グロテスク表現の先に、しっかりしたストーリーが描かれます。時にはグロテスク表現をコミカルにして和らげることもあります。
表現を妥協しないからこそ、しっかりシリアスに描くことができ、シリアスを徹底できるからこそ、ちょっとしたコミカル要素が引き立っています。

絶大な力を持つ魔獣王ですが、先に対話をすることを重視していて、約束もしっかり守る誠実さを持っています。裏をかかれてピンチに陥ることもあり、なかなか人間味のある魔獣王です。
もちろん、そんな卑劣な相手には報いを与えますが、強いだけではないダークヒーローというキャラクター像が面白いですね。

終末の世界、滅亡目前という状況、魔獣王ですらピンチの連続ですが、どこかしら希望が見えているという作風なのが良いですね。
転生や転移が無い、純粋なファンジ−世界の作品が増えていることも喜ばしいです。

放送中

「うたごえはミルフィーユ」

高校のアカペラ部で活動する、6人の青春部活もの。
キャラクターが実際にアカペラで歌います。

極度に人見知りの主人公は、歌うことが好きで軽音楽部に入ろうとするも失敗。まだ部員が少なく、歌うパートも多いアカペラ部に誘われます。
経験者3人だけだった部員が、未経験の3人の加入により6人体制に。練習を重ねて知識と技術を身につけていきます。

音楽知識やアカペラの技術についての解説パートも見どころです。部員に初心者が多いこともあり、やさしく教えてくれます。ここがしっかりしているからこそ、ストーリーが面白くなります。

主人公は人見知りでネガティブですが、セリフ量は多いです。とめどなくあふれ出す、ネガティブすぎる謎発想。会話のテンポもいいです。

話数が少ないらしいことが残念です。部員集めとキャラの紹介、部活での成長と葛藤、などであっという間に終わりそうです。まだまだ掘り下げも足りないですし、続編があることを祈ります。


(2025/09/04更新)このページへのリンクは良心の範囲で自由です→詳しく

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