5月 2日 
朝から下痢。食欲や元気はある。
目は両目ともぱっちり開いてかわいくなったが、まだブルーの薄い膜がかかったような感じ。


5月 3日 体重測定。170g。げげっ!わずか9gしか増えていない。
やっぱり育ちが悪いんだなぁ……。
下痢はいっこうに治らない。それどころか粘性の下痢になってきている。ちょっと心配。


5月10日 週に1度の体重測定。176g。
ああ、やはり6gしか増えていない。むー夢は週に70gも増えているというのに、
この違いはなんだ! むー月、ガンバレ!!


5月13日 センターの獣医さんに検便してもらう。なんと「大腸菌がウジャウジャ」だったそうだ。
細菌性の下痢だったということ。おぞましい結果だったが、これで原因がはっきりした。
獣医さんに薬を処方してもらう。白いおいしそうな(?)薬を1回2滴。1日2回。




5月14日
薬が効いたのか、午前中は下痢が治まった。しかし、午後になったらまたぶり返してしまった。ただし食欲は相変わらず旺盛。獣医さんが心配していた薬の副作用も出ていない。


5月15日
薬の効果が思わしくないので、1回の量を3滴に増やしてみる。なにしろムササビの子どもの薬なんて、獣医さんだってあまり経験はないのだから、様子を見ながら用心しいしいやっていくしかないのだ。しかし、これがドンピシャリの適量だったらしく、ようやく下痢は治まってきた。
やっとムササビらしい生き物になってきた


5月17日
定期体重測定。182g(+6g) 相変わらずチマチマとした増え方だ。動きも未だに“たたり神”のように床をはいずっているだけ。特に後ろ足がしっかりしない。何しろ毛が逆方向に生えるぐらいだから、どっか不都合なんだろうな。


5月24日
定期体重測定。なんと250g(+68g)! ようやくムササビらしい大胆な増え方になってきたぞ。下痢が治って、栄養分をちゃんと吸収できるようになってきたのだろう。
今日ははじめてピョンと飛んだ。ほんの10cmほどの距離だけど……。もしかしたら度胸はむー夢よりあるのかもしれない。


















6月14日

体重442g

7月26日

体重685g

8月16日

明日から九州へ行かねばならないので、ムササピたちをどうするか相談の結果、センターへ返すことに決まった。センターに一度預け、また数日後に連れて帰るというようなことをしていると、ストレスがかかるため、そのままセンターのフライングケージで野外生活に慣れさせ、適当な時期を見てそのまま放野する。センターに連れていくと、この子たちのために木をたくさん植えた場所が用意されていた。
 放すとむー月はパニックに陥った。すぐに天井まで登りつめ、天井からぶら下がったまま、糞尿を撒き散らしながらウロウロしている。いくら呼んでも聞こえていないようで、ひたすらパニクっているので、そのままそっとしておくことにして、帰ってきた。その日の夜、職員が見たときはもう巣箱に入っていたそうだ。その後、だんだん馴染んでいったようだが、こんなに神経質な子は始めてだった。

10月9日

無事放野。だが、残念ながら今回は立ち会えず。でも、体重も増えていたし、りっぱにやっていけるだろう。最初は秋の放野は無理かと思っていたが、よくむー夢に追いついてくれたと思う。ガンバレ〜〜!




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