経営組織としての活動の成功は、公共機関、会社、病院組合など、例外なく、指導者の管理技術によって左右されております。管理技術は、必ずしも管理者の先天的な性質のものとは限りません。優れた管理者の影響を受けるとか、管理者としての向上心をもったことによって、学習・研究調査の成果を身につけることができ、管理技術のツールやスキルなど、方法技術論を習得することが出来ます。 大企業においては、管理者養成など、多額な予算をもって人材育成に、力を入れております。けれども、中小企業等、指導者不足に悩む企業にでは、自社においての管理者育成を、外部委託、あるいはセミナー、討論会などへの参加によって、管理技法の習得に努める傾向もあります。いずれにしても、育成のための諸条件は大企業に比べてはるかに劣っております。 経営管理を行うとき、「何が、管理者を成功に導いたり失敗させたりするのか」そして、成功する管理者には特別な何があるのでしょうか。また、失敗する管理者には何が欠けているのでしょうか。この疑問を明らかにするためには、「管理者の職務を分析」する必要が生じてきます。 一般的に経営管理とは、《 組織が利用できるあらゆる「資源を有効に活用」して、予期した通りの成果をあげる能力》と定義しております。そして、管理者が利用する基礎資源とは
@ Maney(資金)
★ 経営組織の『資金』とは、 経営管理でいう資金には、設備資金運転資金が、含まれます。管理者は、自分の担当する部門に割り当てられている資金を、最も有効に使い、どのくらい使えば、将来に対する元が取れるか、そして現在どのくらい使えば、利益が望めるか等、ものごとのよしあしを判断が出来なければなりません。
★『資材』管理を必要とする資材の範囲は広い
★ つぎに『機械設備』についてです。
★ 4番目の経営の『方法』は、他の資源を組織化する点です。
★ 最後は、『人的資源』についてです。 一桁も、今迄の企業再建の諸経験から、その説を支持しております。 前記の四Mには、これを供給する人的資源がなければ何の役にも立ちません。人的資源を有効に使えば、他の欠陥を補うことが可能になります。人的資源を充分に活用できなければ、例え他の資源が全てに余力があったとしても、組織の力を否定することになりかねません。
経営管理は人的資源・・(機械を動かす手であるばかりか、組織の働きを決定し、その決定を判断する頭脳です)・・次第で定まります。
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