電気通になろう!

― 0から始めて電気技術者の卵になる ―

Kami著

始めに

 電気は目に見えません。目に見えないので分かりにくい。これはある程度事実です。ですが、目に見えないはずのものが見えるようになるというのは、非常に楽しいことでもあります。(←少なくても私にとってはそうでした)ということで、電気の世界とあまり関わりの無かった方に、電気が見えるようになるための一助になればと思いこのような駄文を執筆することにしました。

 突然ですが、本稿の合い言葉は「付け焼刃で精一杯がんばろう」というものです。ややこしい理論は出来るだけ解説しません。本稿を読破しても、「高度で複雑で繊細な電気設計」が出来るようになるわけではありません。ですが、世の中は別に高度で複雑で繊細なものばかりで成り立っているわけではありません。本稿を読破すれば、付け焼刃でも結構いろいろなこと(大抵のこと?)が出来ることに気づいてもらえることでしょう。また、より高度な電気の参考書にとても楽に取り組めるようになっているでしょう。つまり、電気技術者の卵くらいにはなれるのです。

 念のために始めに断っておきますが、かなり荒っぽい内容・過激な表現などを多くすると思います。決していいかげんなことを書くつもりはありませんが、本文の内容が正確でなかった場合、またはこれを読者が運用した結果、物質的・精神的被害をこうむったとしても私は一切責任を持つことはできませんので、この点にのみ納得された場合のみ、本稿をお読みください。

 それでは、電気の世界に入っていきましょう。


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