歌集 仙崖集 著者:五賀祐子
2002.10 布装
表紙も本文も全体を刳り貫き、それに合わせて天を丸く加工し、表紙にはおもちゃのステンドグラスを嵌め込んだ。
模様はアクリルで彩色
天、小口、くりぬき部分に金つけしてあるという超超労作! 完成までほぼ1年を要した...
歌集 幸福な女 著者:五賀祐子
2001.4 背に革を用いたドイツブラデル装 ジグソーパズルのピースをちりばめた
インターネットで配布しているエキスパンドブック歌集(こちらを参照)を、紙の本に再現したもの。
電子ブックであるエキスパンドブックには、表紙と本扉の区別がないので、エキスパンドブック全体をハードカバーでくるんだようなイメージで作ってある。本文が横書きなので、横長の小さい本になった。
小さいが、存在感のある本になったと思う
歌集 虚界 著者:五賀祐子
1999.8 布装
1ページ1首のゴーカ歌集を作るという目的で制作した細長い本。
天金(マーブル箔)はもちろん、表紙布は上田紬、黄色い見返し、動くタイトル
フィルムの間に虚と界の文字をくりぬいたものが入っている
など自分の趣味をすべて心ゆくまでやってしまった。
ちょっとやりすぎたのではなかろうか? いんや、しかし、うむむ。
1998.7 布装
「環」同人の田代和久は、1995年、病に倒れこの世を去った。その後、彼が作品を託した牛山ゆう子さん、影山一男さんのご尽力により、この遺歌集が出版された。
この本の装丁も田代さんの人柄を偲ばせるものだったが、何かもっと彼の、そして同時にボクのものでもある無念を表現したかったので、かがり直し、布表紙をつけた。
1998年
同じ本を2冊所有することになってしまったので、1冊を特装本に仕立てることにした。
古い本なので、表紙はぼろぼろになってしまったものの、本文は糸かがりだったため、かがりは現代の本よりはるかに楽だった。
表紙はパソコンで描いたあみだくじを、アイロンプリントで襖紙に写すという方法で作ったもの。「くじ」の内容にふさわしいインパクトのあるものにしたかった。
また、はじめて「天染め」を施した。写真では写っていないが美しい緑色である。
市販の歌集をいったんばらばらにしてから、和紙でつなぎ、ハードカバーの表紙をつけたもの。表紙は黒サテン布装、くぼみにはキューピーをはりつけ、カーテンを垂らしてみました。
2冊制作するのに半年くらいかかってしまった、ノロマな労作。
短歌グループ環の例会で配布していたA4一枚のエッセイ+短歌を一年分まとめて本にしたもの。これは1冊しかない特装本で、綿布張りハードカヴァー、表紙をくりぬき、フィルムをはめこんで細菌を表現しました...
ほかに簡易製本の版もあります。
いわゆる「フロッピー本」、フロッピーケースに収まる形の小歌集。
折本で、本文紙は和紙、表紙は襖紙の切れはしを使っている。