'53 FENDER CHAMP (Tweed Covering) SOLD

“チャンピオン800(CHAMPION 800,'48年)”の後継モデルとして '49年に登場した“チャンピオン600(CHAMPION 600)”が, '53年にモデル名変更を受けた“チャンプ”。 写真のチャンプは,その初年生産モデルだ。 フェンダー・チャンプは,'60年代初頭までのチャンプはキャビネットがツイード生地で覆われており, 通称“ツイード・チャンプ”として人気が高い。
この'53年モデルのように, 最初のバージョンは,プリアンプ部の真空管に6SJ7(パワー管=6V6,整流管=5Y3)を使用した 出力3ワットのアンプで,スピーカーには6インチのものが採用された。 この時期のモデルは,前面のサランネット部の範囲が狭く, FENDERのネーム・プレートが取り付けられているパネル部分が広いことから, 通称“ワイド・パネル”期と呼ばれる。
ツイード・チャンプの次のバージョンは'54年途中からのもので, プリアンプ部の真空管に12AX7(出力管=6V6,整流管=5Y3)を使用した出力4ワットに仕様変更されたものだ。 そのセカンド・バージョンは, サランネット部の範囲が広く,ネーム・プレート部のパネル部分が狭いことから 通称“ナロー・パネル”期と呼ばれる。 その後,'57年頃にはスピーカー・サイズが8インチとなった。


HISTORIQUE GUITARS ホームに戻る