'64 MUSTANG White /Rose
SOLD

'64年8月に正式発表された“ムスタング”は,当初は写真のような 独自のヘッド形状(先端の丸み部分が小さい)であったが, '65年後期にはストラト・スタイルの“ラージ・ヘッド”に形状が変更になった。 また,発表当初に採用されていた“クルーソン・ペグ”は, ヘッド形状が変更になったのとほぼ同時期に, フェンダー・オリジナル・タイプの通称“Fキー” (ギア・カバーに筆記対のFの文字が入れられたタイプ)に切り替わっている。
発表から'69年中期までのムスタングのボディ・カラー・バリエーションはホワイト,ブルー,レッドだが, 当時はレッド・フィニッシュの販売に力が入れられていたようで,現在のヴィンテージ・ギター市場では ホワイトおよびブルー・フィニッシュは比較的数少ない。
この'64年製ムスタングのネックには'64年8月のネック・デイトがスタンプされていることが示すとおり, 生産開始最初期のモデルである。 指板に入れられたポジション・マークはクレイ・ドット,クルーソン・ペグも1列刻印期のもので, これらは'64年末までには,それぞれパーロイド・ドット・ポジション・マーク, 2列刻印クルーソン・ペグに変更となっている。