'73 LES PAUL CUSTOM Cherry Sunburst SOLD

'61年〜'67年までの製造中止期間を経て,'68年に再生産が始まったレスポール・カスタム。 この'73年製のレスポール・カスタムはマホガニー・ネック仕様であるが, '74年後期頃からはメイプル・ネックが採用されるため, それ以前のレスポール・カスタムは特に“マホ・ネック”のカスタムと呼ばれ, 以降のモデルとは区別されることが多い。
'50年代のオリジナル期から生産再開当初, レスポール・カスタムは一貫してブラック・フィニッシュのみの設定であったが ('61〜3までのレスポール・カスタム,いわゆるレスポールSG期を除く), '71年には写真のようなチェリー・サンバースト・フィニッシュ, 翌'72年にはタバコ・サンバースト・フィニッシュ, '74年にはホワイト・フィニッシュなど, ブラック以外のレスポール・カスタムの生産が始まった。
この'73年製モデルのピックアップは,裏側に“PATENT NO. 2,737,842”と記された 黒く小さなステッカーが貼られたタイプが搭載されているが, '74年中期にはピックアップ裏側のピックアップ・ベースに大きく “PAT. NO. 2.737.842”と刻印されるようになる。 また,'72年までのレスポール・カスタムはナイロン製のブリッジ駒がオリジナル仕様だが, この'73年モデルのように, '73年からはブラス製のブリッジ駒がオリジナル・パーツとして採用されるようになった。 そして,この'73年モデルのようなクルーソン社製“501VX ”ペグが採用されていたのは同年までで, '74年からはグローバー製ロトマチック・ペグに変更されている。

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