新幹線ビジネスきっぷが(旧)エコノミーきっぷと大きく違う点は追加料金を払えばのぞみに乗れちゃう事です。そのためにはみどりの窓口などでのぞみ変更券というのを発行してもらう必要があります。のぞみ変更券とはどういうものかといえば、
新幹線ビジネスきっぷでのぞみに乗車する際の証明書
(追加料金を払いましたよという証明にもなるかな)
である。(筆者の定義)
ビジネスきっぷを持ってみどりの窓口に行きましょう。(あらかじめ、乗車したいのぞみの発車時刻と乗車日を決めておきましょう。)窓口の人にビジネスきっぷを差し出して、のぞみに変更したいという旨を伝えましょう。乗車日、乗車する列車、乗車区間、禁煙席か喫煙席かを申請するのもお忘れなく。JR東海の新幹線駅(新大阪含む)にある自動券売機でも変更できます。
すると、ビジネスきっぷ・のぞみ指定席券・のぞみ変更券の3枚が手渡されて、追加料金の支払いを要求されます。これを俗にのぞみ変更券を購入すると言われることです。(この表現は正解かどうか自信はない)
改札を通る際はこの3枚のきっぷを改札員に見せましょう。自動改札がある駅では、自動改札機に3枚のきっぷを投入して下さい。(東海道新幹線の場合) ちゃんと処理されます。(たまに詰まることあるかもしれないけど) この自動改札機、なかなかの優れものです。(Jスルー【JR西日本】の2枚差しを超越)
上記とほぼ同様なことがJR東海のページにも書いてありますので、お暇ならJR東海のページの方もご覧ください。
はたして、のぞみに変更してもらうにはいくらの費用がかかるんでしょうか。筆者のように新神戸−東京間乗車する場合、のぞみ号に乗車することになるのは主として新大阪−東京間になります。(新神戸に停車するのぞみは朝晩の2本ずつのみだから新神戸から乗る頻度は低い) 新大阪−新神戸間はこだまかひかりの使用になります。(垂水とか須磨から乗るんだったら新大阪まで在来線という手もある) 新神戸−東京間のビジネスきっぷで新大阪−東京間のぞみに乗車する際の追加料金を以下に示します。また、のぞみ指定席特急券(通常期)+運賃を通常購入したときの費用と比較して、どれだけお得かについても調べてみました。まず、無いとは思うけど新神戸−東京間でのぞみに乗るときの追加費用についても載せちゃいましょう。
乗車区間 | のぞみ乗車区間 | 追加費用 | ビジネスきっぷ 値段(1枚) |
計 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 新大阪−東京 | 新大阪−東京 | 2,350 | 12,160 | 14,510 |
2 | 新神戸−東京 | 新大阪−東京 | 2,350 | 12.580 | 14,930 |
3 | 新神戸−東京 | 2,650 | 12,580 | 15,230 |
ビジネスきっぷ +追加料金 |
通常購入料金 (通常期) |
割引額 (通常期) |
割引額 (閑散期) |
割引額 (繁忙期) |
|
---|---|---|---|---|---|
1 | 14.510 | 14,720 | 210 | 10 | 410 |
2 | 14,930 | 15,240 | 310 | 110 | 510 |
3 | 15,230 | 15,450 | 220 | 20 | 420 |
新幹線の特急料金は閑散期には通常期の200円引き、繁忙期には200円増しになります。閑散期、繁忙期はいつですかと言うことはみどりの窓口に尋ねるか、JTBの時刻表で見るなりして下さい。
ビジネスきっぷでのぞみに変更しますと200〜300円しかお得にならないんです。(通常期) 金額面では得した気分になれるものではないです。しかし、のぞみに乗れる、つまりのぞみが持つメリットを受けることができるようになるという点では、この金額以上のものがあると筆者は思います。筆者が考えるのぞみのメリットは
200〜300円しかお得にならないのぞみ変更券ですが、変更される方は結構いるようです。(ビジネスきっぷ使用者の1割以上?) 私思うには30分の時間を買ったと思う方が多いと思うんです。(30分の時間は結構貴重!) JR東海もそういった心理をついたものと考えられる。
それはあなた方が判断して下さい。このように言うと是非のぞみに乗って下さいという風に聞こえるかも知れませんが、のぞみ変更は決して損な話ではないよと言いたいだけなのです。(筆者がJR東海の回し者だったら声を大にしてのぞみに乗りましょうと言うけど)
最後に、会社から支給されたビジネスきっぷでのぞみに乗るとき、追加料金は自腹で払いましょう。もちろん筆者も自腹を切りました。追加料金を精算すると十中八九上司に怒られるでしょう。