=== HIKOUKI CLUB ======================================== 762部発行 ======

飛行機ファンのための総合情報マガジン
飛行機倶楽部通信
第11号 (1998/12/22号)

===[PR]=================================================================
           
========================================================================
★飛行機倶楽部通信への広告掲載に関してはこちらまでお問い合わせください。
contents@mti.biglobe.ne.jp
☆本誌購読者の方は格安にてご利用いただけます!
------------------------------------------------------------------------

皆さんこんばんは。「飛行機倶楽部通信」編集長の加藤です。

寒いです。風邪をひいてしまい1週間ほどダウンしてしまいました。いつもは2〜3日で
治ってしまうんですが今回は長引きました。「ゼナ」飲んで「コルゲンエアライン」服用して
「イソジン」でうがいしまくりましたが、一番の特効薬は忘年会のお酒だったかも(^_^;)。
皆さんもお体には充分気をつけてくださいね。

それでは、飛行機倶楽部通信(第11号)をお届けします!
------------------------------------------------------------------------
□今回のもくじ

■連載記事
★飛行機開発物語 (三島虎魚)
★マレーシアの空を飛ぶ《メルマガ版》 (さとう信弘)
■航空サイト更新速報
========================================================================

========================================================================
■今週の飛行機倶楽部

★Aerosquare on the Web がオープン!★
只今当該サイト掲載サイトを募集中です(無料です)。読者のみなさんでこれは!
というオンラインショップをご存知の方、ぜひ紹介してください。もちろん自薦
も大歓迎です。

航空ファン御用達仮想商店街「Aerosquare on the Web」
http://www.alpha.dti2.ne.jp/~dream/index.htm
ホームページ「飛行機倶楽部」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~hikouki/01.htm

========================================================================
■連載記事
========================================================================
★飛行機開発物語 (三島虎魚)

第8回:02号機
------------------------------------------------------------------------
 強度試験用試作機には、01号機のほかにも02号機というのがあります。
01号機が静強度試験機であるのに対し、02号機は疲労強度試験機です。

 静強度試験で十分な強度が確認されていても、実際に運用される場面では、
繰り返し荷重を受けることによって、疲労破壊が起こることがあります。
 02号機の疲労試験では、実際の飛行条件を模擬した負荷を繰り返しかける
ことによって、使用寿命を迎えるまで機体が疲労破壊したりしないことを確認
します。旅客機の場合は、離陸・上昇・巡航・降下・着陸といったフライトを
繰り返すわけです。これが練習機の場合ならば、タッチ・アンド・ゴーの機会
が多くなりますから、そうした負荷も疲労試験に反映されるのです。

 この疲労強度試験を実際の飛行時間どおりに模擬すると、とんでもない時間
がかかってしまいます。そこで、巡航中の負荷など小さな荷重を省略するなど
の工夫がなされますが、その場合でも試験結果が安全を保証できるように十分
配慮されます。
 また、疲労強度試験の場合も静強度試験と同様の考え方で、設計寿命に2倍
以上の安全係数をかけて試験が行われます。つまり、設計寿命×2以上の時間
を模擬して、試験を行うわけです。私の知っている練習機の例では、設計寿命
の8倍という試験を行っており、近く10倍までの試験を終了する予定だそう
です。

 付け加えておくと、これら01号機や02号機を使用した全機試験以外に、
構造上重要な部分だけに関する部分強度試験も、別途行われるのが普通です。
航空機の安全や性能を確保するためには、机上の計算結果などだけではなく、
あまり目立たないところで多くの試験が行われているのです。

(つづく)
========================================================================
★空飛ぶかさぢぞう (篠頭典善)

今週はお休みです
========================================================================
★マレーシアの空を飛ぶ《メルマガ版》 (さとう信弘)

第7回:無料で飛行出来る日
------------------------------------------------------------------------

私の所属する飛行クラブは、クアラルンプール市内の空軍基地の中にあります。

先頃この基地で、軍人家族の慰安会が開かれました。 この日は基地の施設が開放
され、出店の屋台が軒を並べたり、花で化粧した軍のトレーラーが子どもたちを乗せ
て基地内を走りまわったりと、なかなか賑やかでした。

こうした時、クラブでは飛行機を提供して、無料の市内遊覧飛行を行うのが慣しで
す。遊覧飛行を提供することで、日ごろお世話になっている空軍に、感謝の気持ちを
表すのです。 こうした催しでは、常連のクラブ員が交代で、遊覧飛行の操縦を担当
します。当然私にも声がかかりました。 家族連れや、子どもたちを乗せて、何度か
気ままに市内を飛びまわりました。

何時間飛んでも、この飛行料金は会員にチャージされません。 無料の飛行は、い
わば常連のクラブ員パイロットにとっての特典ともいえます。 だから、いつも飛行
訓練に高額の料金を払いつづけている訓練生にとっては、なんともうらやましく映り
ます。 そこで早く免許をとらなければ・・と励みにもなります。 クラブにとって
も、これは内外へのいいPRの機会で、いわば一石三鳥です。

ただでクラブの飛行機を使えるのも魅力ではありますが、私にとっては、こうした
機会にマレーシアの人たちと、空を飛ぶ楽しさを分かち合えたことが、大きな収穫で
した。

マレーシアの飛行クラブ、なかなか楽しいことを考えてくれます。
それでは、皆さん、よいお年をお迎えください。

クアラルンプールにて さとう信弘

(つづく)
========================================================================
■航空サイト更新速報

本コーナーでは、航空ファン必見のホームページをご案内いたします。
どれも情報満載かつ頻繁に更新が行われているサイトばかりです。最新の更新内
容が一目でわかりますので、ぜひチェックしてみてください。

------------------------------------------------------------------------
●HIDE's
http://www.din.or.jp/~hidemasa/

(ウェブマスターからひとこと)
このところ非常に多忙だったのですが、やっと落ち着きました(^^;;
ところが、もうオフシーズンなんですよね(T_T)
とりあえず、思い切って独自ドメインを取得して気合いを入れてます。
 http://www.airockfan.com
上記のとおり試験運用中です。たぶん、来年早々引っ越しになると思いますので、
これからもよろしくお願いいたします。


(今回の更新情報)
 久しぶりの更新です(^^;
1 TOPICSコーナー新設
 まだ中身はたいしたことないですが、これから充実していきたいと思います。
 特に、AIRockのスポンサーに関する情報を追ってみたいと思っていますが、
皆さんからのメールもお待ちしております。
2 Galleryに今年の百里での写真をアップ
 投稿していただいたものですが、凄くいいです。
 どちらもWhats Newから行けます。

------------------------------------------------------------------------
●TFW
http://home3.highway.ne.jp/~tkfukuda/

(ウェブマスターからひとこと)
年内発売のフライトシムもほぼ出そろいました。
サイト内で紹介しているものの他にも“Jane's WWII Fighters”を購入しましたが
このゲームのグラフィックの美しさは感動ものです。ただPCのスペックもそれ相当の
ものが要求されるのでそろそろパワーアップが必要かなとも感じさせられました。


(今回の更新情報)
“F-22 Total Air War”キャンペーンの解説。
“F-16 Multirole Fighter / MiG-29 Fulcrum”の紹介。

------------------------------------------------------------------------
●さくら航空(SAL)
http://member.nifty.ne.jp/Rudolph/

(ウェブマスターからひとこと)
年末年始、何かと気ぜわしくバタバタとしている上にHP全体の流れが滞りがち
になっておりますが、そんな中で「リンク希望」のお申し出が頂けることが
嬉しい限りです。
また、某社本職の機長にも入社頂けることになり、来年に向け社員一同、活気付
いております。


(今回の更新情報)
・Heart&Toughの「CAお助けシリーズ」(ワイン編)をUP

・リンクしてくださっているHPのご紹介ページ:
 「SGC(SAL Ganbatte Club)」を開設
------------------------------------------------------------------------
●佐々木の空飛ぶページ
http://sasaki.cc/index.htm

(ウェブマスターからひとこと)
寒風吹いて調子も悪くなかなかハングでも飛べないんでシミュレーターにはまってし
まい、とうとう二枚目のMonster3Dボードに手を出してMegaMonster仕様にしてしまい
ました…
これというのもJaneのWWII Fightersのせいではあります。
うちのホームページではフライトシム関係は扱ってませんが、そのかわりといっては
なんですが大戦機で有名なエドマロニーの航空博物館のページを新たに作成しました。


(今回の更新情報)
12/17 - エドマロニーの航空博物館(プレーンズオブフェイム)のページをオープン
*現在米軍機と日本機のページのみです。最近のWWIIシムのファンのためにもドイツ
機は早めにアップしたいと思っています。

------------------------------------------------------------------------
●広江さんちのホームページ
http://www.netlaputa.ne.jp/~hiroe/

(ウェブマスターからひとこと)
F−14Aが奇妙な着陸パターンを繰り返しています。
ファイナルが大きくコースを外れ、着陸撮影ポイント通過後に、
大きくひねってコースを修正します。
コース修正には、大きくひねる動作が2回必要です。
最初の動作で、R/W方向に機首を向け、
2度目の動作でR/W直線上に体制を立て直します。
この時はタッチダウンの寸前ですので、主翼は地面にこすりそうです。
一体この着陸パターンは何なんでしょう?。

(今回の更新情報)
【A-1 SKYRAIDER】のページを追加
【A-6/EA-6B(USN)】に写真を追加
【CARRIER AIR WINGS】を更新
【厚木NEWS!】のページを廃止
【SPOTTING REPORTS】の更新を一時休止
【リンク集(海外編)】を更新
【リンク集(国内編)】を更新
【海上自衛隊】に写真を追加
【海上自衛隊】のINDEX写真を交換

========================================================================
□編集部からのお知らせ

編集部では、本誌記者を大募集中です。航空間連業界に勤務されたことのある方、
趣味で飛行機に携わっていらっしゃる方、ぜひ御連絡をお願いいたします。

また、航空ファンの方々からのいろいろな情報をお待ちしております。面白い情
報、貴重な情報、ございましたらぜひ御寄稿をお願いいたします。
(ただし防衛秘密、企業秘密の漏洩にはくれぐれも御注意ください)

飛行機倶楽部通信編集部 contents@mti.biglobe.ne.jp
========================================================================
○電子メールマガジン「飛行機倶楽部通信」1998/11/24 (第2第4火曜発行)
発行元:Dream Contents
発行責任者:加藤和彦, contents@mti.biglobe.ne.jp
編集:飛行機倶楽部編集局

Copyright(C), 1998 Dream Contents All rights reserved.
許可無く転載することを禁じます。
======================================================= HIKOUKI CLUB ====


バックナンバー検索ページに戻る