=== HIKOUKI CLUB ======================================== 843部発行 ======

飛行機ファンのための総合情報マガジン
飛行機倶楽部通信
第13号 (1999/1/26号)

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□今回のもくじ

■今週の飛行機倶楽部
■連載記事
★空飛ぶかさぢぞう(篠頭典善)
★マレーシアの空を飛ぶ《メルマガ版》(さとう信弘)
★飛行機開発物語(三島虎魚)
■航空サイト更新速報
■読者からのお便り
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■今週の飛行機倶楽部

★本誌バックナンバーをホームページにて公開★
「飛行機倶楽部通信」のバックナンバーを読みたいのご要望にお応えして
バックナンバーをホームページ「飛行機倶楽部」上にて公開しました。
最新号をのぞく本誌記事を順次追加更新していきますのでぜひご覧ください。
発行日からの検索と連載記事からの検索が可能です。

ホームページ「飛行機倶楽部」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~hikouki/01.htm


★相互リンクをお願いします★
ホームページ「飛行機倶楽部」ではリンクコーナーを充実させ、また当サイト並びに
航空仮想商店街「エアロスクエア」を一人でも多くの航空ファンの方に知って頂きたく、
相互リンクして頂けるサイトを募集しております。
下記宛てメールにて御連絡をお願いいたします。
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■連載記事
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★空飛ぶかさぢぞう(篠頭典善)

第9回:ヘリの操縦ABCとりあえずはホバリングから
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さてさて、またなんか航空機の事故が続いている昨今ですが、皆様いかがお過ご
しでしょうか。私は最近ではヘリパイなのか事務職なのかよく解らない毎日を送
ってます(^^;。ところでスカイマークとかの新興航空会社、まずまずの滑り出し
のようですね。いきなりMicrosoftのロゴが出てたりする時点で私としてはノー
サンキューですが(^^;それはともかく、いきなり機内でPCの端末を貸し出したり
するのは、EMIとまではいかなくても電磁波等の航空機に与える影響がどの程度
か未だに完全には解明されてない現状ではちとまずいんじゃないかという気もし
ます。スイス航空の例もありますしね。これでもし飛行機が落ちたりした日には
どうするんでしょうねMicrosoft。例によって「うちは関係ない」とか言い張る
のかな。

さて、今回からはしばらくヘリの操縦についてちょっと書いていこうかなと思い
ます。もっとも航空工学とかの固い話は航空情報とかを読んでもらえればいい話
なので、ここではもっとくだけた話を書いていこうと思います。リクエスト募集
中(^^;。

とりあえずヘリの操縦で一番難しいのはホバリングだというのは異論がなかろう
と思います。ので、学生は最初教官操縦でホバリングに移行するのですが、ここ
でいきなり「You Have Control」と操縦桿を渡されたと思いねえ。ヘリってのは
基本的に動的に不安定なので、まあ最初の一瞬はちゃんとホバリング姿勢をキー
プしているんですが、すぐにふらふらしだして、徐々に横揺れが大きくなってく
ると「もう〜ど〜にも止まらない〜」の世界です(^^;これを我々は鹿屋ダンスっ
て呼んでました(学校が鹿屋にあるので)。もう、新人の操縦訓練が始まった頃
なんてそこかしこでこのダンスが繰り広げられてて、スポットからテイクオフし
た瞬間にラインの整備員とかがダッシュで逃げる姿が見られるのも丁度この頃の
話ですね(^^;。

(つづく)
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★マレーシアの空を飛ぶ《メルマガ版》(さとう信弘)

第9回:飛行クラブ繁盛の秘訣は・・・
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去年の12月は大きな仕事が一段落したこともあって結構まじめに飛ぶことができました。
ひとつはランカウイ島でのフライイン参加で片道3時間余りの飛行。それに現地での
ジョイライドなどで3時間。そのほかクアラルンプールで友人を乗せて飛んだりと、
あわせて10時間以上飛んだことになります。しかし先日送られてきたクラブからの請求書
は1300リンギットほど、約4万5000円位にしかなっていません。
それというのも、エアーショーでのフォーメーション飛行参加やジョイライドの料金は
クラブが負担することになっているからです。

私はあくまでアマチュアですから、いまさらログの時間をふやす必要はさらさらないの
ですが、クラブの活動に参加してタダで飛行を楽しめるというのは、大きな魅力です。
こうした運営方法がクラブの活動を活発にする大きな力になっています。

クラブが繁盛していられるもうひとつの理由はマレーシアの航空法です。
この国では一旦取得した操縦士免許も、過去13ヶ月に最低5時間の機長としての飛行
経歴がないと失効してしまいます。厳しい制度ですが、おかげで免許をとったらクラブと
さよならということはなくなります。パイロットの技量維持という面からも、またジェネラル・
アビエイションにとっても良い制度だと思います。

日本には現在自家用操縦士が2万人ほどいると聞いています。しかし一旦免許を取得
しても、日本で飛ぶのは高すぎて・・というのが大半ではないでしょうか。 もしこの制度が
日本にも導入されたら、ペーパーパイロットというのは存在しなくなりますから、みなが
飛ぶようになるでしょう。仮に一年2万X5時間とすれば、10万時間がクラブや使用事業
会社に保証されます。そうすれば経営難の使用事業会社や飛行クラブも安泰。
しいては高い飛行料金の引き下げにもつながるのではないか・・日本が見習うべきことも
マレーシアにもあるのです。

クアラルンプールにて さとう信弘

(つづく)
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★飛行機開発物語(三島虎魚)

第9回:地上機能試験
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 前回まで強度試験機について書きましたが、それらと相前後して飛行試験用
の試作1号機も完成するのが普通です。でも、すぐに待望の初飛行…とは行き
ません。飛ばす前にやらなければいけないことがいろいろあります。なにしろ
それが安全に飛べるものかどうか、まだ誰にも判らないのです。

 完成した機体が工場から出てくるのを「ロールアウト」と言って、1号機の
ロールアウトともなると盛大なセレモニーが行われたりします。でも、その後
初飛行までには、かなりの時間がかかるのが普通です。その間に行われている
のが、地上での全機機能試験などと呼ばれる各種の試験です。

 航空機には油圧や電気などの各種系統があり、最近では各種のコンピュータ
が重大な役割を果たします。コンピュータなしでは飛べない飛行機も、今では
珍しくありません。複雑なシステムとなった現代の航空機では、安全な飛行が
できることを確認するためにも、初飛行前の試験が重要です。
 もちろん、個々のシステムについては、設計段階から多くの試験が行われて
きているのですが、1つの機体として構成されたとき、全体として正しく機能
することを確認する必要があります。これが全機機能試験です。
 飛行制御系統、油圧系統、エンジン系統、電気系統などなど、実際の飛行を
模擬して多くのテストが行われ、全てクリアされた後、ようやく地上滑走試験
を経て、初飛行へ進むのです。

 最近では、計測機器の進歩によって、試験データの取得や解析でも自動化が
進んでいますが、それ以上に航空機システムの複雑化も進んでいます。従って
地上試験の期間も、昔に比べて長くなってきているようです。

(つづく)
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■航空サイト更新速報

本コーナーでは、航空ファン必見のホームページをご案内いたします。
どれも情報満載かつ頻繁に更新が行われているサイトばかりです。最新の更新内
容が一目でわかりますので、ぜひチェックしてみてください。

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●TFW
http://home3.highway.ne.jp/~tkfukuda/

(ウェブマスターからひとこと)
“FACLON4.0”が国内でも出回り出したので私も購入してまいりました。
FALCONシリーズの伝統であるリアリティにこだわった造りに加え
前作から大幅に進歩したグラフィックにより再びFS最高峰となりそうです。
私は現在辞書並みに分厚い英文マニュアルと格闘中ですが
近いうちに当サイトでも詳しく解説してゆく予定でいます。

(今回の更新情報)
GAME: “F-16MRF/MiG-29”の解説を更新。

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●広江さんちのホームページ
http://www.netlaputa.ne.jp/~hiroe/

(ウェブマスターからひとこと)
今週1/20、VMFA−212のFA−18Cが高知沖に墜落しました。
VMFA−212は昨年の8/20にもオーストラリアで訓練中に
乗員が死亡する墜落事故を起こしています。
続けて、翌1/21には三沢のF−16Cが岩手県の山中に墜落しました。
三沢と言えば、昨年F−1、F−16C、F−4EJと事故が続いた事が
記憶に新しいと思います。事故のない空の安全を祈るばかりです。

(今回の更新情報)
GO! NAVY INDEXページの写真を交換
【FA-18 HORNET (USM,C)】に写真を1枚追加
【P-3 ORION】に写真を1枚追加
【CVW-5/USS KITTY HAWK】を更新(写真を3枚追加、1枚交換)
【CARRIER AIR WINGS】を更新
【リンク集(国内編&海外編)】を更新

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■読者からのお便り

先日押入の中から10年ぐらい前に購入したハセガワ製の1/48英国空軍のF4 FG.1
ファントム25周年記念塗装のプラモデルの箱がでてきました。特に組み立てたりはして
ありません。メタルのシートの部品などもいくつか付いているものです。
もう塗料も筆も組み立てる道具もないので、どなたかこれを引き取ってくれるなどという
方はいませんでしょうか?もちろん、ただでおわけします。
当方は、茨城県つくば市在住です。遠方の方でしたら着払いの宅急便で送らせて頂き
ます。
当時は限定品だったので飛びついて買ったので、捨てるのはなんかもったいないので
メールしました。

内容は、
 ハセガワ1:48 ブリティッシュファントムFG.1
 ファントム25周年記念塗装仕様
 1987〜8年ぐらいに発売されたものです。
 シートの一部、足まわり、パネルがメタルキット、ゴム製タイヤです。
 デカールも残っています。
 無料でおわけいたしますが、送料等はご負担下さい。

 茨城県つくば市 小笠原寿浩 

★御希望の方は・・・
住所・氏名・電話番号をご記入の上、編集部までメールにてお申し込み下さい。
その際、件名は「ブリティッシュファントム希望」としてください。
締め切り:1月31日(日)
なお、希望者が複数に渡る場合は抽選とさせていただきます。

編集部ブリティッシュファントムプレゼント係 contents@mti.biglobe.ne.jp
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□編集部からのお知らせ

編集部では、本誌記者を大募集中です。航空間連業界に勤務されたことのある方、
趣味で飛行機に携わっていらっしゃる方、ぜひ御連絡をお願いいたします。

また、航空ファンの方々からのいろいろな情報をお待ちしております。面白い情
報、貴重な情報、ございましたらぜひ御寄稿をお願いいたします。
(ただし防衛秘密、企業秘密の漏洩にはくれぐれも御注意ください)

飛行機倶楽部通信編集部 contents@mti.biglobe.ne.jp
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○電子メールマガジン「飛行機倶楽部通信」1999/1/26 (第2第4火曜発行)
発行元:Dream Contents
発行責任者:加藤和彦, contents@mti.biglobe.ne.jp
編集:飛行機倶楽部編集局

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許可無く転載することを禁じます。
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