=== HIKOUKI CLUB ======================================== 501部発行 ======

飛行機ファンのための総合情報マガジン
飛行機倶楽部通信
第4号 (1998/09/09号)

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皆さんこんばんは。「飛行機倶楽部通信」編集長の加藤です。

先週は北朝鮮からテポドンが飛んできて大変でしたね。あ、人工衛星付きロケット
でしたっけ?まあどっちでもいいですが、事前通告なしにいきなりあんな事
出来ちゃう体制にあるのがあの国の恐いところ!?
でも、おかげさまで日本の防空体制の問題点が露呈し、議論が行なわれるように
なったことは思わぬ収穫では?TMD(戦域ミサイル防衛構想)や「偵察機能を有
する多目的衛星」(いかにも日本らしい表現!)を開発しようという気運が盛り
上がってきました。また防衛庁長官は、核ミサイル攻撃を受けた際に敵地のミサ
イル基地を攻撃する事も専守防衛の範囲内であり、憲法上認められているとの見解
を明らかにしました。
TMDの実効性や、偵察衛星の保有、自衛隊による敵地空爆の違法性の有無など
の問題はさておき、実際にテポドンが発射されてようやく本格的な議論が始まる
のではちょっと遅すぎますよね。

先週は雨続きで2日間だけジョギングしました。(^_^;)
それでは、飛行機倶楽部通信(第4号)をお届けします!
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□今回のもくじ

■航空イベント情報
★空自三沢基地航空祭
★空自芦屋基地航空祭
■今週の飛行機倶楽部
★航空グッズ通販コーナースタート!
■連載記事
★飛行機開発物語 (三島虎魚)
★マレーシアの空を飛ぶ《メルマガ版》(さとう信弘)
■航空サイト更新速報
■読者からのお便り
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□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 航空イベント情報 □□□□□□□□
□ 空自三沢基地・芦屋基地航空祭                           □
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★空自三沢基地航空祭

三沢基地の主な部隊:北部航空方面隊司令部、第3航空団、北部警戒管制団司令部
第1移動警戒隊、警戒航空隊、三沢ヘリ空輸隊など

航空自衛隊三沢基地は支援戦闘機部隊のメッカ。第3航空団はF-1を運用する第3
飛行隊と、F-4EJ&F-4EJ改を運用する第8飛行隊から成る。F-1&F-4による模擬
対地攻撃展示が行われるのは三沢基地航空祭を除いてそう滅多にはない。
さらにこの基地は米空軍第13戦闘飛行隊・第14戦闘飛行隊(いずれもF-16を運用)
が展開しているため、米軍機の飛行展示や模擬店などでオープンハウスの雰囲気
も楽しめる。当日の予定プログラムは次のとおり。

09:00〜09:30 航過飛行 F−1、F−4、F−16各3機
09:30〜09:45 F−15高機動飛行 F−15×2
09:45〜09:55 消火活動展示
10:00〜10:15 救難活動展示 UH-60J×1
10:45〜11:20 F−16デモフライト F-16×1
11:25〜11:55 模擬対地攻撃展示 F−1、F−4各4機
11:25〜11:55 基地対空火器射撃展示 VADS×2セット
13:00〜13:15 懸吊展示 CH−47×1
13:15〜13:50 模擬対地攻撃等展示 A−10、F−18各2機
13:50〜13:55 空中給油 ES−3、F−18各1機
13:55〜15:00 ブルーインパルス T-4×6

開催日:9月13日(日)9:00−15:00
所在地:青森県三沢市後久保125-7
TEL:0176-53-4121
最寄駅:東北本線 三沢駅(三沢駅及び三沢空港ターミナルから会場までバス有)
基地内に駐車場有(駐車場から会場までシャトルバス有)
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★空自芦屋基地航空祭

芦屋基地の主な部隊:第13飛行教育団、第5高射隊、第6高射隊、芦屋救難隊など

航空自衛隊芦屋基地はT-1初等ジェット練習機が配備されている基地として有名。
空自のパイロット候補生達にとっては初めてジェット機を操縦することになる
基地だ。今年からは後継機種であるT-4の配備が始まっているので飛行展示も期待
できる。例年登場するT-1の記念塗装機も楽しみだ。
ブルーインパルスの飛行展示も午後から行なわれる予定。


開催日:9月20日(日)8:30−15:00
所在地:福岡県遠賀郡芦屋町大字芦屋1455-1
TEL:093-223-0981
最寄駅:鹿児島本線 遠賀川駅 折尾駅(バスにて20分)
駐車場有
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■今週の飛行機倶楽部

お待たせしました!ついに航空グッズの通販コーナーがスタートです。
本誌掲載のパスワードを商品注文メールと一緒に送っていただきますと割引価格
にてご購入いただけます。ぜひご利用ください!

(今週のパスワード)愛知17試攻撃機「晴嵐」

ホームページ「飛行機倶楽部」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~hikouki/01.htm

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■連載記事
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★飛行機開発物語 (三島虎魚)

第2回:構想から設計作業へ
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 前回、開発開始にあたって具体的な要求が設定され、基礎設計が行われると
書きました。これが開発のベースとなるコンセプト・デザインで、基本構想と
呼ばれたりするものです。
 この基本構想を適切に設定するためにも、多くのノウハウが必要とされます。
もちろん、航空力学のセオリーを踏まえて考えるのですが、ただそれだけでは、
優れた解答は生まれません。だからこそ、航空機の設計にはいろんなアプローチ
があり、個性的なデザインも生まれるというものです。

 さて、この構想段階のアウトプットとして、構想図が作成されます。この
図面によって、全機の形状、構造、各種艤装の配置など、機体設計の概要が
明らかになるわけです。
 この段階では、まだ細部の設計は漠然としたものです。しかし、粗い図面
を作成することによって、その妥当性を検討し、細かい設計にも進むことが
できるようになります。

 もし、開発が国の委託であった場合は、こうして作成された図面や、その
根拠となる計算書、各種試験の結果報告書などとともに、審査(技術審査)
を受けることになります。また、民間企業の自主開発だったりした場合は、
社内審査が行われることになるでしょう。
 こうした審査は、この基本構想段階以外でも開発作業の要所で開かれ、
そのつど設計がチェックされるのです。これらの審査を無事通過して、設計
の妥当性が認められれば、次のステップへ進めるわけです。

 ここまでの段階は、言ってみれば新型機の青写真をつくるもので、本格的
な設計作業と呼ばれるのは、実はこれ以降の段階なのです。

(つづく)
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★マレーシアの空を飛ぶ《メルマガ版》(さとう信弘)

第1回:免許取得ならマレーシアが穴場かも・・・
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アメリカがいい、オーストラリアも悪くない、中国なら安いかも・・航空留学を
考えている人はそれぞれに、いろいろな情報を集めています。 この際マレーシアも
検討の材料に加えてみたらいかがでしょう。
マラッカにはフライト・アカデミーという航空専門学校もありますが、自家用を目
指すならクアラルンプールにあるローヤル・セランゴール・フライング・クラブがお
すすめです。安近短のすべてをクリヤーします。
つまり、まず飛行料金の安さで、教官同乗でセスナ172が一時間300リンギ、
チャーターなら265リンギ(日本円でそれぞれ1万800円、9540円)です。
アメリカよりちょっと高めですが、生活費や交通費を考えると、総経費でははるかに
安くなります。ちなみにローカルの食事が口に合う人なら、一回の食事代は100円
で済みます。
次に「近い」という点でも日本からわずか6時間。時差は1時間。往復5万円台の
航空券もでています。さらにクラブのベースとなっているシンパン空港はクアラルン
プール市内のどこからも車で15分の近さです。その昔プロペラ機全盛の時代に国際
空港だったところで、滑走路は1200メートル。現在空軍基地となっていますが、
もヘリコプターが数機あるだけで、トラフィックは多くありません。
最後に「短」といえば、免許取得までの時間です。天気は一年中真夏でほとんど季
節というものがありませんし、一年を通じて日の出、日の入りは7時半。夕方のス
コールを除けば、いつもフライアブルです。ほぼ15時間位でソロに出してくれます
ので、きわめて短期間に能率的にシラバスをこなすことができます。筆記試験のため
の座学は夜に行われています。
問題は言葉ですが、この国は英語国といってよいくらい、ほとんどの人が英語を話
します。英語といってもマレー式英語ですから、こちらも恥じることなく、ブローク
ンの英語を使えます。
なにはともあれ、温和な人柄のマレーシア人、町中が公園のような緑ゆたかな国、
などなど、マレーシアは極めて魅力あふれる国です。そんな国で免許取得に挑戦する
のも面白いのではないでしょうか。 マレーシアの空の魅力はぜひ月刊誌 「航空情
報」でご覧ください。ことしの4月号から「マレーシアの空を飛ぶ」というタイトル
で連載しています。また本誌でも、これから折りにふれて、マレーシアの空を紹介し
てゆくつもりです。

クアラルンプールにて さとう信弘

(つづく)
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★空飛ぶかさぢぞう (篠頭典善)

今回は篠頭典善氏が多忙につきお休みさせていただきます。

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★航空整備ひとくちメモ (hammer maneki)

今回はhammer maneki氏がPC環境新構築中につきお休みさせていただきます。

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■航空サイト更新速報

本コーナーでは、航空ファン必見のホームページをご案内いたします。
どれも情報満載かつ頻繁に更新が行われているサイトばかりです。最新の更新内
容が一目でわかりますので、ぜひチェックしてみてください。

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●HIDE's
http://www.din.or.jp/~hidemasa/

(ウェブマスターからひとこと)
おかげさまで8/26に10,000hitをクリアし、さらに航空ファン誌上で小さいながら
も紹介されるなど、うれしいことが続きました(^^)
HIDE'sを見に来て下さる全ての方に、厚くお礼申し上げます。
これからもよろしくお願いいたします。

(今回の更新情報)
最新アップデートは、8月31日です。
またしても「手抜き」コーナー出現(^^;;、「AIRock Gallery」を作りました。
掲載第1号は、投稿いただいた写真です。
ショーでは見られない、ロック岩崎氏の1シーン、ご覧下さい。
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●TFW
http://home3.highway.ne.jp/~tkfukuda/

(ウェブマスターからひとこと)
GALLERYの画像ソースとなっているビデオの一部をAVI形式のムービーにしてダウン
ロード出来るようにしました。ファイルサイズが大きくディスク容量を圧迫している
ので更新ごとに入れ替えるようにしています。

(今回の更新情報)
GALLERY:“MOVIE”を期間限定で設置。
GAME : “Jane's F-15”更新。
MODEL : 過去の作品を展示する“MUSEUM”を新設。KA-3B&A-4Cの製作更新。

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●広江さんちのホームページ
http://www.netlaputa.ne.jp/~hiroe/

(ウェブマスターからひとこと)
ここ、1ケ月の間、英語のメールが頻発に来るようになりました。イギリスなど
ヨーロッパのスポッターや元F−8パイロットなど主にCrusader Associationの
面々です。
平均すると、週に2〜3通、来ますが、最近、これらの返信が苦痛に感じるよう
になってしまいました。
今になって後悔しても仕方がありませんが、もっと英語を勉強しておけばよかった
と思っている今日この頃です。

(今回の更新情報)
 ・GO!NAVY
   【INDEXページ】の写真を交換
   【C-130 HERCULES】のページを追加。
   【RA-5C VIGILANTE】のページを追加。
   【CVW-5/USS INDEPENDENCE】に写真を1枚追加。
   【CARRIER AIR WINGS】を更新
   【リンク集】を更新。
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■読者からのおたより

はじめまして。遅れ馳せながら創刊、おめでとう御座います。配信を楽しみにしてい
る読者の一人です。三島虎魚さんの「飛行機開発物語」を楽しみにしております。

私には夢があります。自分で自作したプロペラ機を操縦したいとの夢です。実は貴誌
を読み始めたのもこの夢の足がかりになるやもと考えたからなのです。本屋で大戦下
に作成された戦闘機の設計図を見ているとわくわくします。
私は普通のサラリーマンで仕事はコンピューター関係に勤めております。一応は理系
なのですが、このような私に有用な情報・お薦めのHP・メーリングリスト・本等は
ないでしょうか?

白木 祐介

★編集部より
航空ファン1998.3月号の「蒼穹劇場」は、80%スケール・180hpの飛行可能な零戦を
自作されている濱尾豊氏の特集記事です。ぜひご覧になってみてください。
また、読者の皆さんの中でこれは!というオススメの情報源をご存知の方が
いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!
contents@mti.biglobe.ne.jp
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□編集部からのお知らせ

編集部では、本誌記者を大募集中です。航空間連業界に勤務されたことのある方、
趣味で飛行機に携わっていらっしゃる方、ぜひ御連絡をお願いいたします。

また、航空ファンの方々からのいろいろな情報をお待ちしております。面白い情
報、貴重な情報、ございましたらぜひ御寄稿をお願いいたします。
(ただし防衛秘密、企業秘密の漏洩にはくれぐれも御注意ください)

飛行機倶楽部通信編集部 contents@mti.biglobe.ne.jp
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○電子メールマガジン「飛行機倶楽部通信」1998/09/09 (第2第4火曜発行)
発行元:Dream Contents
発行責任者:加藤和彦, contents@mti.biglobe.ne.jp
編集:飛行機倶楽部編集局

Copyright(C), 1998 Dream Contents All rights reserved.
許可無く転載することを禁じます。
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