viがいかに究極のエディタであっても、起動せねばその究極っぷりを披露できない。 そういうわけで、これが起動コマンドである。
$ vi
$はつまるところプロンプトであり、これまで入力するときっとうまく起動しない。 オプションもまぁいろいろあるが、おそらく知る必要はないだろう。 ちなみに既存のファイルを編集したい場合は次のように書く。
$ vi ファイル名
viの終了は、exモードで行う。
:q<return>
「:」
でexモードに移行して、終了コマンド「q」
の入力、リターンキー叩いて確定、という段取りだが・・・
まぁ「:q」
で一つのコマンドだと思っていてまったく問題ない。
この操作をやって、なにやら意味不明のエラーが発生してセーブが成功しない人間は、 おそらく先走って入力などやってしまったのであろう。 落ち着け、それはただ「このファイルは書き換えられています。セーブしてから終了してください」 という感じの注意をしてくれているだけである。 ゆえに、すぐ次で説明する「ファイルをセーブする」を見てセーブしてからであれば終了できる。 セーブをしたくない場合は、次のように打つ。
:q!<return>
「四の五の言わずに、終わらせい!」という意味である。 「!」がそれっぽいので楽勝で覚えられる。・・・いや、知らないけど。 もちろん、編集内容は失われるので、覚悟して実行せよ。
新規作成したファイルを保存する場合は、次のようにする。
:w ファイル名<return>
「ファイル名」で指定した名称で、ファイルがセーブされる。
すでに「vi ファイル名」
というコマンドでviを起動し、
既存のファイルを編集している場合は、
以下のように名前を省略すればそのまま上書き保存になる。
:w<return>
簡単かつスピーディー。すばらしい。
ここで文句(エラー)を言われてしまった貴様は、
どうやらファイルに書き込み権限が付いていないようである。
よって、「:q!」
で強引に終了して編集やり直しであるが、
最後の手段がある。
:w!<return>
終了時と同様の、強制書き込みである。 例え「読み込み専用」にしてあっても、かまわず上書き保存する。
これは結構頻繁に行う連続動作である。 もちろん、普通に
:w<return>
:q<return>
とやってもいいのだが、こいつらは一緒くたにして実行できる。
:wq<return>
これで浮いた2ストローク打つ時間で、コーヒーでも淹れよ。