シャミアナ:さて、最初のお客様は皆様も御存知でしょう。深淵の底にたゆたう【魔王ENTの混沌宮殿】から、ENT陛下と小姓さまです。いつもながら、お手数をかけます。
小姓:RI財団様、アクセスHIT30000突破おめでとうございます。
ENT:ふん、《混沌宮殿》のアクセスが40000HIT超えたときにはRI財団から何の祝いがあったというのだ。
小姓:何て狭量な‥‥というか毎回同じ事を仰っている気がしますね。
ENT:情況が変わらない故だろう。
小姓:繰り返すのも芸がないですし、止めましょう。
アイゼル:うむ。言われてみればその通り。毎度魔王殿にはすまぬな。次の折には我が弟子から祝いでも‥‥と、思うのだが、はてさて、魔王にはいかなる祝いが相応しいのか儂にも思い付かぬ。
小姓:それにしてもどうなるかと思いましたよ。RI財団様のメイン・コンピューターがクラッシュされた時には‥‥
ENT:月後れでアンゴルモア大王が茶を飲みに来たのだろう。タイミングを逃したからな(笑)。
小姓:でも年遅れで来年(2000年)あたりにアンゴルモア陛下が《混沌宮殿》に遊びに来られるそうですよ。何でも羅刹丸がお気に召したようで‥‥
シャミアナ:そ、それは難儀な‥‥羅刹丸とは、陛下の私室にある魔術器具か何かだったでしょうか?
小姓:ああ、羅刹丸というのは《混沌宮殿》のメイン・コンピューターです。
ENT:茶を飲ませて追い返すとしよう。
いや、かの王のために『魔王たちの殿堂』に部屋を新設しなければ‥‥(笑)
シャミアナ:ところで、陛下の宮殿は《通火の塔》にも増して迷うほどの広さ。なにかと手入れも大変でしょう。今後、何か予定はございますか?
小姓:‥‥今のところ、陛下は《混沌宮殿》を引っ越しさせるつもりはないようですね。
とりあえず、近い内にプロバイダ様は変更になります。‥‥でも何故か混沌宮殿のURLは変わりません。
ENT:変えるのが面倒故(笑)。
アイゼル:なるほど。その気持ち、よく分かるぞ。ついでに、なにやら『ア・ルア・イーの魔道書』の作者も同じ気持ちのもよう。
ENT:‥‥と前置きはこのぐらいにして、今回の出張も深淵関係になるのだな。
シャミアナ:ええ、混沌宮殿は広く、陛下の見識は広くとも、やはりここは深淵関係のお話などを。
小姓:だって、今まで見ていても《深淵》関係で毎回お祝いするのは《混沌宮殿》しかないじゃないですか。
ENT:《総合編》は他にもあるが、《混沌宮殿》がないと記念ページの《深淵編》が全滅するわけか‥‥
小姓:邪推ですかね‥‥まあ、少しでもお助けすると思って我慢して下さい。
シャミアナ:そ、それは‥‥
ENT:うむ、深淵が滅びてしまっては面白くない故、仕方があるまい。とりあえず《混沌宮殿》は「総合編である上に深淵編」であると読み替えておくとしよう。
小姓:何を大人げないことを言っているんですか。
ENT:それはともかくJGC'99のレポートなのだが‥‥
シャミアナ:深淵の集いがありましたが、どうかなさいましたか?
ENT:後編の飛び入り深淵のレポートに事実誤認があるぞ。
シャミアナ:はい。との主張がございましたので、わたくしが御来訪の直後に直しておきました。
ENT:何か予(魔王ENT)が当該セッションで「人面蛸(人蛸マール)」をプレイヤーキャラクター(PC)として指定したような書き方をしている。
予はそんなことを言った覚えは「全く」ない。人蛸をプレイしてもよいとは言ったが、あくまでプレイヤーが望めばというだけで、指定PCではないぞ。そもそもプレイヤーレベルには人蛸などとは一言も言っていない。
小姓:じゃあ何を指定したんですか?
ENT:『犬頭の従者(獣師の猟犬)』だ。
小姓:‥‥人間でないことは変わらないでしょう。
ENT:ともかくレポートとしては正確な情報ではないし、先入観に満ちているな。
アイゼル:ふむ。じゃがしかし、犬頭の従者と人蛸は二人でひとつ。そこまで強硬に誤りを主張するほどのことだろうか? まあ、ここは宴の主に譲ろう。
小姓:蛸でも犬でもそんなを指定するのには問題がないんですか?
ENT:深淵として公式にPCテンプレートデータとして用意されている。PCに使ってはならぬとはどこにも書いていないぞ。
そして皆深淵ならではの独特の存在であり、深淵世界を堪能するにはうってつけだ。問題があるとしたら予(魔王ENT)ではなく、深淵自体に問題があるのではないか?
小姓:わざわざそんなのを選んで指定する陛下の感性が問題なんですよ。
ENT:その際のシナリオでは必要な設定なのだ。
大体、いつも予が深淵でテンプレートを指定するのはほとんどない。運命すら指定せずにその場で決めるのだ。
小姓:あくまでめったにない特殊な事例といいたい訳ですね。
それで、そうまでして設定したシナリオってどんな内容なんですか‥‥
アイゼル:うむ、それよ。我らが通火の座に属する者が望むのはそちら。
ENT:テーマカードだけ教えて遣わす。
《【紫の古鏡】:無垢ならん。知らず、聞かず、疑わず》だ。
小姓:幻視を司る通火の塔の魔道師の方は何か見えますか?
シャミアナ:わたくしは未だ魔術の技を学ぶ途上の身、通火の瞳を持っていようともよく分かりません。
アイゼル:儂は‥‥そうだな、犬頭の従者に、今までの自分を覆す何かが起こるものと視た。まあ、これは台詞よりもわかること。
小姓:ふーん、そうですか。
ENT:くくく‥‥
小姓:そうそう、この記念ページがでたころに、出版された新しいRPGというと《魔獣の絆》と《ブレイド・オブ・アルカナ》がありますけど。
ENT:《魔獣の絆》は早速、遊んでみたぞ。自らGMもしてみた。現代日本を舞台として魔物と人間二つの心と姿を持つ半魔をプレイするのだ。
感想としてはまあ、GURPS妖魔夜行よりはセッションは簡単かなといったところか。
《仁代堂》のジュアン:やあ、みんな! 噂じゃあ、2000年に出る小説で《うさぎの穴》に大異変が起こるときいてショックなオレだ。(笑)
そうか、噂の“まんじゅう”はセッションが簡単なのかな? キャラメイクがGURPSより短いのは分かるけど‥‥。けっこう、ルールが細かいところでややこしくて、ルールブックのあちこちに書いてあって分かりにくいらしいよ。なんでも第2版が出るという噂もあるけどね。
小姓:ああ、妖魔夜行の方ですか。懐かしいですね。
シャミアナ:おやおや‥‥わたくしの瞳には、あの少年の背後に、翼持つ蛇が見えますが‥‥???
ジュアン:魔獣の世界観には、龍や鬼、吸血鬼や人狼みたいな古代から続く古の血を継ぐ魔物もいるし、その一方で死神とか寄生体とかなんだかよく分からないのも一緒にいるんだよね。けっこう、バラバラだなあ。
小姓:‥‥
ENT:世界設定的に、突っ込みたい設定は山ほどあるのだが‥‥
小姓:あっ、何かと問題になりそうな発言を‥‥他人様のWEBサイトなんですから、遠慮してくださいよ。
ENT:うむ。そうだな。予ばかりが話していても仕方がない。現代日本に潜む例の竜を呼んでみよう。召喚!
白瀬 悠:おやおや‥‥魔王の呪文とあらば仕方ないかな。僕の名は白瀬悠。小説家を生業としている。編集の人達と顔を合わせたこともないからね。人気の作家がこんな若いなんて、読者は思ってないだろう――といっても、何十年も前からこれを続けているけど。そう、僕の本当の名は悠月、齢九十八を数える水竜の悠月さ。
さて、確かにBINDの世界は初心者にも分かりやすくするため単純に、まあ――あのWorld
of Darknessの簡略版のような感じになってるともいえる。とっつきやすいという人もいるし、奥行きがなくてまったく物足りないという人もいるだろうね。僕は民俗学を研究して小説を書いているぐらいだから‥‥ちょっと物足りないかな。ふふ。
ジュアン:へえー。まあでも、愛とか絆とか、燃えるプレイもできそうだよね。人狼の半魔とかだったら、友達になれそうだな。オレにも紹介してくれよな!
ENT:ほう。
小姓:へえ、そうなんですか。さて次は『ブレイド・オブ・アルカナ』通称『ブレ・カナ』ですね。
ヒロイック・ファンタジーRPGだそうですが‥‥
ENT:むうう、ブレカナは予(魔王ENT)もまだプレイしたことはないのだ。最近囁かれるジンクスがあって、深淵ファンとブレカナファンは両立しないというのだ。
小姓:本当ですか? 陛下はブレカナが嫌いなんですか?
ENT:世界設定を聞くだけならなかなか面白そうなのだが‥‥
「砕かれた天上の光が闇に捕らわれ地上に光のカケラが落ちてしまった」
ENT:ふむふむ
「夜の空には星はない。何故ならすべて『落ちてしまった』から」
ENT:そうか。面白い(笑)
「月は満月になることはない。何故ならカケラが『落ちてしまった』から」
ENT:よいよい(笑)
「太陽は虫食いのように穴があいている。何故ならカケラが‥‥(省略)‥‥」
ENT:‥‥全くもって素晴らしい!(笑)
小姓:‥‥陛下の感性ですからね。
ENT:まあ、ここであれこれ考えていても埒があかぬ。
当事者を呼んで聞くのが一番確実だろう。白のイルレイン召喚!
白のイルレイン(の霊):「‥‥私を呼ぶのは誰だ?
クレアータである私はいかに聖痕者とはいえ、転生も叶わぬ。ただ、刻まれし者の遺志を残し、消えゆくのみ」
シャミアナ:額の自動人形のしるし、あの魔剣に刻まれたしるし、紫の瞳の奥に光るしるし‥‥ははぁ、確かに三つのしるしが。あの御方が、ハイデルランドという異世界で悪と戦っている“エングレイヴド”という英雄たちなのですね。
アイゼル:うむ。既に死の翼に迎えられた身の英雄にはちと申し訳ないが、話を聞いてみようか。
ENT:面白そうなところはどんなところかな?
イルレイン(の霊):「まずは理の上でから。いつ何時殺戮者に堕ちるともしれぬこの興奮、そして20と2つのアルカナに秘められた技と奇跡の数々。いかなる強大なマローダーにも打ち勝つ組み合わせを考えた同志も多かろう。
しかし、この理の書のあちこちに誤りが多いのもまた事実。エングレイヴドとして禁じ手とする組み合わせも発見された。また、“のば”と呼ばれる異世界の理に比べると、どうも戦闘系の組合わせにはずいぶんと限度がある模様。そのうち、飽きてしまうやもしれぬ」
ENT:ふむふむ。
小姓:そうなんですか。
イルレイン(の霊):「そして‥‥我らがさだめは英雄のものであり、そこには人の心を震わす物語があるはず。
故あり殺戮者の道に墜ちた者たち、世の人々に理解されぬ聖痕者の悲しみ、幾多の困難を越えた戦い、この世界より読み手に伝わる息吹‥‥。
だが、この理の書からはその息吹があまり吹いてこぬ。「聖痕が欲しくて奪ったただの悪者」である殺戮者とただ戦って倒して終わるだけの物語しか生まれぬ可能性もある。因果律などもあるが、そこのアクシス殿たちの住む“深淵”世界の運命に比べるとなんの強制力もない故な。
さて、そろそろ召喚の術も切れよう。私の遺言は次のページにある。どうか、勇気を持って殺戮者の姿を目に収めて欲しい。それが、私の最期の願いだ」
ENT:もうよかろう。帰るがよい。
小姓:どうか安らかに。
シャミアナ:白き髪の戦姫、どうぞ御眠りください。きっと、世の同志の方々が、貴方の遺志を継いでくれましょう。
ENT:そうそう、《混沌宮殿》の近況だが、ついに我が混沌騎士団が14位まで揃った。まだ混沌魔術師団には欠員がいるのだが‥‥
小姓:「揃った」ってあそこは定員なんてあるんですか?
ENT:望めばいくらでも増員する(笑)ぞ。特に定足数はない故。
シャミアナ:(お師匠さま‥‥これはもしかして、わたくしたちに「入団せよ」との無言の勧めでしょうか?)
アイゼル:(うむ‥‥(笑)。考えてみるか? 師弟揃ってというのは可能なのかのう。)
ENT:記念という訳ではないのだが、中華回廊を作ってしまった。
西遊記も満漢全席もラーメンも中国(China)に関係するものは何でもフォローするぞ。何か語りたいことがある場合、中華雑談の間にでも書き込むがいい。
小姓:ますますと混沌としてきて‥‥どうするんですか。
ENT:さて、どうしよう(笑)
ちゃんと武侠小説の間に師弟間の呼び方をあげて置いた。「師」という字を除けば、親族間にも通用するぞ。
小姓:陛下、こちらはRPGのサイトなんですから‥‥
ENT:魔道師やまじない師の師弟はどうだか知らぬがな(笑)。
「央華封神」や「真・女神転生RPG覚醒編(in香港)」などの仙道ものを
プレイするなら多少は関係していよう。こじつけるなら、パラダイス・フリートの金華帝国キャラも参照せよ。
シャミアナ:香港といいますと、『別冊FSGI』なる書物に載っていたあの記事ですね。我らが深淵世界のことも載っておりました。
アイゼル:うむ。夜が主題とは粋な計らいよ。開門の儀の手引きに書いてあったことが、儂が長年思っていたことと一致してよい気分であったわ。
さてご両人、本日は宮殿の方でもいろいろと務めが残っておるそうじゃが‥‥
小姓:ああ、長居をしすぎたようですね。陛下、そろそろ宮殿の更新が。
ENT:うむ。
小姓:それではごきげんよう。RI財団様のさらなる発展をお祈りしています。
ENT:こちらも、まだ負けてはおられぬ(笑)
シャミアナ:いつもいつも、まことにありがとうございます。次はこちらからもお祝いを贈らねばなりませんね。
アイゼル:うむ。魔王殿も壮健であられよ。
シャミアナ:しかしお師匠様、どうも陛下はこちらを好敵手と考えているようですが、いかがいたしましょう? こちらはそのようには思っていないのですが‥‥(笑)
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