原蛇の座
示したるは多彩にして無色の混沌 大渦巻きの中の盾 虚無と根元 無限の夜 全ての魔族と世界の母、原蛇エセスが座なり。
娼婦の如き赤き唇に蛇の舌 額に角と蛇の尾 女神の如き王女の風格持つ妖艶なる美女の姿なり。
蛇の大公と交わりし最初の人の子にして全ての魔族の母。諸侯に力与え、神々と戦いしもの。大地の王オエンが母、魔族帝国創始者にして皇母。翼の王ティオールを愛せしもの。翼の王暗殺の折、後を追いて入寂せしもの。葦原の国にありし冥界の王妃。
剣の帝国への復讐の為にその身を魔族に変ぜし、影の王国の哀しき王女なり。
蛇姫オラヴィーが皇子にして魔族皇帝。統治せしは魔棲代一万年、魔族帝国の永遠の栄えの時なり。
神征紀の戦いの折、葦原の国の皇母よりの説得に応じ、影の都の開城の後に冥界の虜囚となりしものなり。
赤き瞳の白き蛇 白髪混じりの壮年の男 あるいは黒髪と白き肌、赤き唇の妖艶なる美女の姿なり。
全ての蛇と魔族を統べるものにしてそそのかすもの、陵辱せしもの。大公と交わりし人の子は魔族となりしものなり。
原蛇エセスが息子にして、原蛇の混沌を世に撒きしもの。諸侯とはやや異なる類にて、蛇の大公は封ぜられずに世を闊歩するものなり。
食らい尽くす者の王なり。蝗の姿と伝えられしものなり。
蝗たちの支配者。南の谷間に封ぜられ、北の土地にしもべを送るものなり。大公が想いしは地上を食らい尽くすことのみなり。
魔剣:小さき鎧通し『毒針』。あらゆる鎧を貫きし魔剣なり。
教団:北原にありし『ギュラニン党』は、死の貴婦人と毒匠の夫婦に次いで、口の大公を守護神と崇めしものなり。
腐肉の大公キネズ・ゴーラ
(薄羽の大公キネズ・ゴーラ) 召喚値120
利き腕は左 仮面にて顔の右半分を隠せし貴公子の姿 仮面の下は醜く腐りゆくものなり。
その手に腐敗の魔力持つもの。全ての蝿と蛆虫の支配者。
影の都の宮廷にその人ありと歌われし薄羽の大公、儚げなる美青年にして、口の大公に次いで虫たちを統べるもの。
されど蛇の公子の乱に荷担せしために呪い受け、生きながら腐る定めなり。狂気に捕われたる大公が想いしは全てを朽ち果てさせることのみなり。ワールの黒き森に封ぜられしものなり。
魔剣:大公が剣、幻影の魔剣『レイアタール』は既にその娘に与えられしものなり。
その姿は幾多の書物にても未だ明かされざるものなり。北原の地を守護せしものなり。
夜の妖魔を支配せしもの。醜き夜の女神マルーヴァの優しさを感じ、薄闇に満ちたる夜の宮廷にて妻と迎えしもの。神征紀にて戦車の王により光の中に放逐され、妖精騎士によりて封ぜられしものなり。
不健康なまでの美しさに過ぎる女性の姿。されど、病の王は本来男性なり。
病の宮廷にありし病の支配者なり。あらゆる病を引き起こし、宮廷に控えし病魔たちを従える王なり。
魔剣:緋色の柄持つ細剣『緋王』。これにて突けば、相手はその夜に病にて倒れるものなり。
教団:病の王を崇め、病魔よりの無事を願う『疫病教団』。されど病魔を操る力もちし危険なる教団なり。表向きは健康を願う『医王教団』を名乗りしものなり。
秩序の正しさと労働の大切さを語る痩せた老人の姿なり。
全ての蟻の支配者。備え、貯えるもの。貪欲なるもの。巨人たちに奪われし自らの財宝を追ってさ迷いしものなり。
教団:『キメデサーリの影』なる下僕達が蟻の王に従うのみなり。
雀蜂に騎乗せし、蜂の頭持つ貴族の姿なり。
毒虫を支配せし虫の王。特に毒蜂を愛し、軍団を率いるなり。かつて影の都を守護せし空の騎士なりて、タンローズの黒き森を監視するものなり。
魔剣:異形の魔剣『羽音』なり。蜂の群れ飛ぶ如き不気味な音立て、心惑わす魔剣なり。
教団:天空の甘露得て長寿と安楽死を願う『天の甘露教団』なり。その実は、信徒を蜂馬に変えしゆくのみなり。
赤く爛れし無毛の体、肉食獣の歯持つ不気味なる人型の生き物。背を丸め、ただ餌を探すのみなり。
飢えし者。死体を食らうもの。夜をさ迷うもの。相手を食らい、その力を吸収せしもの。断たれてもその体は下僕として蘇り、いずれ夜の王の体に戻るものなり。
かつて天城紀にて剣の帝国に追われ、洞窟に追い込まれし一族の最期の一人。仲間や妻の体を食らい、ただ一人生き延びた若長の変わりし姿なり。
その姿はどの書物にも記されざるものなり。
蛇姫の力を強く継ぎし魔族帝国皇太子、大地の王オエンが長男なり。
翼の王を殺め、龍王らを戦わせ、父王と共に帝国を統治せし蛇の公爵なり。されど父の専制に不満持ち、若き諸侯らと乱起こせしものなり。敗れ追放されし後は『さすらう者アロ』として数千の年をさまよい、後の再度の乱にて永久に敗れ去りし公子なり。
公子が体は魔獣の素材になりしとも、記憶を失いて再びさまようとも、祖母オラヴィーが葦原の国に迎えられたとも、冥王テンバウランとして指輪の戦いにてよみがえりしとも伝えられるものなり。
また、公子は原蛇の鱗を飲みて人の子から不死の力を得たと、記されし書も世にはあるものなり。
血にまみれたる大鎌と黄金の稲穂持ちし仮面の女性。あるいは、四頭の黒馬が引きし箱型馬車に乗りたる黒衣の貴婦人なり。
夜の大公が妻にして世の到来を告げし宵闇の女神。収穫の大鎌にて昼の黄金の光刈り取り、夜を招き入れる黄昏の公女なり。影の門を開き、人々の影を召喚せしもの。全ての夜の妖魔の支配者にして謙譲の美徳持つ女性の守護者。
神征紀に戦車の王によりて放逐され、醜き姿を光の中にさらされしもの。毎日の黄昏の中で昼と戦い、闇の中で休息せしのち、夜明けに太陽に敗れし夜の女神なり。
魔剣:恐怖の申し子ル・ラグこそマナリーが魔剣なり。
教団:ユラス男爵領にて信仰され、女性の秘儀司祭たちが内外の闇を歩くものなり。
忠誠の公女ラプティーク
(人形使いラプティーク) 召喚値70
美しき銀の髪の女人形職人 その人形に宿るは青き霊気なり。
天空より降らす銀の糸にて人の子を操るもの。美しき人の子の娘を人形に替えしもの。娘が加わるは公女が近衛部隊、家族の元に残るは空ろなる木人形なり。
かつては夫と子を失い、形見の人形を胸にさ迷う未亡人。麗しき魔族の五公女が一騎、忠実なる木人形の歩兵と肉人形の近衛兵を従える、忠誠の公女と名高き将校なり。
美しき鱗の蛇の体に美しき女性の上半身 地に現われたる多彩の渦より泳ぎくるものなり。
融合の渦と地の蛇を連れしもの。子らを弄びしもの。渦に巻き込まれし生き物は融合し、混沌の力持つ不気味なる公女が子供へと変じるなり。
かつては夫と息子を神帝に殺されし楯の王国の女王。麗しき魔族の五公女が一騎、盾の公女と名高き混沌の魔族なり。されど子たる混沌の騎士たちを滅ぼされし後、公女が心もまた滅ぼされしものなり。
魔剣:鎧を皮膚とし、右腕を剣とした魔剣の騎士、『リグレイの混沌の騎士』こそ公女が魔剣なり。公女の剣にして楯、復讐の心をひとつにせしものなり。
薄羽の大公が溺愛せし美しき娘なり。父への呪いがために朽ち果て、その魂は羽虫に封ぜられしものなり。帝国皇后とも伝えられるものなり。
魔剣:父より与えられし幻影の魔剣レイアタールは、羽虫の公女が持つと伝えられしものなり。
無人の夜の宮廷が中央、鎖にて玉座に縛り付けられし若き公子なり。その姿を見し者は未だ在らず。
夜の大公マナリーと夜の女神マルーヴァが息子。夜の妖魔の王にしてユラス黒騎士団を守護せしもの。母の代わりに封印の奥の玉座にひとり縛られ、ただ孤独に震えるのみの公子なり。
衰弱の太守キャラム 召喚値70
赤ら顔のふよかな貴族 されど孤独なるものなり。
衰弱と疲弊、魔性の風邪と熱病を撒き散らすもの。かつて病の王ダーリが宮廷に控えし一騎、されど袂を分かちて妖精王国の滅びを一人狙うものなり。
魔剣:相手を疲弊さす『滅びの魔剣ヴェイラール』なり。
闇に覆われし人の姿 ただ巨大なる鉤爪のみ突き出されるなり。
爪の護符にて復讐者に怒りの力与え、敵を探索せしもの。復讐者を助けしもの、封印の中で蠢くバリアリゴの苦痛癒せしは復讐者とその敵の流す血のみなり。
魔剣:夢の中にて敵の元へと所有者を導く鉤爪なり。
教団:復讐を望むものたちが集う『復讐の爪』なり。他人の復讐を助け、見届けるものたちなり。
聞き上手の老人 幼き少女 巨漢の樵 牛頭の巨人こそ真の姿 その身に集う毒蛇たちこそ人の顔を持つものなり。
陰謀の王にして陰謀家たちの守護者。他人の讒言聞く力与え、人の子の猜疑心を煽るもの。自らの妖気すらも隠せしものなり。
魔剣:スリムレイは剣にては陰謀を行わぬものなり。
鱗は紫 纏うはリカブトートの瘴気 吐息も毒 紫の毒液したたる鉤爪持つ魔物の姿なり。
リカブトートの毒を愛するもの。毒草と蠍を従えるもの。苦痛のうちに死にゆく者を見ることを最上の楽しみとするもの。翼人座の一騎、死の貴婦人クリスケインの夫にして破壊と殺戮の魔神なり。
魔剣:その猛毒にて相手を一撃で葬る『紫の鉤爪』なり。
教団:北原に聞こえし『ギュラニン党』の主神なり。
濃紺色に染まりし翼持つ魔神なり。
疱瘡の子鬼もて混沌熱を撒き散らすもの。人の子には異形もたらす恐ろしき病なり。下僕たる蛇目もて解放を企むも、記憶を失いし下僕らはただ混沌熱を広めさ迷うばかりなり。
魔剣:触れたるすべてに混沌熱もたらす美しき短剣なり。
教団:異形を広め、主が解放願う『濃紺の闇』なり。蛇目と異形持つ人の子の集まりなり。
黄金に輝く蛹 羊水の中に蠢くは濡れた鱗の手と金の瞳 虫、龍、両生類に似て、どれにもあらずものなり。
その手にて原蛇の刻印と異形与えしもの。刻印を暴走せしもの。眠りの繭にて人の子を変ぜしもの。魔道師を始め、力求める様々な者によりて召喚されしものなり。
魔剣:人の子に与えられし第三の腕なり。腹より生え、多彩の爪持ち、さらなる運命をもたらすものなり。
教団:召喚によりて異形の力得、王国築くことを求む秘密教団『黄金の再生教団』なり。
片手の大男の姿なり。
深淵を泳ぐ双魚を支配せしもの。召喚者の援助者。運命の川に釣り糸垂らす釣り人なり。
魔剣:この世と深淵のとばり斬り裂く曲刀なり。現われし深淵が崩壊せし時、所有者は全てを吸い込む渦から護られしものなり。
下半身は鰻 上半身は龍 人の両腕持つ姿なり。
吐く瘴気にて衰弱もたらすもの。死の約定にて誘い、魔道師を橋として大いなる深淵もたらすもの。 深淵の深奥の封印にて衰弱せしも、地上を深淵の荒波にて流し尽くすこと狙うものなり。
魔剣:深淵と地上世界の壁断ち切り、深淵を召喚せし『虹色の波』なり。
教団:原蛇の魔道師とまじない師の秘密結社『虹色の波』なり。召喚の知識を収集し、召喚者同士で助け合うものなり。
肉体を持たぬ悪霊 土砂崩れの神なり。
深淵より来たりて、土砂崩れの起こるべき場所に七日の間現るるもの。滅びるべき家に小石投げるもの。かつて土砂崩れを起こす魔物たるも、封ぜられし時に性格が分断され、ラレイン自身が土砂崩れを防ごうとするものなり。
魔剣:土砂崩れを予言し、どの場を強化すべきかを教える魔法の杖なり。
美しき女性の上半身 下半身は深紅の蛇にして、卵を抱えしものなり。
卵のうちに人の子を封じ、自らの子たる蛇の影に変え溺愛するもの。変化の波にて異形もたらすもの。子供産む力失いし女性の魔族にて、母の本能に傾倒せしものなり。
魔剣:蛇の影の角より鍛えられし『蛇の牙』なり。貫きたる相手に異形もたらす短剣なり。
多彩の騎士ユ・カンド 召喚値50
燐光の中に浮かぶは多彩に輝く鎧まといし騎士 顔在るべき所には銀の門の幻影 戦胸甲には虹が渦巻くものなり。
魔法の軍馬に騎乗し、折れない魔法の槍にて武装せし騎士。霧をまとうもの。魔物に取り憑かれし騎士が母なる原蛇の鱗、モルアファールを飲みて魔族となりしものなり。
夕闇を走る者ランスタール 召喚値75
蛇たちが幾重にも絡み付きし悪魔の馬。蛇の大公ブーレイが騎馬なり。
日没後の一刻のみ封印より脱し、自らを封印せし妖精騎士を探し求めるもの。いずれ夕闇に溶け込むその姿を目撃せしものは熱病に冒されるものなり。十二と一つの日の間、ランスタールが同じ場所を円描きて走るならば魔法陣が生じ、村ごと滅ぼされるものなり。
魔剣:傷つけし相手を熱病に冒す『蛇の長槍』なり。
不気味なる顔持つ人型の怪物。その姿は皮を剥がれし兎の如きなり。
黄昏の公女マルーヴァがしもべ。主が醜さを受け継ぎ、夜の大公の復活の為に孤独に戦いしもの。影より這い出し、人の子に恐怖与えるものなり。
粘液に包まれし豚の如き白い巨人なり。足は形のみにて、這い進むものなり。
恐怖の気まとうもの。月のない闇夜に蠢き、戦うもの。その体は断たれるも、かけらが下僕たる妖蛆となりて戦い続けるものなり。敵を食らうことにて相手の能力すら自らのものとするものなり。
魔族帝国末期に獣師ブラーツの手によりて創造されし未完成の戦闘用人造魔族の一騎なり。その素材には位高き諸侯が使われたとも言われるものなり。蛇の公子の欠片が混じるとも伝われるものなり。
魔剣:分裂によりて生まれる妖蛆こそスクリムが魔剣なり。
蜥蜴と人の間なる姿 黒い蝙蝠の翼 悲しげな泣き声の如き声あげて飛び来るものなり。
炎吐き、恐怖与えるもの。地上の生き物を食い殺すもの。魔族の先鋒たる下級の妖魔なり。ことば持つ人の子の悲しみの声を母なる原蛇に捧げるものなり。
教団:位の低きガープリスの教団は世にあらず。されど、ガープリスとその下僕ガルギルの妖魔の召喚の呪文は、魔道師たちの間に流布されしものなり。
イナゴの王ローカンス 召喚値不明
巨大なる蝗の姿なり。
口の大公ピュドレイが下僕。二万の蝗と共に壷に封印されて世に出されるものなり。全ての植物を食らい尽くしながら進むものなり。
食らい尽くす者 召喚値50?
姿なき食肉獣の顎が多数現れし姿なり。
口の大公に贄捧げし時に呼ばれしもの。姿なき貪欲な妖魔にして全てを食い尽くすものなり。原蛇の魔法陣と『口の大公ピュドレイの笛』あらば召喚が可能なり。
妖蛆レムガン 召喚値60
白き体、巨大なる人面の蛆虫なり。
あらゆるものを踏み潰し、毒液を撒き散らす蛆虫なり。その触手は腐敗の力持ちしなり。腐肉の大公が下僕にして、主が封ぜられし森を腐らせるものなり。
真の姿ゴルザイラス 召喚値:50
脱皮にて姿を変える三眼の魔 主に鮮やかなる蛇の姿なり。
影の都の宮廷俳優、元は拷問にて皮を剥がされた貴婦人。秘められし人の心暴き、その子らは脱皮にて幾度も姿を変えるものなり。
魔剣:その鱗飲みし者は、ゴルザイラスの脱皮の魔力を得るものなり。
教団:子ら以外に崇めるものなし。
忘れられし一騎にて、異界の神の記せし開門の儀の書『浮石の砦』とさる宮殿に秘せられし『魔族帝国諸侯名鑑 〜騎士爵』を参照せよ。
キメデサーリの影
蟻の王の性急なる下僕。黒魔に似た姿なり。
闇を歩き回り、主の太古の宝物庫より奪われし宝求め、他人の宝物庫に現るるなり。時折、召喚の金貨を見出し、ハジの地底にありし蟻の王宮に持ちかえりしものなり。
蜂馬
虫の王コンスレイが騎乗せし下僕。巨大なる雀蜂なり。
羽音にて相手の耳を惑わすなり。コンスレイが血を継ぐ人の子は、すべて蜂馬の化身なり。
食屍鬼ケイヴァン 召喚値40
夜の王サムルドが分身にして下僕。夜目が利き、真夜中に人の死体を食らうものなり。相手を食らい、自らの傷を癒す魔力を備える食屍鬼なり。
ラプティークの影
身を守りしは美しき黒髪、銀の糸操る女職人なり。
狂えし忠誠の公女の影なり。銀の糸にて人を惑わし、美しき人形の近衛兵となるべき娘らを集めるものなり。
公女が陣に控える娘らなり。
美しき木人形なり。人形と言えど血を流すものなり。
武装せし木の人形なり。
その体の全てが壊れるまで戦い止めぬ忠実なる兵士なり。
毒蛇の体に人の頭 渦の中を泳ぎ、世迷いごとを呟くものなり。
大地より現る、盾の公女リグレイの狂える下僕にして前兆なり。
鉤爪の猟犬 召喚値40
常に闇まといし獣、巨大なる鉤爪のみが確かな姿なり。
復讐者の血もて契約するバリアリゴが下僕。十二と一つの日のうちに敵を探し出し、十三日目に全ての力もて食い殺す猟犬なり。
角のある蛇
鼻先に角持つ毒蛇。スリムレイの耳なり。
人の子の語る讒言を、そのままの声でまた語るものなり。
ドゥレーヒのさそり
猛毒備ゆる大蠍なり。
毒匠ドゥレーヒが下僕なり。全ての蠍と毒草は、ドゥレーヒが下僕とも言われるものなり。
蛇目
蛇の瞳と牙、様々な混沌を体に持つ異形のものなり。
濃紺の毒匠レグネールが下僕なり。瘴気と混沌の視線備え主が復活願うも、狂気に犯されし彼らはたださ迷うばかりなり。
ゴアスプルの下僕
黄金の繭にて異形与えられし様々な生き物なり。主を守り、主が餌となるものなり。
双魚
月光を泳ぎしネトゥアと空中を泳ぐブトゥア。いずれもムスゴルレイが下僕なり。
ラレインの下僕
土砂崩れにて死せるものの霊こそラレインが下僕なり。
蛇の影
母の魔力によりて、下半身が蛇となりし人の姿なり。
蛇の乳母なる者ループロの子なり。母の回りに集い、満月の夜ごとにさらなる異形を受けしものなり。
妖蛆
姿なき者スクリムの分身。主が重い傷受けし時その肉片飛び散り、生きた肉片は巨大なる蛆虫の如くなりて近くの生物を襲うものなり。主と同じく、吸収の魔力を持つものなり。
ガルギルの妖魔 召喚値30
黒い翼ガープリスの下僕なり。全身に鱗、鋭い爪、炎吐く魔物なり。
蛇
全ての蛇は、蛇の大公が下僕とも言われるものなり。
蝗
全ての蝗は、口の大公ピュドレイが下僕とも言われるものなり。
蟻
全ての蟻は、蟻の王キメデサーリが下僕とも言われるものなり。
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