口唇裂の手術、口蓋裂の手術、2度の修正手術、大学生時の4度の手術、 だから…計8回です。
基本的に健康体なので、すごーく暇を持て余していて、 同部屋の患者さんと話をしたり、本を読んだり、テレビを見たりして過ごしていました。 あと、看護師さんの許可をもらってPSを持ち込み、 先生と野球ゲームやったなんてこともありました。
消灯時間が9時と言われてもね〜、小学生だってそんなに早く寝ないですよね? 私も含め、消灯時間後もテレビ見ている患者さんはいましたね。
ウェットティッシュを必ず持って行きました。 術後にヨダレがダラ〜ッてなったり、血がタラ〜ッてなったときに便利なんですよ。 他にも色々と使い道あるし…。
ハッキリ言って美味くなかったです。野菜は多いし、味は薄いし…。
俺は若いんだ!もっと肉をくれ〜!!
ということで、家族が見舞いに来るときには、おかずを持ってきてもらいました。
あと、病院の中にある喫茶店でよく甘い物を食べてました。
同部屋のおじさんにケーキとコーヒーを奢ってもらったなんてこともありましたね。
私の入院した病棟のお風呂はかなり広い浴槽だったんですけど、 湯を張る量がものすごーく少ないために、毎回水位が低くて、 寝るようにして入らないと肩までつかれなかったです。 湯を足せばいいって?甘い!「お湯は足さないで下さい」って張り紙があるんです。
そういや、手術前に剃毛しなければならないことがあって、 看護師さんに「毛を剃りたいから風呂場借ります」って言ったら 看護師さん達からクスクス笑われたことがあったな〜。 私のやわなハートはブロークンでした。
実は気が小さくて眠れないのですよ。 眠れなくて看護師さんから睡眠導入薬をもらったりしました。
まず手術室に行く前に、病室で麻酔前投薬を筋肉注射で打つんですが、これが結構痛い。 この前投薬で眠ってしまう人もいるらしいのですが、 私の場合、すご〜く緊張しているので全然眠くなりませんでした。
手術室に入り酸素マスクをして麻酔が始まると、すぐにコロンと眠っちまいます。 眠っているんですけど、夢は見ないんですよ。 そういえば、幼稚園のときにした修正手術の際には、酸素マスクに甘〜い香りがついていました。
手術が終わると覚醒を確認するため「○○さ〜ん、手を握って下さーい」と言われるんですが、 眠くて目なんか開かないから、誰に言われてるのか分からんです。 そして何とかかんとか手を握ると、「○○さ〜ん、手術終わりましたよ。これから病室に戻りますよ〜。」 と言われて病室に送還され、待ちくたびれた家族とご対面です。
病室に帰って来て家族から色々と声をかけられるんですが、 ものすご〜く眠くて実はよく覚えてなかったりします。
エンシュア・リキッドという流動食を入れるために、 鼻からチューブを入れた経験があるんですけど、 鼻からチューブを入れるの辛すぎます。 入れるときに何度も「オエッ」ってなるし、 なかなか入っていかなかったしで…。 それにチューブが入っている間、喉がかなり痛くて、 早くチューブを抜いてくれーって思っていました。 チューブを抜くときも「オエッ」ってなりますが、 抜けば楽になれると思えば我慢できました。
鼻からのチューブを通って、流動食が胃に辿りつくわけですが、 全然『食べた!』という感覚が無くて、口から食べられることの幸せを思い知らされます。 でも、胃にたまっている感じはありました。
手術中(麻酔が効いている間)にカテーテルを入れるので、入れるときの痛みは無いです。 痛みは無いんですけど、誰がカテーテルを入れてるのか気になるなんですよね。 医師?看護師さん?もし若い看護師さんが入れているとしたら、ショックだな〜。
入れている間は「なんか漏れそう」って感じの違和感があるくらいで、痛みは無いです。 抜くときはちょっと痛いです。チュルンって抜けるんです、チュルンって。
かなりスリムになりました。 大体あれだけカロリー計算された病院食で痩せないのは不可能かと…。