咽頭弁形成術

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咽頭弁形成術

現在は手術法の進歩により、口蓋裂の初回手術によって十分な鼻咽腔閉鎖機能は獲得されます。 しかし、生まれつき裂が広いとか、軟口蓋の動きが悪い、などによって鼻咽腔閉鎖がうまく機能しないことがあり、 言語治療によっても閉鎖機能が改善されない場合、咽頭弁形成術を行うことがあります。

のどの後ろ側の壁を少し剥がして(あるいは軟口蓋の粘膜を用いて。これは手術法によって異なります。)、 咽頭弁と呼ばれる弁を鼻の奥と喉の間に作ります。 これにより、鼻から口への空気の通り道が狭くなり、鼻咽腔閉鎖機能の補助が行われます。

※鼻咽腔閉鎖機能とは、軟口蓋が動くことによって口と鼻の間に壁を作る機能。 言葉を話す時には、この機能によって言葉が鼻に抜けないようになり、 正しい発音で言葉を話すことができます。 また、飲食時にもこの機能によって、口の中の物を飲み込む際、食べ物が鼻のほうに漏れないようにします。

鼻咽腔閉鎖機能の図


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鼻まゆげ
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