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上高地から西穂高岳(途中敗退)
(2001年1月3〜4日)

メンバー: L和田、門松、甲谷

1月3日
天候:雪
タイム:釜トンネル入り口 8時10分、帝国ホテル前 9時50分、2000メートル地点(C) 14時

1月2日夜、神奈川海老名を出発。新島々あたりの路面は黒光りのテカテカアイスバーン。一瞬車がスピン。対抗車線までいっぱい使って3〜4回の蛇行。
ガードレールへの激突を一瞬覚悟したが和田さんのハンドル裁きで無事切り抜ける。

 沢渡の駐車場で仮眠から眼を覚ますと、雪。風もある。
眠気と悪天でチョット気乗りしないが、ちょうど駐車場に居合わせたタクシーに乗換え、釜トンネルまで運んでもららう。
釜トンネルを抜けたあと、上高地までの道筋はゴーゴー風がうなりを立てている。そして鉛色の空と横殴りの雪。緊張するほどではないが、なんとも気が滅入る天候だ。

 上高地手前の帝国ホテルから左折して田代橋へ。田代橋からは夏道の標識を頼りにのぼるが早々とラッセル。少し歩いてすぐワカンをつける。

この状態では今日の天幕場に予定している西穂山荘まではいけそうもない。

のぼっている途中、後ろから夫婦とおもわれる中年パーティーが追いついてくる。

すでにトレースがあることを期待してきたそうだが唯一先行するわれわれが今日中に西穂山荘まではいけないだろうと伝えると。あきらめて引き返していった。

雪が深いところでは腰あたりまでのラッセル。テントを設営するにはもってこいの地形の2000メートルの台地に設営する。
 テント設営後も翌朝まで絶え間なくサラサラ・サラサラと雪が降り続く。しかし、くぼ地のせいか風があたらないので暖かい。

 

1月4日
天候:雪
タイム:2000メートル地点(C) 7時20分、 田代橋
9時、釜トンネル出口12時5分

 天候は回復せず、雪も深い。今日、一日で西穂を往復するのは絶対無理。さっさと下山する。


昨日のトレースはほとんど消え、またしてもラッセル。

 田代橋について時間もあるので300メートルほど離れたウェストンのレリーフを見物に行き、その後、昨日と同じような天気の中、釜トンネルまでくだる。

 

 日数も少なく、目標としていた西穂のピークへは程遠く。そして森林限界を超えることもできず、残念ではあったが2日間存分に雪とまみれて、冬山を体感しそれなりに楽しい正月の山行だった。

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