記事を投稿する前に、一度読み直しましょう

高屋敷 一仁(yashiki@msf.biglobe.ne.jp)

fjを読んでいて「これは何を言いたいんだろう?」と思うことがありませんか? 文法的におかしい部分があったり、誤字脱字があったり、話があちこちに飛びまくって意味が取れないなどの記事は少なくありません。 なぜこのようなことが起こるのでしょう?

普段の会話では、意味が取れないことを言ったとしても、会話の単位は一文からせいぜい数文程度単位ですから、言葉のキャッチボールの間に間違いが自然と修正されて意味が通じることが多いです。 でも、文章の塊を不特定多数に投げつける「記事」の場合、間違いが修正されにくくなり、相手に意図が通じなかったり、違った意味にとられたりしかねません。 その結果、目的のフォローが得られなかったりするケースもあるでしょう。 さらに「何がいいたいの?」のようなフォローばかりとなり不快な気分になってしまうかもしれません。

基本的に、頭の中が整理されないまま文書を書くとこうなりやすいようです。 特に、時間的にあわてていたり、眠い頭でぼーっとしながら書いていたり、人によっては酔っぱらっていたりなどすると、何を書いているのかわからない部分が発生しがちです。

もちろん、「起承転結」をしっかりと考えて文書を書いている人はそう多くないでしょうから、意味が取りにくい文書になってしまうのはやむをえないと思います。 でも、そんな文章だったとしても、書き終わって投稿する前に一度読み直してみると、自分でも「何言ってんのかな?」と気がつく場合が多いのです。

また、自分の書いた記事を客観的に見直すことができたら、他人を無駄に刺激するような文書や、誤字脱字や不適切な表現で、相手とトラブルを起こしたり不快な思いをさせたりすることを避けられるかもしれません。 たとえば、ある記事を読んで、かっとなってフォローすると、相手に対する憎しみなどだけで中身が何もない記事を書いてしまうかもしれません。 そんなことで不毛なフレームに発展したりするのはばからしいです。

というわけで、記事を書いてみたら投稿する前に一度自分の文書を読み直してみましょう。 「熱くなっている時は一晩寝かせて」みたいなことが良く言われますし(と自分にも言い聞かせる)。


fjの歩き方メーリングリストトップに戻る