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「ROCKS」
眠っていた瞳をこじあけた
痛いくらいのメッセージ
ようやく歩き始めたばかりなのに
あなたは何処へ行ってしまったのか・・・・
食い入るように見つめていたのに
理解しようとしてたのに
異彩を放ち
強烈に輝いていた先駆者たちは
不可解な謎と
悲痛な叫びを残して
あたかも悟りを開いたかのように
その口を閉ざしていった
陳腐な異分子たちは
その正当性を競い合い
誰もその行き先を告げない
悲しみが
怒りに転化できるうちは
絶望とは違うのだろう
かつてあなたが見たものは
たとえばこんな光景だったのだろうか?
(1986.4.)