1999年9月
簡単に言っちゃえば日記です。適当にだらだらと書いております。(最近は愚痴)



9/30
東海村……やってもた
 NHKの報道によると規定では臨界を起こさないようにウラン原料を2.5キロずつ入れるべきなのにこの時は16キロを入れようとして、結果的に臨界がおこったらしく青白い光を放った(ひぃぃぃ)というのは……。
「慣れ」のせいとも言えますが扱う物が物であるために細心の注意を払うべきではなかったかと思います。

 ここで注意しなければいけないのは、この手の報道ではこの手の話題にバイアスをかけようとする某大手新聞やいくつかの民放、そして虚構を伝えるのが得意な写真週刊誌の報道は疑ってみた方がいいでしょう。
 新聞やTVなどでは間違った報道はあまりないという人もいるかもしれませんが、10年以上前におこった「なだしお衝突事件」における報道を忘れてはいけません。
 あのときは「潜水艦乗員は甲板上で見ているだけだった」などの報道でと一方的に自衛隊を悪者扱いしていましたが、あれこそ感情論で潜水艦の特性や沈んだ方がどのような船だったのか等を一切無視して極端なところでは「意図的に沈めた」という話すら出てくる始末。
 まぁ、「なだしお」側も航海日誌の改竄などやってはならないことはやりましたが、「第一富士丸」のほうも救難設備の不備(転覆した方にだけ出入りドアがあった、救命胴衣がとりにくい所にあったなど)があったのもまた事実です。
 いきなり「原子力=悪」と決めつけてくるような報道には注意しましょう。


9/28
今日のお買い物
世界の艦船11月号と週刊ワールド・エアクラフト創刊号

世界の艦船、今月の特集は高速戦闘艇について。
個人的に注目していたのは200トン型ミサイル艇ですが、高速化(40→45ノット)のために主機を2基から3基に追加し、他にも様々な装備の追加などがあるようで結局設計し直しのようです。
最初は双胴型といわれていたのにその絵がこれまで出てこなかったというのもかなり謎でしたが(^^;

後ろの方には今度建造する13500トン型補給艦のポンチ絵がありました。
船体の大型化の他に目に付く特徴をあげると、艦橋を傾斜させ、塔型マストを装備することでステルス性能を向上させていますが、そのために全体の印象が引き締まっていかにも「来世紀の船」といった印象を与えてくれます。
そしてガスタービン機関の装備とそれに伴う高速化。その速度は24ノットと世界的に見ても補給艦としては高速の部類にはいります。
そして、もっとも大きな変化は13500トン型補給艦には防御兵装として20mmCIWSを装備するそうです。
これで、補給艦も「ある程度」は安心して戦闘海域へと進出できそうです。
もっとも、それだけではなく医療施設の充実などの潜水艦救難艦「ちはや」や特務艇「はしだて」、現在計画中の1万トン級護衛艦に上げられるような大規模災害に対する対処・支援能力を有しています。

週刊ワールド・エアクラフト
10年ほど前に「週刊エアクラフト」という雑誌がありました。それと比べると全体的な構成はもとより、創刊号がF−14,第3号がハリアーというあたり「エアクラフト」の焼き直しといった感が強いです。明らかに同一のイラストを使用していたりしますから、制作元は同じと見た方がいいかもしれません。
 昔は一つの機種は一回で完結していたのに対し、今のは軍用機も複数機紹介しているほか、ミサイルなどの武装、新技術、民間機(これは昔もありました)など行っているために、一つの機種を紹介しきるまでに複数の号が必要になるという事になっています。
その分全体的な情報量は増えると言えなくもないですが……。そして、それをまとめるために本自体はページごとにバラバラになるようになっていてそれをまとめるためのバインダーが付属していました。
 昔のが古本屋で見つからない以上、10年分の技術進歩を眺めるためと割り切って毎週560円の出費を覚悟することとなってしまったようです。
 その中でちょっと気になったもの……F−14って、フェニックスミサイル満載状態で発艦した場合はそのままでは燃料が空っぽであっても着艦制限重量を超してしまうそうです(汗)


9/25
台風一過……
対台風対策のために電話を残してコンセントを全て抜いて準備していましたが……意味がなかったです。
起きたときには換気用の扇風機、換気扇が止まっていて、ビデオの時計表示も消えている……つまり、停電していました。
そして、電話も不通……回復しても混雑のためにつながらない……。
そんな状況でもPHSはつながりました。
独自のラインで給電していたのか、バッテリーで動いていたのか偶然停電しなかった区画に中継器があったのかは不明ですが、市外通話は可能だったようです。

 外に出られないことを考慮して買ったパンは……トースターが停電で使用不能のためにそのまま食べることに。当然ご飯は炊けません。
 過ぎ去った後に外に出てみると、電柱が折れて倒れているところがあったり、立ち木がなぎ倒されてたり店の窓ガラスが粉々になってたりと見事な惨状でした。道路が冠水したところも数カ所であったようですし。
 コンビニも、電気が回復したところは外見的には通常営業状態に見えましたが、停電で冷蔵関係が全て死んでいたために弁当関係は全滅したようで棚から綺麗さっぱりなくなっていて、補給のためのトラックが2台来ているほどでした。そして電気が回復していないところはとりあえず営業していることがわかるように扉を開け、薄暗い店内を懐中電灯で照らして営業していました。
 交差点では信号が死んでいるために大渋滞。しかも、お巡りさんが必死の交通整理を行い、その後は信号機の根本にガソリン発電機を設置して急場を凌いでましたが、発電機の音は夜まで鳴り響きました。

 今回台風の直撃を受けて改めてよくわかったことは、現代日本の経済活動は電気の存在が大前提となり、半日停電するだけでもかなりの打撃を被るということです。まぁ、当たり前といえば当たり前なのですが、実際にそれを目の当たりにするとより強く実感しました。
 そして、前もっての準備。自分も無意識のうちに「日本の電力品質」をあてにしてパンと米を準備していましたが、停電で米はただの堅いだけの物質になってしまいました。
まぁ……それでも、早いところで一時間、遅くとも一、二日以内で復旧するあたりは日本の電力事情の良さを示しているかも。天災以外で停電が発生することもあまりないし……。最も、その分電気代にも反映されていますが……。


9/18
最近妙に売れているらしい「買ってはいけない(週刊金曜日/別冊)」という本ですが、どうもこの本自体「買ってはいけない」代物らしいようです。
なぜかこのあたりでは見ることがないのでニフティや各種ページを広く眺めて判断するしかないですが……(とはいっても、わざわざ注文してからまで読む気もないです)
確かに、その通りという記述も何カ所かあるようですが、他の大部分はメーカーを含めて専門家があきれかえるほどいい加減な記述もあるようです。

なかにはある商品を名指しで糾弾しているのに内容は一言もその商品には触れてはいないというものもありました。そして、中には「こっちの方がいい」といっている物が余計に危険だったり、否定した物と結局は同じという間抜けな例もあるようです。
また、都市伝説(ハンバーガーにはミミズの肉が混じっている)や、一般に流布している間違い(ステロイドは危険物質)をいかにも科学的に実証されているような書き方、また、情報の意図的な操作や隠蔽も行っている箇所があり、売れている物を売れないように感情的に書いたとしか受け取れません。
 化学調味料である「グルタミン酸」が危険と主張しているようですが、これは「昆布を食べるのもまた危険」ということになるのでしょうかねぇ(実際は、米国で数多くの実験がなされたようですが危険性はほぼないという事が実証されているようですが、著者はこの情報を無視しています)
なお、この本の主張を別の商品に当ててみると、「水は自殺に使えるので買っては(使っては)ならない」や、「卵は卵アレルギーの人にとっては酷いアレルゲンとなりうるので買ってはならない」という主張も簡単にできるということも付け加えておきます。

東芝問題(この時も、某週刊誌は事実と異なった(もしくはねじ曲げた)報道を行っています)なども含め、マスコミから流れてくる情報にはバイアスがかかっていると考え、報道や出版物の内容を鵜呑みにせず、ネットを含めて様々なソース(できるだけ第3者的視点)からできるだけ正しい情報を見極める方がいいかもしれません。
真実は一つですけど、提示された情報を正しいと判断するのにはそれなりの知識と判断能力が必要になります。
 例を挙げれば、毒電波を受信した人が書いたとしか思えないような通称「トンデモ本」や、人類滅亡だ、戦争だ、地球の終わりだと騒ぎまくったあげくに結局何もおこらなかった(作者によっては「実は暦が違っていた」や、後知恵で「トルコ大地震が恐怖の大王だった」といいかねませんが)ノストラダムスの予言本、ついでにMMRと日テレのUFO特集(笑)。これらは本は売れたけど実際に読んでみると間違いや妄想の産物としか言えないような記述がごろごろしていたということもよくあります。
1999年が来るまでは恐怖感を持ちながら読んでいたけど、その日が何事もなく過ぎて改めて見直してみると、記述のぶっ飛び加減に逆に笑えるかもしれませんね(^^;

 ……もしかしたら、今回参考にしたページが全て間違っている可能性もあるかもしれませんが、自分としては問題の本よりは参考にしたページの方が正しいと判断したつもりです。

参考リンク
『買ってはいけない』関連サイトリンク集


9/14
毎日出てくる不祥事の数々
といえば、神奈川県警。
よくもまぁ、あそこまで……記者会見ではいろいろ弁明してましたけど、マスコミの「じゃあ、今後神奈川では同じ事をしても逮捕はされないんですね」という質問はあまりにも皮肉です。
でも、実は今出ている神奈川県警の不祥事は氷山の一角のさらにかけらで、実は他の全国の警察署にも同じような不祥事を隠し通していると言われても今となっては驚くことにもならないでしょう。
マスコミは毎日非難をしていますが、自分たちのことはどう思っているのでしょうか。
同じように不祥事を起こしつつ、他社のことには轟々たる非難をしつつ自分の所の不祥事は隠そうとするするあたり、似たり寄ったりとも言えなくもないような……

世界の艦船バックナンバー
眺めてるとオーストラリア空母(英国お下がりであったんですよ)メルボルンのスクラップになるための最後の公開のニュースがありました。
……が、この艦、駆逐艦2隻を撃沈した経歴があります。それも航空機ではなく空母自身の体当たりで……
正確に言えば操艦ミスによる衝突ですけど、1964年に訓練中に駆逐艦と衝突してこれは船体が切断されて数分で沈没。69年には米駆逐艦をこれまた衝突して沈没させてます。


9/11
最近は本当に書くことがないから、今日はこういうことでも……
 最近、都市部には綺麗と言うより、どーみても「汚い」という表現がぴったりくるやまんば(皮肉)が出現していたり、そこら中で厚底の靴が女性に受けてますけど、あれって……どう見ても危険だと思いますが……
 靴屋さんをして、「売るのに良心がとがめる」といわしめたものは過去を見てもそうはないでしょう。しかし、置かないと店に客があまり来なくなるというのもまた事実……
 嵩上げをすることで視点が高くなって「世界が変わって見える」という主張はとりあえずは受け入れましょう……でも、ものには限度って言うものがあると思います。
 はいている当人は足首をひねることについては「慣れれば大丈夫」といっていますが、最近の異常に高くなっていくのを見ていると、足首をひねって捻挫ではすまなくなるようにしか見えません。一歩間違えたら骨折どころか脚がもげるんではないだろうかと思ってしまう高さ(20センチ!)になっているのも最近は出ているそうですね。
階段の上で転んで、通称「池田屋階段落ち」をやった人も多いと思います。……死ぬぞ、そんな靴はいてると……と思っていたら出ましたね……。
 アメリカだと確実にPL法対象で訴えられる代物なのに大手を振ってまかり通る日本って……。
 また、あのような靴を履くことによって生じる危険性(もしくは、流行が去った後に自分の身体に生じる悲劇)を認識していないとも思えますね。
 転んだときの危険性は見た目で簡単にわかるのはいいとして……あのような足の底面からかなり離れたところに接地面を持ち、なおかつ極端に重い(中には1キロを超えるものも)靴をはき続けると歩き方は「ぺったんぺったん」な情けない歩き方になったり、膝に掛かる力が変な方向に向かうことで脚が真下にのびるすらっとしたものではなく、少し膝が外に向かうO脚になってしまうそうです。
……って、ここで書いてもかなりむなしいのかも(遠い目)



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