2003年3月分



3/20
第二次湾岸戦争……かな?
砂漠の狐作戦はそう大規模にならなかったし。
むしろ、どこかの雑誌であった話ですが、湾岸戦争自体は90年代からずっと続いていたという話も。
そうなると、今回のは2回目の大攻勢ということにでもなるのでしょうか。

今回の作戦名ですが……「イラクの自由」作戦
これって、いくら何でも傲慢にすぎると思うんですけどねぇ。
それが本当にイラクにとって自由となりうるのかは当の本人でないとわからないはずですが、「自由」という名の「アメリカの価値観」を押しつけるのもどうかと思います。
ただでさえ、親米政権にして石油利権の獲得を目指すんではないかと周囲から思われているんですから(でも、否定する材料も無し)

それにしても……日本のマスコミにおいてはJDAMやJSOWなどのGPS誘導兵器を「衛星誘導爆弾」というのが一般的なんだろうか……大意では間違ってはいないけど……誤解を招きやすい言い方だぞ、それって……。
チャット相手のコメントだとカーナビなどの印象が悪くなると言う企業の圧力という意見もありましたが、それが本当ならそんな印象の悪くなるようなシステムを使うなと言いたいですし、そもそもGPSが本来どのような用途で開発されたか……まではいかなくともそれが軍用のシステムであるということをきちんと説明しないマスコミならびに企業にも責任はあるでしょう。
そのうち、GPSの軍事利用はけしからんという単細胞のキャスターでも出てくるのではないでしょうか
インターネットの軍事利用に反対するというすっとぼけた発言をやってくれた人あたりがね。


3/15
「地上の星」
NHK「プロジェクトX」のOPとして有名なこの曲。
この曲とエンディングの「ヘッドライト・テールライト」は
「名も無き挑戦者への鎮魂歌」 並びに「現代の日本人の価値観」 だと思いますが、今回は「地上の星」を後者の面から見ていきたいと思います。

日本人の特性として、マスコミに取り上げられることを鵜呑みにして大騒ぎして、肝心の足下を見ていないことはよくある話ですが、他にもちょっと前(今も?)の産業界はこのまんまで、名だたるというか、外国のブランドイメージに惑わされて国産のいい物を否定して、外国で認められた後にようやく使おうと思い、そのときには遅く、時機を失して氷になってしまったものを掴んでしまうことになります。
「物事の本質」を見極めることは日本人は昔から苦手のようで、有名な物は八木アンテナ、フェライトですし、他にもサイリスタ、高性能ハンダなど……体質は昔も今も変わっていません。

地上の星は燕に教えられずとも無数に光り輝いている。
ただ、人はその輝きを見ることができない……私はそう思います。

プロジェクトX、個人的に見てみたいテーマとしては
「炎上タンカーを撃沈せよ〜海自、指揮官達の決断」
「不審船を追え 前編〜冬の日本海、決死の追跡劇」
「不審船を追え 後編〜奄美沖、巡視船の死闘」

まぁ、ナホトカ号原油流出事件の回や硫黄島の噴火の時にでもがんばっても無視されていた自衛隊(海保も上記のテーマだとまず無理でしょう)ですから、これらはまず放映されないでしょうけど、たまには無視されまくっている自衛隊にもスポットライトを当ててもいいのではないでしょうか。
阪神・淡路大震災の時の活動などは日本の非常事態対処を再確認する面からも取り上げてほしいテーマではありますが。



戻ります。