今回のお題: 『バベルの塔』(1986 年・ナムコ)
ジャンル: パズル ( アクション )
個人的評価: ☆☆☆
●ゲーム概要
全 64 階からなるバベルの塔。その中は不思議な空間。ブロックを並び替えて出口までの道を作り、
部屋から脱出せよ!……というゲームです。L 字型のブロックを上手く並び替えていくと、一見
「なんじゃこりゃ!?」というステージでも、クリアできてしまうのが不思議です。
それにしても、よく 64 面 ( 正確には 56 面か ? ) も思いついたもんだ。
なお、15 面より先から開始するには、パスワードが必要になります。
面を構成するオブジェクトには、次のようなものがあります。
- ブロック ( L 字型 )
- これを持ち上げ、移動させて、出口への道を作っていきます。
1 ステージ中で、ブロックを持ち上げられる最初の回数は決まっています。
( 画面左上に「POWER」の表示があります。アイテムで少し変動します )
上手いこと弄ると、左右の向きを逆にできます。これができないと、
1 面がクリアできません。……最初クリアできなかった。> 自分 (爆)
- ツタ
- 登れます。はしごの代わり、それだけ。
- 出口
- 出口です。たまにスフィンクスの顔みたいなもので封じられていますが、
ステージ中にある、光る水晶玉 (?) を全て取ると開きます。
パスワードは、上記 3 つと空白の組み合わせ× 4 文字で構成されます。
組み合わせは 4 の 4 乗 = 256 通りしかないので、頑張れば当たるかも。(笑)
その他の構成オブジェクトとしては、
- トゲ
- このゲーム、全ステージでなぜか画面最下部がトゲの床になってます。
絶対に落ちることのないステージでも意味無くトゲです。(^^;
- 移動床、雲
- 移動床は左右に、雲は上下に移動します。
雲はトゲの中だろうが何だろうが突っ込んでいくので、乗るタイミングを考えないとアウトです。
あと、雲と壁の間に挟まれてもアウトです。これは結構厳しい (^^;
で、第 4 回・スペランカーと内容が似てきましたが (笑)、アイテムです。
アイテムは、壺、王冠、ダイヤ、ランプ、流れ星、水晶玉の 6 つがあります。
- 壺は定位置に一定時間ごとに出現し、取ると持ち上げ回数が 1 回復します。
- 王冠、ランプはブロックを持ち上げたときにその場所から時々出現します。
王冠はランダムに出現、ランプは定位置からのみ出現します。
- ダイヤは敵を倒したときにその場所からごく稀に出現します。
ダイヤを取ったら、体色 (?) が変わりましたが、どういう意味かは不明。
- ランプは取ったこと無いので、何が起こるか分かりません(爆)
- 取った後、ステージクリア時に得点が加算されますが、点数は、
壺: 100、ランプ: 200、ダイヤ: 500、ランプ: 不明 (爆) です。
- 流れ星は、ステージ中にたまに出現します。左上から右下に流れてますね。
取ると無敵化します。この時、キャラが光るのはお約束です。(笑)
- 水晶玉は、最初から見えます。ステージクリアに必要なものですので、
特に特別な意味はありません。パズルの一部みたいなものですね。
なんだかますます第 4 回チック (笑) ですが、敵キャラは 3 種類と少ないです。
- アラビア系の人 (笑)
- 勝手に名付けました。緑を基調とした服装が非常にアラビア系です。(笑)
敵キャラの基本ですが、ブロックを持ち上げる以外はプレイヤーとほとんど
同じアクションができるので、ある意味一番やっかいかも。
- 跳ねるコウモリ
- 跳ねるコウモリです。臨機応変にジャンプの高さが変わったりとか、
別にそういった類のことは無いので、避けるのは割と簡単です。
- ブロック製造ゴーレム
- ゆっくりと左右に動き、足場の端に着いたとき、そこでブロックを作って下に落とします。
敵と言うよりはやっぱりパズルの一部ですかね。
ただ、ぼーっとしてると、落ちてきたブロックの下敷きになったり。
●見所
このゲームのポイントは、オブジェクトの大きさは 1 ブロック単位であるのに対して、
その位置は 4 分の 1 ブロック単位で設定することができる、という所ではないかと思います。
面によって「ブロックの方向を変える必要がある」のも、このシステムのせいだと思いますが、
これによってパズルの展開方法が大幅に増えているのではないかと思います。
このゲーム、なぜか 8 の倍数の面が、異様に簡単な構造になっています。
多分「区切り」の意味だと思うのですが、単に開発陣の手抜きかも(^^;
ステージ中にいくつか像が浮かんでいる (?) んですが、最初見たとき、
その像が落ちてくる中をダッシュで駆け抜けるのかと思いました(^^;
あと、割とありがちだけど良心的な機能として、ポーズ時に十字キーで面の別の場所を見ることができます。
元々横は一画面固定なので、見渡すにも見やすくて、結構良い感じです。
# 「ロードランナー」ってこの機能付いてましたっけ ?
あと、気になるのが、カセットに書かれている「16 バベルの塔」の文字。この「16」という番号ですが、
一体何なんでしょう ? 僕も知りません。「作品の通し番号では」という話もありますが、
本当はどうなんでしょう? 知ってる方居ましたら、教えて下さい。(^^;
また、このゲームには妙なところがいろいろとありまして、いちいち書いていたんではキリがないんで、
リストアップしてみます。
- ブロック持って段差移動するときの動きがバネみたい。
- 主人公 (?) の格好が紫スナフキン ( From ムーミン )。
- 水晶玉が UFO みたいな形をしている。周りに妙なものが浮いてるし。
- 段差移動するとき上げる足が常に同じに見える。かつ頭を前に曲げすぎ。
- 主人公の落下時のポーズが非常にリラックスし過ぎな感じ。
- ブロック持ち上げると身長がかなり縮む。3 分の 2 ぐらいになる。
……いかがでしょうか ? (笑)
●その他
このゲーム、敵キャラを倒す方法が「ブロックで押しつぶす」なんですが、
それで敵が死ぬときになんかグシャッと潰れるんですよ。
タイトル前に「暴力的シーンが……」の表示を出した方が良いかな ? (笑)
PS「ナムコミュージアム」でリメイクされたみたいですが、どこか変わった箇所はあったんでしょうか ?
知ってる方、居ましたら教えて下さい。あと、リライトされた (?) 音楽も是非聞いてみたいですね。
最後に。誰か、ラストの Big Password 教えてください (爆)