参加者からの感想



山成恵子

 途中からの入学でどのような内容かが把握しきれずに、読むだけで参加がで きなかったのが残念です。さまざまな分野の方の考えを拝見することができたの は収穫でした。

角田良平

 通信(コンピュータ通信)を手段として利用する生涯学級の実験的運営に一 部ながら参加することができ、その意義、限界、将来像について、模索検討する 機会を与えていただきました。改善の余地がある所も発見しました、「生涯学級 の一考察」として纏めております。、運営委員、参加された方々にごご覧いただ き、ご意見を賜りたいと考えています。

佐藤重行

   Internet を利用した生涯学習グループという新しいネットワークを発見し感激。多様な 情報提供や議論提起には、目を開かされる思いで楽しい。積極的に参加して世界 を広げたいと思う。

福田 咲江

 場所や時間にとらわれずに参加できてありがたかった。今の私には自治体の 主催する学級に参加などとても無理だと思っていたが、このような形で開催され たため参加する事が 出来ました。また、一方的に講義されるようなものより、 自主的に活動出来るというのも素晴らしかったと思います。ただ自分が活発に活 動できなかったのが残念でした。機会を生かすも失うも自分次第ですね。

中島 健次

 PCの事は何も解らず、NIFTYのIDも無しに5月にこの学級に入学し てしまい、気が付いて見れば名前ばかりの運営委員にさせられていました。しば らくは長期欠席を決めこんでいたのですが、8月にようやくNIFTY のIDなる通信手形をもらい教室に出席できるようになりました。最初はなか なか皆さんの活発な話題に付いていけず、失敗ばかりして黙って見ている事が多 かったのですが、発言しなくても毎月NIFTYへ通学定期 代を払わなければならず、王子学級委員からの「とことんやってみたら」のア ドバイスや、徳田図書館長の「好きなのを取り寄せて読んでいいのよ」との暖か い言葉に励まされ、発言率も日増しに増えたのでした。

 そして今ではPCの事も大分解るようになり、毎日学級に出席するのが楽し くなり、かえって出席しないと調子が出ないまでになりました。(これってMO L症候群と言うのです)この調子で行けば何とか卒業できるかも?そうそう、生 涯学級には卒業式は無いのでしたね。

野内アサ子

 今回は参加者を緑区に限定せず全国から募集していただいたので、遥か東北 の地在住の私も参加する事ができて大変幸せです。メールは大体1日置きにログ を取って確認しています。ここには豊富な知識をお持ちの方々が、様々な分野か ら参加しておられ、話題が豊富でかつハイレベルなので非常に勉強になりました 。私のような未熟な者の発言にもきちんとコメントを付けてくださり、次の発言 の励みになりました。運営委員の方々の誠意のある対応には頭が下がります。

 緑区のオンライン生涯学級をお手本にして、日本の各地でこのような学級が 沢山出来てほしいと思います。ただしこのような優れた組織を、他の自治体でも 簡単に作ることが出来るかどうか疑問です。ハードウエアをそろえることは簡単 ですが、それを動かすマンパワーのレベルとKnow−howが最大のポイント であり、緑区だから成功したといつても過言ではありません。

 環境問題、高齢者を含めた家族の問題、又はバードウオッチングからディベ ートと様々な話題が飛び交って、あっと言う間の8ヶ月でした。30数年の仕事 人生にピリオドを打ち、都会から故郷の町に戻った私にとって、暫くぶりの楽し い交流でした。インターネットが与えてくれた出会いが、時と空間を越えて私に 新たな生き甲斐を与えてくれました。 運営委員はじめ学級参加の皆様方のご健 康と今後の活躍をお祈りいたします

渡口 秀樹

 とても勉強になりました。学習や教育というものは必ずしも、一方通行なの ものでなく、教える人=教えられる人という関係で、しかも多対多であっても十 分成り立つことを実感しました。残念なのは、私は教えられる人でしかなかった 事。そういった意味で私はオンライン学級の生徒になりきっていませんでした。 今自戒の念で一杯です。顔洗ってでなおしてきます。みなさん、どうもありがと うございました。

 追伸:第2回目しか参加できませんでしたが、オフライン、楽しかったです 。最高の一時でした。またいつの日か皆さんにお会いできるのを楽しみにしてい ます。

有田です。

 多忙なので、皆さんの発言をよく聞くことができませんでした。このような 学級における情報発信と受け方について、工夫必要かもしれませ ん。

上田啓史

 あらゆる話題がネット上で進行していることに驚いた。また、毎日のように ネット上で会話しているため、オフラインで会ったときの、話題が進むことを実 感した。

 数多くの話題を一つのメーリングリストで扱うため、一通のメールの中での 、話の連続性がなかった。できれば、話の内容ごとに、メーリングリストを別に できれば、いいと思う 。少なくとも、運営連絡用と、学級用とのメーリングリストを分けるなどの工 夫があると、より良くなるのでは。

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 シートベルトを締めましょう。いつでも、後席でも、バスでも。

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寺田慶治

 参加当時に比べて仕事が忙しいとはいえ尻窄みになってしまったのがたいへ ん残念だった。もう少し学習方法を考えてみたいと思います。

M 佳奈子

 同業の友達ばかりだったが、この学級に入り、様々な年齢、職業の人達の意 見にふれる事ができた。その間、自分が随分世間知らずで甘いと思ったり、子供 にピアノを教える立場から、普段何事もよく解ったようなふりをしなければなら ないけれど、まだ人から教えてもらったりしても恥ずかしくない若い年齢かな、 とちょっと肩の力の抜ける気もした。 また、趣味をたくさん持っている方が多 く、見慣れない単語を目にするのも楽しかった。

側島文夫

 正直言って膨大なメーリングリストは、時間不足のため斜め読みで消化不良 でした。もっとレスポンスすべきであったと反省しています。自分が提唱したテ ーマ「2002年の日記」は何とかまとめ、自分にとっても近未来を予想する良 いきっかけになりました。コンピュータネットワークによるコミュニケーション は、時間と距離の制約を超越するといわれますが、私にとっては、今までただ住 んでいるだけであった地元に目を向ける絶好の機会になるという、逆説的な効果 がありました。

 また、学級生によって発言の多い少ないの幅があることは、オンライン学級 の欠点ととらえるのではなく、多様な人々が参加しかつその度合いも自由なオン ライン学級の特性として認め、これを前提にして運営すべきだと思います。今後 もずっと続くことを希望しています。

嶋多龍夫

 とかく日本では意味のない会合や、その役割を終えた活動がいつまでもマン ネリで続いているのだが、意識改革のためにも自由で規制を受けないこの様な組 織が発展し、限りなく拡散を続けている世界に、遅れることの無い新しい日本人 像を模索して行けたらいいと思う。その為に私はあまり調和や、人目を考えず、 率直に思うこと、活動していることを発言していきたいと思っている。

吉田嘉秀

 あまりプラスになる書き込みはできませんでしたが、通信による双方向の学 習の可能性に触れることができ面白かったです。オフでお会いできればもっと違 う感情をもちながらキーを叩いたと思います。横浜市緑区オンライン生涯学級の 皆さん、ありがとうございました。

下村陽子

 商業ネットのフォーラムとは違い、実名で「顔が見える」やりとりがよかっ た。職場や、狭い範囲の地域では出会えない人々と逢うことができ、「自分と同 じ考えを持った人が結構いるのだ」と、新鮮な発見をした。次回はもっと積極的 に発言していきたい。

 運営委員の皆さんありがとうございました。

中島邦夫

 とぎれとぎれの参加なので、全体の話しの流れを把握できないまま、発言す ることも無く皆さんの会話を拝見しています。メールは何人かのご意見を毎日ま とめてお送りいただくスタイルですが、お一人お一人の意見をそれぞれ1通づつ お送りいただいたほうが、私には把握しやすいように思えます。それで当方がテ ーマ毎に仕訳し、時系列で話しの流れをたしかめることができるように思うので すが、いかがでしょうか。

野口邦夫

 毎日、メールを見るのが楽しみです。いろいろな方といろいろな話題でお話 できのは嬉しいことです。朝起きるのが楽しみでした。セミナーで緑区の区役所 、地区センターなどにいけたのは、鶴見区在住に私には新鮮で、横浜探索として も嬉しいことでした。

高橋健一

 参加時点でわかっていたことですが、多忙で積極的な参加ができずすみませ んでした。 運営委員の皆さんの熱意と、コーディネートに心を打たれました。 チェーンメールへの対応などの時にも、あたたかなコーディネートの姿勢に学ぶ ことが多くありました。

 ありがとうございました。

梅原 勲

 何でもそうであるのだが、パソコン通信のメーリングリストによる学級では 特に自分の参加の姿勢を明確に決める必要がある事を感じた。通常の席に座る学 級では、注意を払わなくても、声や音や姿はこちらに入ってくる。ところがパソ コン通信では積極的に読みに行く必要がある。これは100%参加している場合 はたやすく出来るのであるが、そうでない場合はとても難しい事を思い知らされ た。紙に印刷された文書では、パラパラとページをめくる事ができるが、モニタ ー上では難しい。暇な時に読もうと思って最初はMOL を印字して読んでいた のだが、それも時には面倒くさくなり、又印字する事が大いなる資源の無駄であ る事がどうしても頭をよぎってしまう。MOLを10回分でもためてしまうと、 大変な作業に思えてくる。そして読まなくなる。つまりパソコン通信による学級 は100% ON ないしは100% OFF が自然な姿なのだろうと思う。20%ー60%位の参加の参加で流していて、

 時には100%参加するという " 通常 " の学級でのやり方はとても難しい事を発見した。  結論を言うと、パソ通学 級では100%参加が要求される事を発見した。ただし、ここの100%とはす べての分野で100%という事ではない。 自分の決めた分野での100%である。この自分で決めた100%の分野があ ればこそ、その分野のコメントがあるかどうかを読みに行く手間をかけようとい う気にもなる。次回はぜひこの点に注意を払い、参加をしようと思う。

王子全主

 一昨年から参加させてもらっているが、会社以外の人々とのつき合いが非常 に多くなって今まで会社という閉じた世界での考え方に全く新しい風をもらった 感じがする。毎日メーリングリストを見ることが一つの新しい発見であり、楽し みでもあった。興味を持っていなかったことでもメーリングリストの仲間が書き 込んでいることで、興味を持つようになったこともあってやっぱり学習というの は人と人のコミュニケーションが一番、人に興味を持って学ぼうとしたことは真 剣になれると言う感じがした。人と人とが会ってコミュニケーションする事も楽 しいが、会わないでただ電子メールのやり取りの中にもその人と なりを十分に感じられ、不思議な人と人の出会いを感じている。

 生涯学級というものを定型化しないでこのようなオンラインによる相互学習 形態の学級機会というのはどこに行ってしまうのだろう、どうまとまっていくの だろうと言うスリリングな楽しさがあるように思う。このあたりは実際に参加し てみないと判らない楽しさかもしれない。このような生涯学級を今まで参加され ていない方々に少しでも広めていつで も、どこでも、誰でもできる生涯学習に 興味を持ってもらいたいと思う。

矢田彩子

 第2回学級は1回目にくらべると、各テーマごとのディスカッションが活発 で中身が濃いものになったと感じました。テーマの選定 / 選択に時間を かけて各自が興味のもてるテーマを無理なく選べた結果だと思います。無理に 結論をださなくてもこのような形態の学習があってもいいと思います。 ( 最初はオンライン学級は情報を集めることで勉強になるかと漠然と思っていた のですがどうやらそうではなく、そのような情報なども利用して自分で情報を作 り発信することが勉強になっているようです。 )

 活発になってきただけに、ひとつのメーリングリストで処理しているために 情報が多過ぎて、興味のあまりもてないメールもとんできてちょっとうっとうし く感じる方もでてきたかもしれません。個人的には自分が参加していないテー マの内容も読んでいくといろいろな発見があってだんだん興味がでてきて飛び 入り参加してしまったり・・・で楽しめたのですが。

  ( 来期は可能であればメーリングリストの構成を工夫して、全部欲しい人、一部 だけ欲しい人と希望がとれるようになればいいかなと思いました。 )

 それでも情報が多いので、感想、意見などをタイムリーにアップできなかっ たのが一番の反省点です。

 緑区以外、特に地方の方が多く、しかも活発に参加してくださったのがとて も学級を盛り上げることにつながったと思います。実際に顔をあわせるオフに たとえ参加できなくても学級活動を続けていけるかちょっと心配だったのです が、杞憂だったようです。

 それにしても、参加者の方は社会経験、専門知識の豊富な方ばかりでレベル の高い学級だと思います。来期はぜひ参加者がかわりばんこに 1 日講師のようなかたちで自分の得意分野の話をしないともったいないなと思い ます。

  ( なにも格調高い話である必要はなく主婦は例えば得意料理などでいいと思うの ですが )

 生涯学習という言葉に今まで無縁だったので、この学級に参加する時、これ が私の生涯学習初体験だと思っていたのですが・・・小さいころから習っていた ピアノが元祖私の生涯学習だったということに気が付きました ! 赤ん坊を産 んでしばらく遠ざかっていたピアノに今回の学級で音楽好きな方の発言に触発 されてまた挑戦しようと思ったのも思わぬ副産物。閉講式では 2 つの生涯学習の発表会というつもりでピアノも弾く機会を与えていただき感謝 しています。

松村 和美

 経済的、時間の都合などで、オフに参加することができなかったのですが、 多くの方々の考え方、意見を知る機会を得ることができたことは、私にとって非 常に有益な機会であったと思っています。学級の運営、企画をしてくださった方 々に深く御礼申し上げます。

 

上條 一男

 ぼくが参加している福祉パソコンの会の活動とはほとんど関係ない話題が中 心だったことと、レスをつける時間的(無能だから)余裕がなかったので、ほと んどROMモードになってしまい、まことに申し訳なく感じています。

徳田容子

 私の世代(50代)の女性では、パソコンは興味もあり使ってみたいけれど 、まだまだハードルが高いと言われます。私自身はこの学級に参加したことで、 パソコンもインターネットも身近なものとして使えることが収穫でした。

 特に地方の方からの便りは、興味深く楽しみでした。この学級が緑区を基盤 としながら、より多くの人々に窓を開いた功績は大きいものがあると思います。 ただ、ホームページを見て入ってこられた人には、勝手が違って物足りないと感 じた人もいるでしょう。

 その辺り、インターネットの普及の速さに驚くと同時に、今後の課題かと思 います。さまざまの環境、要素が混在した中で、試行錯誤しながら面白い学級へ 発展してゆくように願っています。

寺尾 学

 孔子ではないですが、「友あり、遠方より来る、また楽しからずや」という ことを比較的簡単に実現できる(職員室の方々のご苦労は結構大変だったと思い ますが)世の中になったということの実証例であったと思います。

東海林 実

 終盤はメールを確認するにも精一杯だったのが残念だった。世代を超えてま た考え方を超えてこういう場に参加できたことに感謝します。次回もまた参加し たいと思います。

野水清隆

 ネットワークとは、コンピュータが回線で接続されていることではなく、人 と人とが出会い、語り合う場であることを再認識できました。例え、稚拙な発言 であっても、発言することでしか得られない発見、反省、感激がありました。私 の場合、2箇月弱のわずかな期間の参加で、選択したテーマの学習については決 して十分ではありませんでしたが、一人で研究するのとは違い、常に刺激を受け ながら考えることができました。

 参加者の割りには発言される方が少なかったのが残念ですが、それぞれマイ ペースで学習したり、楽しんだりされているということでしょうか。行政に頼ら ず、自主運営を基本とした横浜市緑区オンライン生涯学級の今後に多いに期待で す。また、このような試みが全国各地で行われ、さらにそれらがネットワークで つながっていったらすばらしいと思います。参加者の皆様、ありがとうございま した。

飯牟礼成則

 「オンライン生涯学級で何が学べるかを学ぶ学級」と位置付け、運営や学習 に参加しました。金子みすゞの詩にあるとおり「みんなちがって、みんないい」 をモットーに学級を進めてみて、テーマを設けた昨年の学級より奥行きも深く幅 も広い学級になったと思います。

 メーリングリストというインターネットの一部の機能だけを駆使してこれだ けの活動が出来たことは、素晴らしい成果だと思います。文字を使った対話(コ ミュニケーション)に無限の可能性も感じました。インターネットを大学とすれ ば、このML(メーリングリスト)は、学生会館のようなもの、一般教養を受講 する大講堂のようなものだったかも知れません。

 専門的に特定のテーマで集中的に学習を進めるためには、個別のMLをゼミ のように設定する必要があるかもしれません。しかし、ダイジェストを作成する ことにより、他者への気遣い、思いやり、協調が図れたのではないかと思います 。また、複数のMLを管理運営するためにはそれなりの人的体制を強化する必要 があると思われます。

 生涯学習ボランティアによる運営ですから可能な範囲内で改善出来ればよい と思います。 一方で、今後は、個人のコンピューターの機能により目的の話題 だけ検索し、まとめたり内容を整理したりすることも出来るでしょう。運営委員 さんのご尽力と参加者みなさまのご協力に感謝します。来年度の学級を更に期待 します。飯牟礼でした。

杉井鏡生

 緑区のオンライン生涯学級は、参加のための時間や場所の制約を抱える市民 が容易に参加できるとともに、通信教育型の学習活動でありながら、集合型の学 習活動の特長である学習者相互のコミュニケーションも可能であることが、オン ラインによる学習形態の利点であったと思います。また、オンラインという形態 は別にしても、市民による自主運営であること、教える側と教わる側という関係 でなく、自主学習・研究の形態をとっているこ とも、大きな魅力であり、特長 であったと思います。

 この両者があいまって、研究・学習形態の新しい選択肢を増やすことにつな がるだろうと感じました。さらに、オンライン・コミュニティの利用方法という 面からみても、知識や 意見を交換したり人的交流を幅広く行なう場とは、従来のパソコン通信のフォ ーラムやSIGなどのなかにもありました。これらも、生涯学習のひとつの形態 であろうとは思いますが、多くの場合は、学習・研究活動を中心に据えるという よりは、一般的に、情報、知識、意見を交換し、人的な交流を深めることが中心 になっています。

 これらについても、豊かなコミュニティが形成されており、それはそれで大 変素晴らしい活動なのですが、緑区のオンライン学級は、さらに地域という視点 と、学習・研究活動という視点に的を絞り、新しい分野を開拓する試みとして、 大変興味深いものでした。

 そういう意味での狙いと試みは、大変に有意義なのですが、それが今回の第 2回の学級活動において、十分に実現できたかというと、まだ不十分な点が多か ったと、自らの不十分さを含めて、反省しております。参加登録者の十分な発言 や参加を得られたかというと、必ずしも十分ではな かったという面もありますが、ただし、それについては、それぞれの参加者の ご都合という側面もあり、やむを得なかった面もあろうと感じています。むしろ 、 一般的なパソコン通信でのSIGやフォーラムと同様の、情報交換、意見交 換、交流という面では、全体の登録者が 60 70 名程度であったことと、現在のパソコン通信の普及状況を考えれば、まずまず の交流がなされていたと評価できるのではないかと思っています。

 しかし、肝心の学習・研究活動の成果となると、とくに私自身の大いなる反 省を含めて、不十分であったとの思いがあります。これは、自分自身で学習の時 間を十分にとれなかったこともありますが、そうした個人的な問題や結果の問題 以上に、折角、共同学習という形態をとりながら、こうしたオンライン・コミュ ニティにおける共同研究について、適切な方法を得るに至らなこと、目的志向の 研究活動へのグループとしての自己組織化が不十分であったこと、こうしたプロ セスの問題が大きな課題であったと反省しております。 その意味で、今回は学 習・研究活動の場としては中途半端であったという反省がありますが、だからと いって、悲観することだとも思っておりません。今回は参加を広げようという試 みが、学習・研究活動への求心性を薄めてしまった面もあったかも知れませんが 、これも、学習活動を広げて有効にしていくための新たな試みでもあったわけで す。むしろ、まだ方法の確立していない分野ですから、すべてがうまく行くわけ ではなく、試行錯誤も含めて、今後とも失敗を恐れずに、様々なチャレンジがな されていくべきだろうと思っています。 今後の運営方法については、運営委員 会の運営だけではなく、その他の市や区からの援助を受けている部分についても 、できるところから市民の自主自立型の事業運営に移行していくことができれば より望ましいと思っています。将 来は、従来のパソコン通信のフォーラムやSIGにはない形で、市民による地 域活動や学習活動の場を作りだし、その成果を社会に還元していかれるような、 地域の市民の学習拠点や市民研究所な存在となっていくことを期待していま す。

矢田敏雄

 第1回目の学級では、十分に発言していなかったので、第2回目は、もっと 積極的に参加(発言)しようと思いつつも、またまた発言をあまりしないで、と うとう閉校式が近づいてしまいました。

 ただ、毎日のメーリング・リストを見るのが楽しみで、皆さんのさまざまな 分野における情報発信に大いに刺激を受け、学ぶことが多かったと思います。こ れは、皆さんが心から感じたことを率直に発言したからだと思います。このオン ライン生涯学級を発案して、私に参加を促してくれた飯牟礼さんや、その他、た くさ んの皆さんといっしょに学び、新たな人たちと出会うことができたことが、何 より の収穫だったと思います。

 今後も、この生涯学級が開かれ、さまざまな人たちとの交流ができることを 期待しています。

寺島まり

  ROM ばかりでしたが、メールの練習になりました。会ったことのない人とのコミニ ュケーションのむずかしさとあまり考えこまず発言する事が重要かとも思いまし た。また、今年も学級があれば参加したいと思います。

駒居吉彦

 私は、研究テ−マに直接参加するほど積極的に発言できず、他の方の発言を 読むばかりでした。しかし、その発言を読むにつれて、たとえ遠くの場所の人で も電子メ−ルではなく、直接お会いしてお話を聞いてみたいと思うようになり、 オフラインミーティングに参加するきっかけがつかめ、始めて参加できたことが 印象に残っています。

以上、アンケートから転載

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