投票CGI T-Vote P 説明書

機能

 様々な設定が可能な投票システムです。「24時間に1票」というような投票制限を付けることができます。
また、投票率がグラフで見やすく表示されるようになりました。

 以下の特徴があります。 

  • 一つのプログラムで複数の投票ページが作成可能。
  • 投票とともにコメントを入れることが可能。
  • テンプレートによって、ページ毎にデザイン、設定を変えることが可能。
  •  各項目の得票率をグラフで表示させることが可能。
  •  管理ページから項目、設定の修正、コメント、ログの削除が可能。
  •  ホスト・クッキー毎に時間単位の投票数制限をかけることが可能。
  •  順位表の配色をイベント毎に変えることが可能。
  •  投票ボタンの連打による、連続投票を防止(プログラムによる連続投稿をされにくくする)。
  •  コメントの永久保存が可能。
  • 禁止ワードを含む内容の拒否。
  • 設定字数を超える内容の拒否。
  • 同じ言葉の繰り返しの拒否。
  • 上記チェックにかかったときは無効票として権利数のみ減らす。
  • クッキー無効の場合は投票できないように設定可能。
  • コメント必須に設定可能。
  • 他のURLのフォームからの投票を排除。
  • 指定URL以外からの入室を排除。

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プログラム

  • tvote-cgi.txt ... 本体(名前はtvote.cgiに変更)
  • jcode.pl ... 日本語処理用ライブラリ (Copyright (c) 1992,1993,1994 Kazumasa Utashiro)
  • tp-html.txt ... テンプレートファイル(名前はイベント名.htmlに変更)
  • tvadmin-tp.txt ... 管理フォーム用テンプレート(名前はtvadmin.tpに変更)

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インストール方法

インストール


  1. tvote.cgi ファイルの最上部のPerlのパスを正しく設定する。
    一番上の行に、

    #!/bin/perl

    という表示があります。これはこのファイルがPerlスクリプトであることを教える為のもので、各プロバイダによって設 定が違います。ここが違っているとPerlスクリプトとして認識されません。ここに何と記述するかは、ご自分のプロバイダのホームページのCGI 関連のところを見れば大抵書いてあります。もし書いてない時は、サポートに直接メールを出して聞きましょう。

  2. tvote.cgiの上部にある「変数設定部」の以下の変数を編集する。

    • $basedir ..... データファイルを格納するディレクトリのパス(※注1)
    • $ext ..... CGIプログラムの拡張子
    • $code ..... 日本語コード(※注2)
    • $password ..... 管理用パスワード
    • $admin_email ..... 管理者メールアドレス
    • $max_comment_len ..... コメントの最大長さ
    • $needcom ..... コメント必須にするかの設定
    • $timeoversec ..... 表示後経過したらタイムオーバーにする秒数(0の場合はタイムオーバーなし)。
    • $addwaitsec ..... 投票後投票禁止にする秒数(ホストに関係なく)。
    • $rh_check .....リモートホストの表示 (0:表示しない  1:表示する)
    • $ck_check .....クッキーの表示 (0:表示しない  1:表示する)
    • $chkcode_key .....外部投稿チェックのためのキー。2,3ケタの奇数になるようにしてください(ここの値は必ず変更すること)。

    ※注1 tvote.cgi と同じディレクトリに入れる場合は、$basedir = "."; のまま。ホスト又はクッキーを非表示に設定した場合は必ず変更すること。
    ※注2 sjis以外に変更する場合は、全てのファイルをnkfなどでそのコードに変換してください。
    他の変数はセキュリティー項目の設定の部分をご覧ください。
    セキュリティー項目は荒らしや不正、対象外の項目の投票等がない場合は設定不要です。

  3. tvote.cgijcode.plを、FTPのアスキーモードで転送する。パーミッションを705 又は755604又は644に する。

    (telnetの場合)
    % chmod 705 tvote.cgi
    % chmod 604 jcode.pl

  4. $basedir で指定したディレクトリ($basedir=".";の場合は tvote.cgi と同じディレクトリ。以下同様。)に tvadmin.tpをFTPのアスキーモードで転送する。パーミッションを604又は 644に する。

    (telnetの場合)
    % chmod 604 tvadmin.tp

  5. ↑と同じディレクトリに lockdir というディレクトリを作成する。パーミッションを707又 は777に する。

    (telnetの場合)
    % mkdir lockdir
    % chmod 707 lockdir

  6. ブラウザからtvote.cgiにアクセスしてみる。
     → 「eventが指定されていません。」と表示されればOK。

以上でインストール完了です。

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セキュリティー項目の設定

・base_url
ここの値を"$ENV{'HTTP_HOST'}$ENV{'SCRIPT_NAME'}";に設定すると、
他のURLのフォームによる外部投稿を排除します。
 なお、フォーム以外のタグやJavaScriptを使用したGETメソッドによる外部投稿は
この値を設定しなくても排除されます。

・allow_url
ここに入室を許可するURLを設定しておくと、
設定したURLを含むURLからのみ、入室と投稿を許可します。
他サイトからの入室とURLを直接入力しての入室は排除されます。
 @allow_url = ('許可URL1','許可URL2');
というように '' の中にURLの一部を書き、 , で区切って増やします。
ここを設定する場合は必ず投票CGIの設置URLも許可されるようにしてください。
 $check_proxyを2か3に設定している場合、
アドレスバーに直接URLを入力すると入室できてしまう場合があるので
この機能を使用する場合は$check_proxyを2か3に設定しない方が良いです。

・browse_check
ここの値を 1 にすると、base_urlを設定した場合に
browserで指定されたブラウザーに対しては他サイトからの投稿排除をしなくなります。
リファーラー変数を送らないブラウザーで排除される場合に指定します。

・browser
base_url,allow_urlを設定した場合に、Windows CE等リファーラー変数を送信しなくて、
排除されるブラウザーのユーザーエージェントの一部を設定します。

・need_cookie
ここの値を 1 にすると、cookieを無効にしている場合に投票を排除します。
cookieを無効にして再接続やプロキシを使って不正投票される場合に設定します。
ただしcookieは簡単に消去できるので、不正投票を完全に防げるわけではありません。

・deny_cookie
need_cookieを1に設定した場合、cookieを発行してからここの値の時間が経過するまで
投票禁止にします。
cookie消去による不正が行われたときの対策になります。
30分の場合は0.5と、小数点単位での設定も可能です。

・禁止ワード:@taboo = ('〜');
書きこまれたくない投票項目とコメントをここに記述すると、その言葉を含む投票項目とコメントを投稿できなくします。
他のその言葉を含む内容も排除されるので設定には注意してください。
@taboo = ('禁止ワード1','禁止ワード2','…');
というように '' の中に単語を書き、 , で区切って増やします。
 投票項目とコメントから間の空白を削ってからチェックするので、
間には空白を入れないようにしてください。

・禁止項目:@ng_item = ('〜');
投票されたくない言葉をここに記述すると、その言葉を含む投票項目を投票できなくします。
コメントのみに含まれている場合は許可します。
対象外の項目など、項目の追加だけ拒否して、コメントの記述は許可する場合はこちらに記述します。
@ng_item = ('禁止ワード1','禁止ワード2','…');
というように '' の中に単語を書き、 , で区切って増やします。

・アクセス規制:@check_ipad = (〜);
イタズラをする人のIPからの投稿を排除します。
イタズラする人のIPアドレスかホスト名を記述することで、そのIPアドレスからの投稿はできなくなります。

ダイアルアップ等の場合はIPアドレスが毎回変ることがあります。
例)
IP1A123.tky.host.ne.jp
IP1A001.tky.host.ne.jp
と変わる場合

その場合は先頭に*を付けてホスト名の変化する数字より後の部分を指定します。
@check_ipad = ('*tky.host.ne.jp');

ホスト名が獲得できなくてIPアドレスのみになる場合は
最初の3つだけを記入するようにします。
@check_ipad = ('123.456.789');

・クッキーによるアクセス規制:@check_cokkie = (〜);
イタズラをする人の端末IDを指定して、その人の投稿を排除します。
端末IDはログのホスト名の後に表示されるcid〜のことです。
イタズラする人の端末IDを記述することで、その端末IDを記憶している
ブラウザからの投稿はできなくなります。
ただしクッキーを削除されると投稿できるようになります。
その場合check_ipadでIPアドレスを指定してallow_cookieでイタズラをしないのに
制限される人の端末IDを記述した方が良いでしょう。

・匿名プロクシ制限:$check_proxy = n;
匿名プロクシを使って荒らし行為が行われる場合に設定します。
この匿名プロクシ制限と、上のIPアドレス制限でほとんどの荒らしを排除可能です。
 ただし匿名プロクシによっては匿名プロクシ制限で排除できない場合があります。
その場合はcheck_ipadにその匿名プロクシのIPアドレスを設定します。

値の意味は以下の通りです。
0 … 匿名プロクシを制限しません。
1 … 匿名プロクシからの投稿を拒否します。

 匿名プロクシチェックはCATVやイントラネット経由の環境等
プロクシ経由でなくてもプロクシとみなしてしまうことがあります。
 この場合は後の許可IPアドレスにその人のホストかIPアドレスを設定することで
投稿を受け付けるようになります。
 ロリポップ等一部のサーバーではプロキシ判定が上手く行かない場合があります。
この場合は後の$only_jpを2に設定することで、環境変数によるプロキシ判定を行わずに
jpドメインでないホスト名をプロキシとみなします。
ドメインネームの取得ができるサーバであることが条件です。

・ドメインのないIPを排除:$check_host = n;
$check_proxyを0以外にした場合にここの値を 1 にすると、
プロキシによく使われるドメインネームの取得ができないIPを
プロキシ経由とみなします。
 一部のドメインネームの取得ができないプロバイダまで
プロキシ経由とみなすので設定には注意してください。
 HP領域がドメインネームの取得ができないサーバの場合は
全てプロキシ経由とみなすので0のままにしてください。

・jpドメイン以外を排除:$only_jp = n;
$check_proxyを0以外にした場合にここの値を 1 にすると、
プロキシによく使われるjpドメイン以外のホストをプロキシ経由とみなします。
 Yahoo!BBやuu.net等jpドメインでないプロバイダまで
プロキシ経由とみなすので設定には注意してください。
 HP領域がドメインネームの取得ができないサーバの場合は
0のままにしてください。
 ロリポップ等一部のサーバーではプロキシ判定が上手く行かない場合があります。
この場合はここの値を 2 に設定することで、環境変数によるプロキシ判定を行わずに
jpドメインでないホスト名をプロキシとみなします。
ドメインネームの取得ができるサーバであることが条件です。

・投稿許可IP:allow_ipad = ();
ここに プロクシ経由でないのに投稿できなくなる方の
IPアドレス/ホスト名を書いておくと、そのIP/ホストからの投稿を許可します。
記述の形式は@check_ipadと同じです。

・投稿許可端末ID:allow_cookie = ();
ここに プロクシ経由でなかったり、イタズラをしないのに制限される人の
端末IDを正確に記述しておくと、その端末IDからの投稿を許可します。
端末IDはログのホスト名の後に表示されるcid〜のことです。
 また制限された場合には端末:cid〜と表示されますので、
メール等で表示された端末IDを知らせてもらうことが出来ます。

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symlinkが使えないサーバーの場合

symlink が使えないサーバーの場合以下の手順でtvot.cgiを変更する必要があります。
  • 「sub lock」を検索する。
  • 見つかった「sub lock」から「}」のみの行まで削除する。
  • 下の「# symlink が使えないサーバー用のファイルロック」の下の「#sub lock」の行から「#}」のみの行まで の先頭の「#」を削除する。

新しい投票イベントを作る

  1. イベントの名前を決める。使える文字は以下の通り:
    • 半角英語の大文字(A-Z)
    • 半角英語の小文字(a-z)
    • 半角数字(0-9)
    • アンダーバー(_)
    ここでは例として「vote1」とします。

    ※ 何の投票か想像しやすい名前をつけるとよいです。例えば、野球の投票ならbaseballなど。

  2. テンプレートの見本、tp.htmlをコピーし、vote1.htmlという名前に変える。
  3. vote1.htmlをメモ帳等のテキストエディタで開き、編集する。詳しい編集方法はファイルの中に書いてあり ます。

  4. vote1.htmlを $basedir で指定したディレクトリにFTPのアスキーモードで転送する。パーミッションを606又は666にする。

    (telnetの場合)
    % chmod 606 vote1.html

  5. 以下の5つの空ファイルを作成し、$basedir で指定したディレクトリにFTPで転送する。パーミッションを606又 は666に する。
    ※ 空ファイルの作り方は、空ファイルの作り方を参照。
    • <イベント名>.txt
    • <イベント名>.com
    • <イベント名>.rgt
    • <イベント名>.log
    • allcom_<イベント名>.html

    ここの例の場合は、vote1.txt, vote1.com, vote1.rgt, vote1.log, allcom_vote1.html の5つになります。

  6. ブラウザからtvote.cgi?event=vote1にアクセスしてみる。
     → HTMLが表示されればOK。

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投票イベントを追加する

 新しい投票を設置したい場合、イベント名を以前使ったのとは別のものにして(例えば、前にvote1を使っていたらvote2等)、 あとは新しい投票イベントを作ると同じようにやって下さい。

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使い方

管理ページへの移行

 管理ページから、項目の追加、修正、削除を行う「項目変更」、制限や順位表の配色を変更する「設定変更」、リモートホスト・クッキー付きでのログ・コメ ントの表示と削除を行う「ログ閲覧削除」の三つの作業ができます。管理ページへの移行方法は次の通り。
  1. 投票ページの最下部の「パスワード」の欄に、インストール方法の3で設定したパ スワードを入れる。
  2. 行いたい作業に応じて「項目変更」「設定変更」「ログ閲覧削除」のボタンを押す。(各々のボタンの内容は以下を参照。)

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管理:「項目変更」

 「管理用フォーム1:項目用」では、以下の作業をすることができます。(カッコ内)は必要な初期値。
  • 新規追加 ... 新しい項目を追加する。(新しい項目の名前、初期票数)
     ※ 設定で「ユーザによる項目追加」を「禁止」にしていても、ここからの追加はできます。
  • 修正 ... 既に存在する項目の票数を変更する。(項目名、修正票数)
  • 削除 ... 項目をリストから削除する。(項目名)

 ※ 「項目名の修正」はできません。一度削除してから再度新規登録してください。

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管理:「設定変更」

 「管理用フォーム2:設定用」では、以下の設定をすることができます。(カッコ内)は初期値。
  • 項目追加 (許可) ... ユーザによる項目の追加を許すかどうか。
  • コメント表示 (20) ... 投票画面の下部に表示する、最新コメントの件数。
     ※ 「0」にすると、コメントの入力欄が隠れ、コメントを書くことができなくなります。
  • コメントの保存 (しない) ... コメントの表示数(↑)を超えた分を別ファイルに保存するかどうか。
     ※ 「保存」を選択すると、「最新のコメント」の横に「全コメントを表示」のリンクが出現します。
     ※ $basedir の comall_<イベント名>.html というファイルに保存されます。
  • 別保存のコメントファイルをクリアする ... チェックすると↑の全コメントを保存したファイルがクリアされる。
     ※ 「全コメントを表示」の画面を保存したあとこれを使ってクリアすると、容量の増加を防ぐことができます。
  • ログ表示 (10) ... 投票画面の投票画面の下部に表示する、投票ログの件数。

  • 初期表示 (10) ... 最初に投票ページに入ったときに表示させる項目数。(1位から何位まで)
  • 投票制限 (制限なし) ... 投票の制限。「○時間に×票」という形で指定。
     ※ 時間を「-1」にすると無制限。(一人何票でも入れられる。)
     ※ 時間を「0」にすると、制限解除なし。(一度票数に達すると二度と投票できない。)
     ※ 時間に小数を指定することも可能 [例] 「0.5」→ 30分
  • 順位表の配色 ... 順位表の背景色、フォント色を指定。
       ・通常 → 普通の項目の配色。 (#FFFFFF、#000000)
       ・強調 → 投票された項目が強調表示される時の配色。 (#FFFFCC、#DD0000)
     ※ 「標準の配色に戻す」をチェックすると、入力内容に関係なく配色が初期値に戻り ます。
     ※ それぞれの現在の配色がフォームの右に表示されます。
  • グラフ (400) ... 得票率グラフの100%時のサイズをピクセル数で指定。

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管理:「ログ閲覧削除」

 「管理用フォーム3:ログ閲覧削除」では、以下の作業をすることができます。 ログ・コメントの削除 ... 削除したいログ・コメントのラジオボタンをチェックし、削除ボタンをクリックすると選択したログ・コメントを削除する。(同時に投稿されたログ・コ メントも削除されます)

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Note...

データファイルを手動で編集する

 「管理ページからいちいち項目を追加するのは面倒だ」という場合、データファイルを自分で編集することができます。手順は以下の通り。(インストールは 完了しているものとします。)

(※ [Tab] … タブ(キーボードの一番左の列の上の方の "Tab" を押せば入力されます。)

  1. 新しい投票イベントを作る」に従って投票イベントを作成する。
  2. tvote.cgi?event=<イベント名> をブラウザで表示させる。
  3. FTPのアスキーモードで <イベント名>.txt をダウンロードする。
  4. ダウンロードした<イベント名>.txt をテキストエディタ(メモ帳など)で開く。
       → 「1[Tab]20[Tab]0[Tab]」という行が一行書き込まれている。

  5. 以下のように項目を書いていく。(太字の部分を新たに記入)
    [項目名][Tab][票 数][Tab]

    ※ 票数の多い項目から順に書いて下さい。

    1[Tab]20[Tab]0[Tab](← この一行は最初から書いてある)
    みかん[Tab]59[Tab]
    いちご[Tab]44[Tab]
    ぶどう[Tab]31[Tab]
    バナナ[Tab]27[Tab]
    メロン[Tab]5[Tab]

  6. 編集した <イベント名>.txt を保存し、元の場所にFTPのアスキーモードでアップロードする。

※ 既に運用が始まって票数が入っているものに関しても、上記の方法で票数をまとめて編集できます。

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フォーム、順位表、コメント、ログの表示順を変更する方法

 テンプレート(.html)の下部を修正することによって、フォー ム、順位表、投票権情報、コメント、ログの表示順を変更することができます。以下の4つの#CHK:xxxxx#という行を、表示したい順 に並びかえて下さい。

 テンプレートに書く文字と、その位置に表示されるものの関係は次の通り。

  • #CHK:ranking# ... 順位表
  • #CHK:form# ... 投票用フォーム
  • #CHK:right# ... 投票権情報(投票制限の内容、投票状況など)
  • #CHK:comments# ... 最近のコメント
  • #CHK:logs# ... 最近の投票ログ(時間、ホストなど)

    ■ 注意 ■
  • #CHK:xxxxx#と書いた行には他の文字を一切書かないで下さい。
  • 必ずしも上の5つを書く必要はありません。書かなかったものは表示されません。ただし、form を書かないと投票できませんし、ranking を抜かすと順位が表示されなくなります。

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「投票制限」でできること、できないこと。

 T-Vote P は「投票者が利用しているホスト(コンピュータ)のIPアドレス」と「投票者のブラウザが記憶しているクッキー」 を利用して投票制限をかけています。「IPアドレス」というのは簡単に言うと、インターネットに接続するマシンに与えられている固有のID番号の ようなものです(正確にはちょっと違うのですが)。

 しかし実際には、各個人の持つパソコン毎に一つずつIPアドレスがつけられているわけではありません。モデムを利用してプロバイダに 繋ぐダイヤルアップ接続の場合、プロバイダが管理しているIPアドレスの中で空いていたものが割り当てられます。従って、同 じマシンでも接続する度にIPアドレスが変わるということは十分ありえます。また逆に、同じサーバーを利用している全く別の人が(時間差で)同じIPアド レスを使う可能性もあります。

 結論を言うと、IPアドレスを利用して(ダイヤルアップ接続を利用している)個人を特定することは厳密にはできません。 制限の限度いっぱいに投票した後で一度電話を切りクッキーを削除して、すぐに繋ぎなおして、(運良く?)割り当てられたさっきとは違うIPアドレスで再度 投票する、ということも考えられます。
そのような場合はcookieを無効にしている場合に投票を排除する設定にしてかつ、クッキーを発行してから投票間隔分投票禁止にする設定にすることでか なり防げます。

ただし投票する人が減る可能性はあります。
詳しくはセキュリティー項目の設定を参照ください。

 しかし、IPアドレスは違っても、ホスト名は似通っている場合が多いです。 (tkrz15.provider.ne.jp とかの、数字部分だけが変更される、とか。)「最近のログ」には投票者のホスト名が記録されますので、それを見れば連続投票があった場合は大体判断 がつきます。あとは票数を直すなり、該当する人に注意を促すなど、各自で対策を取ってください。

 これとは逆に、学校や会社などにある、常に接続されているコンピュータには、固定のIPアドレスが割り当てられている 場合が多いです。この場合は、厳密な制限が可能です。さらに、Proxyサーバーを利用している環境では、相手の組織全体に対して制限がか かってしまうことがあります。

 このように、T-Vote P の投票制限はあいまいなものです。この性能を理解しながらお使い下さるようお願いします。

 荒らし行為をされた場合はセキュリティー項目の設定である 程度防ぐことはできます。
それでもしつこく荒らし行為をする場合は、相手のプロバイダを調べて、
プロバイダにホスト、投票時刻、投票内容、コメントを添えて連絡すると対処してくれる場合があります。

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バージョン情報

バージョン履歴

2003/04/06
    Ver7.01    T-Vote Java Versionとして公開。
2003/05/18
    Ver7.03J    コメント必須の設定を追加。
        Javaによる生IP所得モード時の外部投稿対策を強化。
        外部URLからの投票制限を追加。
        制限の表記を「一人あたり」に変更(IP変更すれば再投票しても良いと勘違いされないように)
        BIGLOBEのwww5〜サーバーへの対応のためアプレットをJAR形式に変更。

2003/09/23
    Ver7.04J    cookkie発行後、指定時間cookieなし扱いにする機能を追加(cookie消去対策)。
        getメソッドによる投票の試みが行われたとき、データを読み込まないように変更
        (JavaScript型連続投稿プログラム等によるデータ破壊対策)。
        投票制限の初期値を比較的多く見れられる24時間1票に変更。
        投票後に管理者モードに入れなくなる現象を修正。

2003/09/25
    Ver7.05J    cookkie必須の設定にした場合、cookkieが無効でも制限解除時刻が表示されるのを修正。
        投票が拒否された場合(禁止ワード、字数制限、投票権オーバーを除く)、データを読み込まないように変更

2003/10/23
    Ver7.06J    コメントなしでも二重投稿チェックをするように変更(連続投稿プログラム対策)。
        Java経由でなくてもタイムオーバーチェックするように変更。
        管理者モードで制限時間を変更したとき制限リセット時刻が更新されないことがあるのを修正。

2003/11/02
    Ver7.07J    投票権管理をcookkieとIPのうち投票数の多いほうで管理するように変更
        禁止ワード、禁止項目の間に空白が入れられても拒否するように変更。
        投票した後、指定時間投票禁止にする機能を追加。
        チェックコードによる外部投稿対策を追加(荒らしツールの投稿をされにくく)。

2003/11/23
    Ver7.08J    指定URL以外からの入室禁止機能を追加。
            
2003/12/21
    Ver7.09J    端末IDによるアクセス規制・許可機能を追加。
            拒否されたときにIPアドレスと端末IDを表示するように変更。

2004/02/15
    Ver7.10J     ダミーフォームによる連続投稿ツール投稿対策を追加。
        (フェイザー型の連続投稿ツールの投稿をされにくく)。

2004/12/26
    Ver7.11J     コメント必須の設定を行っても、コメントなしで投票できるようになっていたのを修正。
        一部の対策困難な連続投稿ツールからの投票と判断した場合、投票権をなくすように変更。

2013/01/18
    Ver7.15P     管理画面からのログ・コメントの削除機能を追加。
        ログ・コメントのホストとクッキを非表示にできるようにした(それに伴いログ・コメントの形式を変更)。
        Javaの生IP抜きができなくなったので廃止(それに伴い名前をT-Vote Pに変更)。
        禁止ワード、禁止項目が正常に機能しないため空白を削除してのチェックを廃止(空白がある場合でもそのまま記述するようにしてくださ い)。
        ホスト名を獲得できるサーバーでもサーバーによって獲得できないのを修正。
        ドキュメントをHTML形式に変更。

2016/11/03
    Ver7.16P      プロキシ判定が上手く行かないサーバー用にプロキシ判定せずに、
         jpドメインでないホストのみをプロキシ経由とみなす設定を追加。
        Ver7.15PのCGIスクリプトが壊れていたのを修正(^^;)。

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T-Vote 7.xx、T-Vote Java Versionからのデータの引き継ぎ

 T-Vote 7.xx、T-Vote Java Version からはそのままデータを引き継ぐことが可能です。方法は以下の通り。
  1. インストール方法の1〜3の通りに作業を行う。(パスの 設定、変数の設定。)
  2. tvote.cgi を古いバージョン tvote.cgi の上に上書きでアップロードする。
  3. 新しい投票イベントを作るの2〜3の手順でテンプレー トのHTMLファイルを編集し上書きアップロードします。
  4. reademe.txtをアップロードしている場合はサーバーから削除してください。
  5. 何か投票項目を投票します。
ただしデータ形式が変わるためバージョンダウンは出来ません。
引き継いだログ・コメントはホスト・クッキーの非表示は出来ません。
ログ・コメントは管理:「ログ閲覧削除」で引き継いだ分の表示が崩れます(T- Vote 7.xxのログの形式がHYML形式になっているため、完全に新しい形式に変換できないためです)。

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T-Vote 6.xx からのデータの引き継ぎ

 Ver.6.xx からは票数データのみ引き継ぐことが可能です。方法は以下の通り。
  1. インストール方法の1〜3の通りに作業を行う。(4つのファイルのダウンロー ド、パスの設定、変数の設定。)
  2. tvote.cgi を古いバージョン tvote.cgi の上に上書きでアップロードする。
  3. tvadmin.tp を $basedir の位置にアップロードし、パーミッションを604に 設定する。
  4. tvote.cgi にブラウザからアクセスして、「event が指定されていません」と出るか確認する。
  5. 古いバージョンにあるイベント(<イベント名>.txtの数)を全てメモする。
  6. 1でダウンロードしたテンプレートファイル(tp.html)をコピーし、上でメモした全てのイベント名に 対応する <イベント名>.html を作成する。それぞれをテキストエディタで開いて、デザインを適当に編集する。
  7. 6で作成した全ての <イベント名>.html を、古いバージョンの <イベント 名>.html の上に上書きFTPする。
  8. それぞれのイベント名について、tvote.cgi?event=<イベント名>にアクセスしてみ る。ちゃんと表示されればOK。
 ※ 一度目のアクセスでデータファイルが Ver.7 用に書き換えられます。バージョンダウンはできません。
 ※ 設定は初期値になっています。管理用フォームから適 時変更してください。

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利用規定

  1. 当スクリプトはフリーで す。個人、商用、ページ内容を問わずご自由にお使い下さい。
  2. 当サイトへのリンクは必須ではありません。"Powered by ...." のリンクも、デザイン上邪魔でしたら外しても構いません。
  3. 2ちゃんねるやピンクBBS等のサイトから来る人が多いサイトやモラルの悪い人が多いサイトで利用する場合は"Powered by ...." のリンクを削除してください。
  4. 当プログラムは著作権は放棄しませんが、再配布(友人への譲渡、ページへの掲載など)は自由に行って下さい。現物をそのまま再掲載する場合は、内部のコピーライト等を削らないようにしてください。
  5. 改造も自由です。その際に当プログラムを元にしたことを明記する必要も特にありません。ただし、ファイル名は必ず変更し、当方のコピーライトも削除し、オリジナルと混同させないように注意してくださ い。
  6. 当プログラムを利用したことによるいかなる被害(バグ、データの消失、書き込み内容による損害を含む)に関しても、当方は一切関 知しません。個人の責任の持てる範囲でご利用下さい。