インテリマウスの修理
2005.03.23


お気に入りで4年近く使い続けてきたIntelliMouse1.1Aですが、とある事情で半年くらい使わないで放置しておいたところ、いつの間にか左スイッチが、1回押してもダブルクリックになってしまう不良になってしまいました。しばらく使ってみても回復の兆候が見られないので、分解修理をすることにしました。



裏側のネジがお尻側のスライダー下に隠れているので、まず最初にスライダーを剥がします。粘着テープで付いているだけなので、爪で簡単に剥がれますが、ジッポーオイルを流し込みながら剥がすとより簡単に剥がれます。

ネジが1本出てきますので、前の方の爪で引っかかっているので、マウスお尻の方から持ち上げて、ゆっくりと外します。


想像はしていましたが、開けてみたらひどい姿。ホイール脇、ボール回転軸付近だけでなく、スイッチなどにも埃が紛れ込んでいます。自宅用であまり頻繁に使わなかったとはいえ、さすがに4年分の埃はすごい!

実は4年もの間一度も掃除等はしたことがなく、よく持ったものだと思います。使い方や体質にもよるでしょうが。


ホイールとボールを取り去ったところ。これでボールの方は何も問題なく動いていたのだからすごい。


すべて分解し、筐体部分は洗剤と歯ブラシで水洗い。ボールとホイールのゴム部分はアルコールで拭き取ってきれいになりました。

水分を飛ばすため、1日ほど自然乾燥をしました。


右クリックのスイッチです。OMRON日本製の旧型スイッチが使用されています。右クリックとホイールクリックは問題ないので、今回はそのまま、いじりません。


左クリックのスイッチです。新品を入手して交換したいところですが、新型は若干クリック感が異なるので、今回のような片側だけの交換の場合は、全く同じものを探してきた方が良いでしょう。

旧型なすびマウスのジャンク(新古品)があったので、これを利用します。見ての通り、ロットを示すらしい番号を除いて、型番と形状は全く同じものです。


右スイッチの半田付け部分です。きれいに半田が盛ってありますね。

取り替えるスイッチの半田は、半田ごてと半田吸い取り線でうまく吸い取れます。半田吸引機も便利だとは思いますが、個人的にはうまく扱えないのでパス。


交換して手で半田付けした部分です。下手くそなのが分かってしまいますね。コネクタは奥まで差し込んだのですが、 なぜかこちらの方が若干端子が短い気がします。


完成。新品同様の感触を取り戻しました。あと4年使えるのでしょうか??


間違っている部分を見つけたら、ぜひ教えてください。
qwerty(a)mxw.mesh.ne.jp

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