2011年に購入したゲームは18禁作品を中心に14本(うち1本は積み状態)で、ゲームソフトの購入費は約71,000円。廉価なダウンロード購入が目立ち、店頭価格が約6,000円以上のパッケージ作品は7本に留まるなど、2010年と同様の購入傾向でした。
このうち「星の王子くん」「フラグへし折り男」「アッチむいて恋」「恋愛0キロメートル」などは、一部のシナリオを飛ばしたものの最後までプレイ。スキップせずに全篇を読了したのは「カミカゼ☆エクスプローラー!」(クロシェット)のみでした。「明るい学園もの」を実現するため、「スズノネセブン!」では慎重に除かれていた「魔法的な力のある世界の暗黒面」が、この作品では敢えて中心に据えられています。それでも、クロシェット作品を特徴付ける「その場に加わりたくなる魅力的な世界」は健在で、楽しさのあまり読みふけり、気付いたら朝だったということが何度もありました。
少なくない費用と時間をかけ、長年にわたってゲームをプレイし続けているのは、こうしたユーザー体験がモチベーションを高めてくれるからこそ。2012年もきっと素敵な作品に出会えると期待しています。
サハロフ(佐藤純一)